CoinPostで今最も読まれています

ポリゴン共同創設者が新事業を開始 一線を退きAI関連企業を創設か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ポリゴンへの貢献は継続

暗号資産(仮想通貨)ポリゴン(MATIC)の共同創設者Jaynti Kanani氏は4日、ポリゴンの日常的な業務から退くことを約6カ月前に決断したと公表した。

ポリゴンが発展していくことは確信していると述べ、今後は新しい事業に集中していくと説明。一方で、一線から退いた後もポリゴンに貢献はしていくとした。

ポリゴンとは

イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題に取り組むプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」など複数のソリューションを開発し、大手企業らに採用される事例が続いている。

▶️仮想通貨用語集

関連ポケモンカードをNFTに、Courtyardがポリゴンでデジタル収集品市場をスタート

Kanani氏らがポリゴンを創設したのは2017年。もともとは「Matic Network」という名称だったが、途中でポリゴンにリブランディングした。

ポリゴンの公式サイトには、共同創設者としてKanani氏の名前が現在でも残されている。一方で、ビジネス向けSNS「LinkedIn」によると、ポリゴンでフルタイムで勤務していたのは2023年3月まで。その後は「Morphic」と「Mozak」という企業を創設し、現在は両社のCEOを務めていると書いてある。

両社の詳細は明確ではないが、MorphicのCTO(最高技術責任者)であるというAbhinav Vishwa氏のLinkedInを見ると、生成AI(人工知能)関連の事業を行う模様。Vishwa氏はポリゴンでエンジニア部門のディレクターを務めていたと記載がある。

Kanani氏の今回の報告に対し、ポリゴンの共同創設者の一人であるSandeep Nailwal氏は「ポリゴンはまだ始まったばかり。これからはやりたいことに取り組めばよいが、ポリゴンも一緒に発展させていこう。どこに所属しているかは重要ではない」とコメントした。

共同創設者の独立事例

ポリゴンは現在、仮想通貨のMATICを「POL」に置き換えようとするなど、新たな開発計画「Polygon 2.0」を進めている。先月には実際に改善提案(PIPs:Polygon Improvement Proposals)がリリースされ、開発計画が本格的に始まった。

関連仮想通貨MATICをPOLにアップグレードする提案公開 Polygon 2.0を本格開始へ

Polygon 2.0を進める前の今年3月には、カスタマイズ可能なブロックチェーンを提供するプロジェクト「Avail」をポリゴンから独立させることを発表。ポリゴンの共同創設者でAvailの開発を主導してきたAnurag Arjun氏がポリゴンを離れ、独立した自己資金プロジェクトとしてAvailを続けるとした。

ポリゴンは当時、Availの独立は、ポリゴンとAvailの双方にとって利点があると主張。独立することで、様々なWeb3プロジェクトにスケーラビリティをもたらすブロックチェーンアーキテクチャを市場に投入する上で、より良い立場をとることができると説明した。

関連ポリゴンのモジュール型ブロックチェーンAvail、独立へ

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/04 月曜日
12:18
中国外相、ブロックチェーンやAI(人工知能)領域で日中韓協力を呼びかけ
中国の王毅外相は、日中韓外相会議で、ブロックチェーンや人工知能(AI)など最先端テクノロジー分野での三国の協力を呼びかけた。
11:41
ビットコイン1年半ぶり4万ドル水準へ、株式市場では「仮想通貨関連銘柄」が全面高に
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインETF(上場投資信託)の上場承認期待やFRBの利上げ終了観測が強まったことで、BTCは4万ドルの節目を1年半ぶりに上回った。米国株ではコインベース株が大幅上昇しているほか、マネックスやセレス株など関連銘柄に資金が集まった。
12/03 日曜日
11:30
米経済減速続けばビットコイン上抜けは時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
3.8万ドル付近を底堅く推移する今週のビットコインチャートを図解。国内大手取引所bitbankのアナリストが今後の展望を読み解く。オンチェーンデータも掲載。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|マイクロストラテジーのBTC買い増しに高い関心
今週は、マイクロストラテジーが仮想通貨ビットコインを買い増ししたニュースや、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏がビットコインなどの資産への投資を推奨していることを書いた記事が関心を集めている。
12/02 土曜日
16:25
エルサルバドルのブケレ大統領、2024年再選を見据え職務離脱へ
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン支持者で知られる、エルサルバドルのナイブ・ブケレ大統領が総選挙キャンペーンのため職を離れる。再選を目指す中で、国内政治のチェック・アンド・バランスの弱体化と、国際関係への影響を探る。
14:00
2024年に半減期を迎えるビットコインは約1800万円到達、Matrixport分析
Matrixportによる暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格予測を深掘り。2024年に1835万円到達の可能性、歴史的なデータ分析、マクロ経済要因と地政学的影響を詳細に解説。ビットコイン投資の未来を探る。
13:00
米サークル社、「テロ資金調達への関与はない」
ステーブルコイン「USDC」を提供するサークル社は、公開書簡を米議員らに提出。テロ資金など不正金融への関与はないと強調した。
12:00
イーサリアム運用で高利回りを実現、Cegaのデュアルカレンシー戦略とは?
セガ・ファイナンスが新しいオプション戦略「デュアルカレンシー」を発表。暗号資産(仮想通貨)イーサリアム、stETH、USDCホルダーに向けて、年利22%以上の収益を提供。この戦略は、リスクを最小限に抑えつつ、市場での高い固定利回りを実現する。
10:45
コインベースCEOがBaseトークン発行を否定 ソラナなどの統合計画も
米仮想通貨取引所コインベースのCEOは、イーサリアムL2「Base」に関する展望について話した。独自トークンや取引高速化について説明している。
09:55
コインベース・マイニング株大幅高、ビットコイン年初来高値更新|2日金融短観
本日のNYダウは+294.6ドルと続伸し、債券市場は反発した。この日にパウエル連邦準備制度理事会議長の発言からトーンダウンが示唆され2024年にFRBが利下げに動くとの観測がますます広がった格好だ。
08:30
Starknet独自通貨の無料配布、スナップショット実施済み
仮想通貨イーサリアムのL2「Starknet」は今週SNSで出回っていたSTRKトークンのエアドロップのスクリーンショットの真贋を確認し権利獲得にあたるスナップショットはすでに実施されたことを明かした。
07:20
ビットコイン価格は24年に上昇加速か=グレースケールレポート
仮想通貨運用会社グレースケールは、2023年11月版の市況レポートを公開。2024年は複数の条件が重なることによって、ビットコインの価格に上昇圧力がかかる可能性があるとの見解を示している。
06:50
ビットコインETFの上場申請めぐり今週3社目のSEC面談、専門家が承認楽観視
米SECは、GBTCから現物型ビットコインETFへの転換申請について、今週29日に申請側のグレースケール(2度目)と会議を行ったことが判明した。仮想通貨ビットコインは年初来高値を更新した。
06:00
ソラナDEX「Jupiter」、仮想通貨JUP無料配布の事前確認ページ公開
ソラナ基盤の分散型取引所アグリゲーター「Jupiter Exchange」は独自トークン「JUP」の無料配布(エアドロップ)計画について、事前確認の公式ページを公開した。
12/01 金曜日
17:41
「暗号資産の投資状況と確定申告」に関する調査、年内取引で約7割が利益
Aerial Partnersが2023年の暗号資産取引調査結果を公開。ビットコインなどの現物取引だけでなく、PoS銘柄のステーキング利用度が高まりつつあり、利益を出している投資家増加に伴い「確定申告」の必要性も上がっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア