はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

再生可能エネルギー関連企業Entheos、セキュリティトークン発行へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

証券トークン化でPlural Energyと提携

再生可能エネルギーのストレージソリューションを提供するEntheosは、再生可能エネルギーのトークン化プラットフォームPlural Energyと提携すると発表した。Blockworksが1日に報じた。

投資家はPlural Energyのトークン化プラットフォームを通じて、Entheosの規制に準拠したセキュリティトークンを購入できるようになる。

セキュリティトークンとは

セキュリティトークンは、「有価証券をトークン化してブロックチェーン上でやり取りするもの」である。

有価証券は保有している資産を証明するものでなければならず、その価値が法定通貨などで担保されることに基づき、セキュリティトークンとは「ブロックチェーン上で管理する、株式や債権など」と言い換えられる。

▶️仮想通貨用語集

Plural Energyとは

Plural Energyは、DeFi(分散型金融)とブロックチェーン技術を利用して、再生可能エネルギー企業の資金調達を円滑化するプラットフォームである。

同社は、「再生可能エネルギー業界では、大規模な資本や銀行とのコネクションを持たない中小規模の場合、資金調達が困難という課題があった」と指摘。Plural Energyのプラットフォームで、セキュリティトークンを発行することで、企業は円滑に資金を集めることができるようになると説明している。

セキュリティトークンの形で発行することにより、投資家も太陽光発電、風力発電、蓄電池など再生可能エネルギーに、約1,500円(10ドル)から出資することが可能だ。

Plural Energy上の資産はEVM(イーサリアム仮想マシン)と互換性があり、DeFiエコシステムに組み込めるようになっている。

EVM(イーサリアム仮想マシン)とは

スマートコントラクトを実行するための「翻訳機」として機能する。イーサリアムクライアントのネットワークに保持されるステートマシン(入力条件と現在の状態によって次の状態が決まる論理回路)であり、ブロック生成の度にトランザクションやスマートコントラクトを実行してネットワークの状態を計算する役割を担う。

▶️仮想通貨用語集

Plural EnergyのAdam Silver CEOは、セキュリティトークンを購入した投資家は、その資産のパフォーマンスを追跡することもできると説明した。

ブロックチェーンにより業界に関するデータを投資家に提供することで、投資決定にも役立ててもらうことができるとしている。

例えば、投資家は特定のセキュリティトークンに関して、エネルギー生産、生産タイムスタンプ、エネルギーの販売価格などのデータを確認することが可能になる。

再生可能エネルギーを促進するEntheos

Entheosは、環境条件に合わせてバッテリーをコントロールするソリューションを提供する企業だ。MakerDAOのプロジェクトにも貢献していたTeej Ragsdale氏らによって共同設立された。Ragsdale氏は、事業について次のように述べている。

従来のバッテリーは投資家にとってあまり優れた資産ではなかった。当社はデータを監視し、より動的な方法でバッテリーを制御することで、バッテリーをより魅力的なものにしている。

当社は、天候や価格条件を監視し、電力価格などが低い場合はバッテリーを満充電し、電力価格などが高い場合は放電することができるような、スマートなソフトウェアを開発している。

Entheosは、こうしたエネルギー効率の高いシステムを提供することで、世界中の企業や地域が安価で信頼性の高いエネルギーにアクセスできるようにすることを目標としている。そのことにより、バッテリーが重要な役割を果たす再生可能エネルギーも促進していくとしている。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:45
「サトシ」か「ビット」か? ビットコイン価格高騰で基本単位論争が再燃
ビットコインの価格高騰に伴い、コミュニティではその基本単位「サトシ」変更の議論が白熱している。サトシを廃止すべきというビットコイン改善提案177にジャック・ドーシー氏が支持を表明する一方で、反対意見も多く論じられている。
14:00
ブラックロック「BUIDL」で利回り増やす取引戦略 BounceBitが実証試験
BounceBitがブラックロックのトークン化米国債「BUIDL」を担保に利用して、年利20%を実現した取引戦略を公開した。ステーブルコインを担保とするよりも利点があるとしている。
13:10
個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは
仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が新L1スケーリング計画を発表。個人のノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」でガスリミットを10~100倍に拡張する革新的アプローチを提案。
12:35
米上院、ステーブルコイン規制『GENIUS法案』の審議進行可決
米上院が仮想通貨ステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」の審議を66対32で可決。消費者保護や倫理規定を強化した修正案で超党派合意が進展。
11:59
ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心
過去最高値の更新まで目前のビットコインは米国債格下げなど不透明感のある中、下髭形成し押し目買い意欲の強さを示した。50日・200日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫る中、イーサリアムには機関投資家の資金が集まり、CMEグループのXRP先物は初日に1,560万ドルの取引高を記録した。
11:20
SEC新委員長、仮想通貨規制を全面見直し
SEC新委員長ポール・アトキンス氏が仮想通貨規制の抜本的見直しを表明。前政権の執行措置を批判し、発行・保管・取引の3分野で明確なガイドライン策定へ。
10:35
リップル社、UAEの金融企業2社と提携
リップル社は、UAEのZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表。両社はリップルペイメントを使用すると説明しており、中東市場の事業を強化していく。
10:05
ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ
ソラナ開発スタジオAnzaが新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」を発表した。処理時間を理論的に約150ミリ秒まで短縮し、Web2と競合できる高速処理を実現するとしている。
08:45
ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により"安全資産"化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。
08:02
ステーブルコイン大手サークル、コインベースとリップルから買収アプローチ=報道
USDC発行元のサークル社が50億ドル以上の企業価値での買収提案を複数社から受けている。リップルとコインベースからアプローチされ、IPO計画と並行して検討中か。
07:45
過去最高515億円含み益達成、エルサルバドルのビットコイン投資
エルサルバドルが保有するビットコインが515億円の含み益を達成。国際通貨基金との合意に反してビットコイン蓄積を継続中。
07:25
コインベース顧客情報流出事件、米司法省が捜査開始=報道
米司法省が仮想通貨取引所コインベースの顧客データ流出事件について刑事捜査を開始。インド拠点従業員への贈賄による情報漏洩で、ハッカーが2000万ドルの身代金を要求していた。
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。
06:05
SEC、ソラナ現物ETFへの決定を延期 21SharesとBitwiseが対象
米証券取引委員会が21SharesとBitwiseのソラナETF提案について決定期限を延期し、パブリックコメントを求めると発表。Canary、VanEckも含む複数企業が仮想通貨ETF承認を競う中、SECの審査が本格化へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧