WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

デジタル世界の宝石をマイニング、WebXでコロプラ子会社「Brilliantcrypto」がゲーム発表 名門クラブ「パリ・サンジェルマンFC」と提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Brilliantcrypto発表会

コロプラの100%子会社でブロックチェーンゲームを手掛ける株式会社Brilliantcryptoが、同名の新作ゲーム『Brilliantcrypto』をWebXの舞台で発表した。

ユーザーはゲーム内マーケットで専用の“ツルハシ”を購入し、探知機やライト、はしごや爆弾などのアイテムを駆使しながら鉱山のなかを掘り進めることで、独自トークンと交換可能な「輝石」やNFT(非代替性トークン)の「宝石(原石)」を採掘することができる。

“ツルハシ”は、初心者でも参加しやすいようスカラーシップで借り受けることも可能になるという。

採掘によって獲得できるデジタル世界の宝石は、ダイヤモンド、レッドスピネル、アクアマリンなど複数の種類が存在し、“大きさ”を示すカラット数や“透明度”を示すクオリティ等によって希少性が変わる。

希少性の高い宝石は高値で売買されることになりそうだ。

宝石のカッティング工房で加工すれば、装飾品として利用できるようになり、ゆくゆくはさまざまなメタバースの世界にコンバート可能になる。

今回WebXに登壇したスピーカーは、親会社のコロプラ創業者であり、Brilliantcryptoの最高経営責任者である馬場 功淳氏。大きな発表とあってやや緊張した面持ちで熱弁をふるった。

会場の日本ステージには数多くのメディアが集結するなど注目度の高さを伺わせた。

今月20日には、国内大手暗号資産交換業者コインチェックとIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)に向けた契約を締結したばかり。国内大手取引所コインチェックのIEO案件は、21年7月のパレットトークン(PLT)、23年3月のフィナンシェトークン(FNCT)に続いて3例目とあって、トークン価格への注目度も非常に高いものとなりそうだ。

関連:コロプラグループのBCG開発会社Brilliantcrypto、コインチェックとIEO契約を締結

馬場功淳CEOは冒頭、既存ブロックチェーンゲームの課題である「持続可能なPlay to Earn(遊んで稼ぐ)」仕組みについて解決方法を模索した際、ビットコイン(BTC)のコンセンサスアルゴリズムから着想を得た『Proof of Gaming』を発案したと言及した。

Proof of Gaming とは

Proof of Gaming(PoG)とは、ビットコインのコンセンサスアルゴリズムである「Proof of Work(PoW)」をゲームに置き換えたモデルのことだ。

ビットコインは、世界中のマイナー(採掘者)が膨大なハッシュ計算をすることでマイニング競争が行われ、その価値が証明される。その希少性から金(ゴールド)に準えた“デジタル・ゴールド”と呼称されることもある。

それと同様に、「Brilliantcrypto」の宝石は、世界中の人々がゲームをプレイすることでマイニングが行われ、デジタル世界において宝石の価値が証明される。

市場規模を拡大とともに指数関数的に高騰してきたビットコインのマイニング(採掘)競争は今や熾烈を極め、現在では最先端のマシンで膨大なハッシュ計算をしなければならず、個人では到底太刀打ちできない状況にあるが、馬場CEOは10年ほど前の黎明期に個人マイニングに挑戦し、画期的な仕組みに感動を覚えたという。

「今やプロ(業者)以外立ち入れない世界になってしまった」と一抹の寂しさも覚えるとし、「ゲームに置き換えれば、個人がずっと楽しくゲームできるのではないか?」と考えるに至った。

世の中に存在する本物志向のブランドをメタバースに持ち込みたいという一定のニーズはあるが、宝石や貴金属は、服や鞄や時計のようなブランド(権利元)がない。なぜなら、人類の誕生前から鉱物として世界中に眠っていたからだ。

その点を踏まえ、デジタルデータのさまざまな宝石の価値が保障されるような画期的なサービスを作りたい。ゲームとAI(人工知能)の力で実現したいとの想いを強くしていった。

『Proof of Gaming』の仕組みを考案するにあたり、重視したのは下記の4点だ。

  1. 事前に結果を予測できない(どの鉱山から宝石が発掘されるか)
  2. 公開されたロジックで結果を再現可能
  3. 開発者であっても宝石を生成できない
  4. AIによる非中央主権

ブロックチェーンのデータを使うことによって透明性と信頼性を担保するため、宝石生成ロジックのコードは一般公開され、誰でも結果の検証が行えるようになる。

その一環として、AI(人工知能)の技術も活用する。

  1. AIによる非中央集権的ゲーム運用
  2. 大規模言語モデルを用いた“歴史”の生成
  3. 機械学習により洗練された不正検知

馬場CEOは、「ビットコインのハッシュ計算は、人類の歴史において最も計算にパワーを使ったデータであり、この仕組みを用いたブロックチェーンゲームには、エモさを感じる」と表現するなど、ビットコインへの愛着を伺わせた。

また、近年ではブロックチェーン技術や仮想通貨を組み合わせて、ゲームで遊びながらお金を稼ぐ「Play to Earn(P2E)」が世界的に注目を集める一方、先行者が利益を得やすい仕組みだったり、トークン経済圏のバブル崩壊でユーザーの離脱を招くなど「持続可能性」の課題が指摘される。

そういった点において、「Proof of Gaming」のモデルは、ゲームのプレイによって宝石の価値を証明することで他人の価値を創出することで、持続可能な「Play to Earn」が実現できると考えているとした。

パリ・サンジェルマンFCと提携

Brilliantcryptoは、世界的な知名度・信頼度向上のため、名門サッカークラブ「パリ・サンジェルマンFC」との提携を発表した。

馬場CEOはアルファテストで苦労した点として、コロプラの知名度で日本のユーザーはすぐ集まるが、認知度の足りないアフリカや東南アジアでは協力するテスター集めに言及。リオネル・メッシやネイマール、キリアン・エムバペらスター選手が所属するだけあって、若者への訴求力強化に期待感を示した。

WebXのステージには、パリサンジェルマンのマネージングディレクターを務めるセバスチャン氏と、カメルーン代表でパリサンジェルマン所属経験のあるパトリック・エムボマ氏がゲストして登壇。

パリサンジェルマンは、サッカーゲームの「FIFA」に限らず、esports市場でもサッカークラブとしては先駆者であると自認しており、プロモーションを強化する中で互いの利益が一致したと述べた。

馬場CEOはクローズドで行ったアルファテスト結果について、「これまでゲームを100くらい作ってきたが、アルファテストの段階でここまで高評価されたことはない」と確かな手応えを示した。

コラプラは、オリジナルIPの『白猫プロジェクト』や『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』、スクウェア・エニックスのIP『ドラゴンクエストウォーク』の共同開発などで知られる。

Brilliantcryptoのゲームのローンチ時期は、2024年2月頃を目指しており、まずは“フェーズ1”のマイニングシステムをリリースしたいと言及した。フェーズ2では、ジュエリーの加工などデザインが可能となり、NFTの原石を集めてNFTの宝石を生成したり出来るようになる。

フェーズ3では、加工されたジュエリーをアクセサリーとして身につけたアバターが仮想空間を闊歩するイメージ映像を共有している。その時流行っているメタバースにコンバート(転送)出来るようになる予定だという。

brilliantcrypto公式サイト

ゲームのエコシステムが一通り完成する“マスタープラン”は、5〜10年間かかるかもしれないと述べており、コロプラ創業者によるゲーム開発の集大成であることを示唆した。

クローズドベータテスト

一般ユーザー向けのクローズドベータテストの募集も始まっており、提携先との豪華なクリア報酬も用意された。

・募集期間:2023年7月25日(火)14:00〜2023年8月8日(火)14:59

・募集人数:少数で実施予定

・開催期間

 第1回:2023年8月15日(火)15:00〜2023年8月22日(火)14:59

 第2回:2023年9月12日(火)15:00〜2023年9月19日(火)14:59

 第3回:2023年10月10日(火)15:00〜2023年10月17日(火)14:59

・クリア報酬①:5000円相当のイーサリアム(ETH)

・クリア報酬②:抽選で、欧州No.1を決める大会のパリ・サンジェルマンのホーム戦観戦ペアチケット(航空券付き)6組様にプレゼント

詳細は、Brilliantcrypto公式サイトまで

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 日曜日
11:30
ビットコイン雇用統計下振れで持ち直し、FOMC議事録と中東情勢が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は950万円割れを試す場面もあったが、米雇用統計の下振れを受けたドル安・金利低下を追い風に1000万円近辺まで持ち直した。FOMC議事録の公表と米・イラン協議の動向が相場の方向感を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/3)|ストラテジーの財務・メタプラネットのBTC購入・BTCとETHの相場分析まとめ
今週は、ストラテジーの優先株の財務安定策、メタプラネットの仮想通貨ビットコイン買い増し、シティグループによるビットコインとイーサリアムの相場分析に関する記事が関心を集めた。
07/04 土曜日
14:00
欧州フィンテック大手レボリュート、MiCA遵守でUSDT取扱いを8月末終了予定
欧州最大のフィンテック企業レボリュートが8月31日にUSDT(テザー)のサポートを終了すると発表した。EUのMiCA規制に対応するため7月30日から新規入金を停止し、期日後の残高は法定通貨に自動換算される。
13:35
ウクライナ当局、詐欺の仮想通貨両替ネットワークを摘発 7000万円以上押収
ウクライナ当局は、仮想通貨の両替を装った詐欺網を摘発したと発表。40件超の家宅捜索で現金7,000万円相当を押収した。同国における仮想通貨規制の議論動向も併せて紹介する。
12:00
「ビットコイン保有企業」の先へ リミックスポイントのディープテック戦略
WebX 2026のプラチナスポンサーとして参画するリミックスポイント。ビットコイン保有のイメージを超え、ディープテック特化メディア「DEEP POINT.」を軸とした新たな成長戦略を、代表の原田浩志氏が語る。
10:30
トロン、量子コンピュータ耐性署名をテストネットで試験導入
仮想通貨トロンのDAOが、テストネットで耐量子(PQ)署名の試験運用を開始したと発表。将来の量子コンピュータによる暗号解読リスクに備える取り組みだ。
09:50
ジーキャッシュ『Ironwood』アップグレード、延期含む3案をシールデッドラボが提示
ジーキャッシュ開発組織シールデッドラボの事務局長が、IronwoodアップグレードとZ3スタック移行の同時完了は困難との見解を示し、延期を含む3つのリスク低減策を検討する価値があると提言。
07:30
ストライプ傘下のブリッジ、EUでMiCAとEMIの認可取得
ストライプ傘下のブリッジは、仮想通貨のEU規制MiCAと電子マネー機関のライセンスを取得したと発表。ステーブルコインサービスを拡大すると説明している。
07:05
全米郡保安官協会、クラリティー法への立場を懸念から中立に転換
米国の主要郡保安官団体であるMCSAが仮想通貨市場構造法「クラリティー法」への立場を懸念表明から中立へ転換した。問題の第604条を巡る政権との協議進展が背景にある。
06:20
ビットコイン現物ETFに10日ぶり純流入、米雇用統計下振れ受け利上げ観測後退
6月の米非農業部門雇用者数が予想の約半分となる5.7万人増にとどまり、FRB議長が利上げリスクの低下を示唆。リスク資産への圧力が和らぎ、米ビットコイン現物ETFは10日ぶりに純流入へ転じて2億ドル以上を記録した。
05:45
米上院議員、大統領含む公職者のミームコイン発行禁止法案を改めて推進
米民主党のキルステン・ジリブランド上院議員は3日、トランプ大統領の2025年最大収入源がミームコインと判明したことを受け、公職者とその配偶者による仮想通貨発行禁止法案の成立を改めて議会に求めた。
05:00
サムスン電子など韓国複数社、OUSDのパートナー無断掲載に異議
ドルステーブルコインOUSDのコンソーシアムにパートナーとして名前が掲載されたサムスン電子や新韓フィナンシャルグループなど韓国企業の多くが、正式な合意なしに掲載されたと表明し困惑していると報じられた。
07/03 金曜日
18:07
カルシ予測市場に絡む楽曲操作、スポティファイが50万配信削除
スポティファイは、予測市場カルシでの賭けに絡み楽曲チャートが不正操作された疑いを確認し、約50万回の配信を削除。カルシとポリマーケットにロゴ削除を要求した経緯と、業界で相次ぐ予測市場操作リスクの背景を解説する。
17:10
ビットコイン、長期支持線に接近 フィデリティ幹部が底打ち慎重視
フィデリティでグローバルマクロを統括するジュリアン・ティマー氏は、ビットコインが長期パワーロー支持線(5万8237ドル)に接近していると指摘。反発の材料が乏しく、目先の底打ち判断には慎重な姿勢を示した。
14:47
ビットコイン現物ETF、純流入2.22億ドル 10日連続流出から転換
ビットコイン現物ETFの資金フローが2026年7月2日、10営業日ぶりに純流入へ転換した。SoSoValueのデータによると、フィデリティのFBTCが主導し、ETF資産残高は743億ドル、累計純流入額は510億ドルに達している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧