ジェネシスNFTの最終販売
クシム(Kushim)の子会社でWeb3技術事業を展開するチューリンガムは27日、ブロックチェーンゲーム「SNPIT(スナップイット)」のジェネシスNFTの最終パブリックセールを実施すると発表した。
2023年末に正式リリース予定の「SNPIT」は、「Snap to Earn(撮影して稼ぐ)」という独自の機能を持ち、スマートフォンのカメラを活用してプレイヤーが利益を得ることができる。この新しいゲーム方式は、ゲームと金融の組み合わせであるGame-Fiのエコシステムを目指しており、ストラテジックアドバイザーとして有名プロデューサー、秋元康氏が就任して話題となっている。
ジェネシスNFTは、プロジェクトにおいて初期に配布される特別なNFTとなる。10月12日(木)から15日(日)の先行セールは1人あたりの上限付きで行われ、1,000個の中から891個が、99人の参加者に購入された。
今回の公開セールでの価格は、150 MATIC(約14,000円)と設定され、売り切れ次第終了する。公式からのジェネシスNFTの販売はこの回が最後となる予定で、今後は個人間取引のみでの入手となる。
関連:スマホカメラでSnap to Earn可能なBCG「SNPIT」、秋元康氏がアドバイザーに就任
国内外でユーザー獲得を進める
チューリンガムは、Web3技術の分野で国内有数の実績を持つ企業。「SNPIT」の開発に関しては、ギグワークスの子会社でスマホカメラアプリ開発を手がける株式会社GALLUSYSと協業している。また、ドバイを拠点とするZEAL NOVA DMCC(代表:水谷友絵)がパブリッシングを担当する。
最近、ドバイで行われた中東・アフリカの大規模なIT展示会「GITEX」で、「SNPIT」はスタートアップ専用のイベント「Expand North Star 2023」に出展。UAEのウマル・ビン・スルターン・ウラマーAI国務大臣が訪れ、その機能や収益化の方法、アクティブユーザー数などに興味を示したという。
「SNPIT」は、Web3の大衆化を目指しており、日本だけでなく、トルコやインドネシアなどの国々でのユーザーの増加を実感しているとリリースで強調した。
関連:ブロックチェーンゲームの稼ぎ方「Play to earn(P2E)編」|廃猫