はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨MATICをPOLにアップグレードする提案公開 Polygon 2.0を本格開始へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨MATICをPOLへ

ポリゴン(MATIC)の開発チーム「Polygon Labs」は14日、新たな開発計画「Polygon 2.0」を本格的に開始することを発表した。

まずは3つの改善提案(PIPs:Polygon Improvement Proposals)をリリース。今回の提案の主な目的は、MATICトークンをPOL(Polygon Ecosystem Token)トークンに置き換えることで、コミュニティの承認が得られれば、今年の4Q(10月から12月)にも提案の実行を開始すると説明している。

ポリゴンとは

イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題に取り組むプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」など複数のソリューションを開発し、大手企業らに採用される事例が続いている。

▶️仮想通貨用語集

関連トヨタGRカップ、ポリゴン(MATIC)でデジタル・トロフィー授与へ

Polygon Labsは今年6月、Polygon 2.0の計画を発表した。その後、大きく分けて4つのアップグレード計画を公表。MATICをPOLに置き換える計画は7月に、3つ目のアップグレードとして発表していた。この時は計画の概要だけを発表していたが、今回は実際にPIPとして提案を行っている。

関連新たな開発計画「Polygon 2.0」を発表、ZK技術活用のレイヤー2ネットワーク

今回の提案の内容は以下の通り(掲載順)。

  • PIP-18:Polygon 2.0の最初の計画(Phase 0)の詳細
  • PIP-17:POLの詳細
  • PIP-19:Polygon PoSチェーンのネイティブ通貨をPOLにする計画

細かく見ると、17や19の提案は18に含まれ、Phase 0でPOLトークンへの置き換えを始めることを計画している。そして、18に書かれている内容は個別にPIPとして、これからも提案していくとした。

また、Phase 0ではエンドユーザーや、Polygon PoSとPolygon zkEVMの2つのチェーンの既存の開発者は何も行う必要はないと説明。Phase 0は以下の4つに特化してアップグレードしていく計画で、必ずしも全てを同時に行うわけではないと述べている。

  1. POLへのアップグレードを開始
  2. Polygon PoSチェーンのネイティブガス通貨をPOLへ変更
  3. Polygon PoSチェーンのステーキング通貨をPOLへ変更
  4. ステーキングレイヤーをローンチ

出典:ポリゴン

Polygon Labsは、Polygon 2.0の中核は「コミュニティをサポートすること」だと説明。開発者やクリエイターなど全てのエコシステム参加者をサポートしていくことを意図しているため、提案についてフォーラムで議論を行うように促している。

POLについて

MATICは日本の取引所にも上場している銘柄で、ネイティブ通貨が置き換わることに対する投資家の関心は高い。

POLはPolygon 2.0のネイティブ通貨として機能。イーサリアムをインターネットのレベルまで拡張させるために、ゼロ知識証明を活用したL2チェーン群のエコシステムを支えることができる「次世代のトークン」であると説明している。

MATICとは1:1の割合で置き換えられ、初回の供給量は10億POL。その後は年2%が新たに放出され、ステーカーとコミュニティの財源に平等に分配されていくとした。

関連ポリゴン、仮想通貨「MATIC」を「POL」にアップグレードする提案を発表

Astar zkEVM発表も

13日には、Polygon Labsは日本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkを開発するステイクテクノロジーズと協業し、イーサリアム(ETH)のレイヤー2「Astar zkEVM Powered by Polygon」を共同開発することを発表した。

関連イーサリアムの新レイヤー2『Astar zkEVM』発表、Polygonと協業へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
19:30
ビットコインで利回りを狙う|Lombard(ロンバード)・LBTCの始め方
Lombardを通じてビットコインを利回り資産として活用する方法を解説。LBTCの仕組みや始め方に加え、注意点やリスクも整理しました。
19:11
USDHがハイパーリキッドの成長を加速させる理由
USDHはなぜハイパーリキッドを強化するのか?仕組みから収益循環、HYPEへの影響までわかりやすく解説します。
17:14
ハイパーリキッド「Hypurr NFT」エアドロに高い関心、初動のフロアプライス1000万円弱に
暗号資産(仮想通貨)HYPEを発行する分散型取引所ハイパーリキッドのNFTコレクション「Hypurr」が配布され、フロア価格800万円、24時間取引高105億円を記録した。特に希少NFTは最高7000万円で落札するなど反響を呼んだ
16:34
マーチャント・バンカーズ、ビットコイン購入 不動産の暗号資産決済に本格参入
マーチャント・バンカーズが3億円分のビットコインを購入し、FINX JCryptoと協業。不動産決済サービスや暗号資産事業強化へ動き出す。
16:25
ネイルサロン運営コンヴァノ、ビットコイン取得額が累計104億円に
東証グロース上場のコンヴァノが約15億円相当のビットコインを追加購入し、累計取得額が104億円に到達。同社は2027年3月末までに21,000BTC保有を目指している。
15:08
金融審議会が「第3回暗号資産WG会合」開催、上場審査プロセスにも言及
金融審議会が暗号資産の金商法一本化を検討。インサイダー取引規制と情報開示義務を導入し、投資家保護を強化する方針。JVCEAの審査実績や委員からの懸念も明らかに。
13:40
NYDIG、仮想通貨トレジャリー企業の評価指標「mNAV」を批判 ”不正確で誤解招く”
NYDIGは最新レポートで、仮想通貨トレジャリー企業の評価に使われるmNAV指標を強く批判した。不正確で投資家を誤解させる可能性があると指摘し、「業界から削除すべき」と主張した。
13:15
仮想通貨ファンドから1200億円流出 FRB利下げ観測後退受け=CoinShares
CoinSharesが先週、仮想通貨投資商品から約8億ドルが流出したと報告した。ビットコインとイーサリアムから流出し、ソラナとXRPでは流入が続いた。
11:51
米政府閉鎖危機に警戒感募る中ビットコイン反発、SECの新基準はアルトコインETFに追い風
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+2.56%の1BTC=114,666ドルと反発した。 デリバティブ市場では、3億3000万ドル以上の…
11:30
バイナンス、企業向けインフラソリューションをローンチへ
仮想通貨取引所バイナンスは、従来の金融企業向けにインフラソリューション「Crypto-as-a-Service(CaaS)」をローンチすると発表。ローンチの背景や内容を説明した。
11:05
仮想通貨購入発表で株価22倍暴騰のQMMM、米SECが株取引を停止
米SECがデジタル広告企業QMMMホールディングスの株式取引を強制停止した。仮想通貨購入計画発表後に株価が暴騰し、SNSを通じた価格操作の疑いが指摘されている。
10:50
急成長の分散型取引所Aster、トークンの分割エアドロップを検討 CZとの関係性も明らかに
分散型デリバティブ取引所Asterが独自仮想通貨ASTERのベスティング方式エアドロップを検討している。Asterは前バイナンスCEOであるCZ氏の支持も背景に躍進している。
10:15
ビットコイン急騰、米政府閉鎖リスクで「無国籍資産」への逃避資金流入|仮想NISHI
仮想通貨ビットコイン市場は28日から30日朝にかけて急騰した。BTCは法定通貨や国家に依存しない無国籍資産であり、政府機能や金融システムが不安定化する局面において上昇する傾向を持つ。
09:55
ブルームバーグETF専門家予測、SEC包括基準でアルトコインETF承認確率「ほぼ100%」に
米SECが仮想通貨ETFの包括的上場基準を承認し、原則上個別審査が不要となった。ブルームバーグのETFアナリストは承認確率が事実上100%と予測している。
08:30
12年間休眠のビットコインウォレットが活動再開、65億円相当BTCを移動
12年間休眠していたビットコインウォレットが29日に400BTCを移動したとアーカム・インテリジェンスが報告した。2013年11月以来初めての取引で、当時の取得価格から約16000%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧