はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米規制当局CFTC委員長、仮想通貨の長期的な可能性を強調

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CFTC委員長が仮想通貨の将来性を評価
クリプトの父の愛称で親しまれるGiancarlo氏がCNBC「FastMoney」に登場し、仮想通貨やビットコインの現状について説明し、長期的な可能性に期待を示した。
仮想通貨の具体的な使用例
ビットコインが必要を満たせる国々としてベネズエラなど、自国の法定通貨が機能しない国では利便性があるとGiancarlo氏は述べました。

CFTC委員長が見る仮想通貨の未来

CNBCの経済番組、「Fast Money」内でアメリカ政府の商品先物取引委員会(CFTC)の委員長であり、「クリプトの父」(Crypto Dad)の愛称で仮想通貨コミュニティーから親しまれているChristopher Giancarlo氏が登壇、仮想通貨やビットコインについて言及した。

英語の発表内容はこちらから。

インタビュー内容

ビットコインはコモディティ(商品)だが、どのように規制していく方針か。

Christopher Giancarlo氏

詐欺と相場操縦対策に注力している。先週ボストンの連邦裁判所から詐欺や相場操縦を起訴する権限を与えられた。

アメリカでは度々ビットコイン支持層が仮想通貨の規制を押している。早急に規制しないと海外へ行ってしまう懸念は。

覚えていなければならないのは、ビットコイン先物はアメリカで初めて開始されたことだ。

アメリカは現在、複数の分野で世界を牽引しているが、ある面においてはインターネットの黎明期と同様、慎重なアプローチで対応しなければならない。

頻繁にCFTCとSECの違いに聞かれる。CTFCはコモディティ(商品)を規制してSECは有価証券を規制しているが、なぜビットコインETFはビットコイン先物のようにスムーズに行かないのか。

SEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)は両方とも1930年代に設立された為、30歳のソフトウェアで現代に追いつこうとしていると比喩できるが、そのような中で新しい技術に順応した新しい法令を立てようとしている。

両機関の違いだが、基本的に証券取引委員会は資本形成市場の主に小口金融市場に焦点を置いているのに対し、商品先物取引委員会はデリバティブを筆頭としたリスク移転市場と機関投資家の取引に焦点を置いている。

その為、異なるアプローチや考え方で仮想通貨に対して向き合っていると言える。

仮想通貨、特にビットコイン市場は今後どこへ行く。

(長期的には)仮想通貨は定着するし、将来性があると思う。ドルや主要な法定通貨と対等するかは分からないが、世界には法定通貨が機能せず、利便性のある通貨を欲している人々がたくさんいる。

実際、世界140カ国がある中で、その2分の3以上の法定通貨は紙幣のコストにも満たないのではないだろうか。

そのような国では、ビットコイン、または他のアルトコインが課題を解決してくれるのでは。

と10年のスパンにおける仮想通貨の長期的な可能性を強調した。

実際、今年はイランがアメリカからの金融制裁に反発する形で仮想通貨の利用を認可したり、ベネズエラでは法定仮想通貨のペトラが普及するなど、自国の法定通貨がインフレやその他の政治的な要因で機能していない国が仮想通貨の導入へ走る傾向が見られる。

米国での利用に直接的には関わらないものの、発展途上国などにおける仮想通貨の利用価値を評価した。

イノベーションに力を入れているようだが、どのようにして消費者を守りながらそれを両立していくのか。

(イノベーションと消費者保護の)両方が大事。詐欺や不正行為に対しては厳格に対応していくつもりだ。

同様にイノベーションに関しては画期的で配慮を持った姿勢を保ち続けたい。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/12 土曜日
13:30
ブラックロックの仮想通貨ETF運用資産が前四半期比9%減 2025年1~3月期
資産運用大手ブラックロックが2025年1~3月期の決算を発表。仮想通貨ETFの運用資産が前四半期比で9%減少していた。トランプ政権による関税懸念が背景にある。
13:05
英国初、スコットランドの名門校がビットコイン学費支払いを導入
ロモンド・スクールが英国初となる仮想通貨ビットコイン学費支払いを2025年秋学期から開始。自由市場を重視するオーストリア学派経済学と分散型テクノロジーをカリキュラムに統合し、実践的な金融教育を提供。
10:20
米SEC二回目の仮想通貨円卓会議、トークン化証券の規制緩和を議論
米証券取引委員会が仮想通貨規制の円卓会議2回目を開催。取引所規制を議題として、デジタル証券取引に対する条件付き規制緩和を行う可能性が示唆された。
10:05
株価が一週間で12倍以上急騰の米上場企業Janover、14億円相当のソラナを取得 
商業不動産テック企業Janoverが新資産戦略で仮想通貨ソラナ大量購入を実施。即時ステーキング開始と検証ノード運営計画で仮想通貨エコシステムへの積極参加を表明。株価は1100%超上昇。
08:15
トランプ関税でビットコインマイニング収益悪化 赤字企業続出
米国トランプ大統領の関税政策により、ビットコインのマイニング収益率が大幅に下落。多くのマイニング企業が損益分岐点を下回り、S19 Pro機器の大規模シャットダウンの可能性が高まっていると指摘されている。
07:35
ミームコイン『Fartcoin』一週間で75%高騰、関税緩和期待で資金が流入
仮想通貨Fartcoinが30%上昇。トランプ大統領の相互関税停止表明を受け、ミームコイン市場は貿易戦争の軟化を受けて反発ムードに。
07:15
北欧議員、ビットコイン準備金を提案 米国を参考に
スウェーデンの議員は財務相に対し、準備金に仮想通貨ビットコインを加えることを検討しているか質問。米トランプ政権の動向などに言及し、ビットコインの保有することのメリットを説明している。
06:35
ビットコイン84000ドル回復 FRB利下げ観測強まるも市場リスクは後退せず
米CPIの下振れ及び景気後退リスクでFRBの利下げ期待が浮上。仮想通貨ビットコインは84,000ドルを回復するも、米中関税と債券市場の不安が続き、アナリストは市場リスクの継続に警鐘を鳴らす。
05:55
マクドナルド、株主のビットコイン購入提案を拒否 SECが対応を支持
マクドナルドが保守系株主団体からのビットコイン購入検討提案を拒否。SECは「通常業務に関連する」として同社の判断を支持した。
04/11 金曜日
17:22
ライブピア(LPT)の特徴と将来性、おすすめ取引所
ブロックチェーンで動画配信を効率化するLivepeer(LPT)の仕組みや特徴、AI機能、将来性、リスクをわかりやすく解説。
14:15
トランプ関税と貿易摩擦はビットコインに有利に働くか グレースケール考察
関税ショックとビットコイン 米暗号資産(仮想通貨)投資会社グレースケールは9日に発表した市場レポートで、関税と貿易摩擦は中期的にはビットコイン(BTC)の普及にプラスに働く可能…
13:40
金融庁、暗号資産を2分類する新規制案などで意見募集
金融庁が暗号資産規制の新枠組みを提案。資金調達型と非資金調達型の2類型に分け、それぞれ異なる規制を適用する方針。ビットコインなどの非資金調達型と、ユーティリティトークンなどの資金調達型で情報開示等の要件が異なる。利用者保護とイノベーション促進のバランスを重視。
13:00
リップルとSEC、和解に向け法的手続き一時停止を共同申請
リップルとSECが4月10日に第2巡回控訴裁判所へ法的手続き一時停止を共同申請。原則的合意に達し和解へ前進。リップルは同時期に12億5000万ドルでHidden Road買収を発表し、仮想通貨業界初のグローバルプライムブローカーとなった。
11:30
Glassnodeが読み解く仮想通貨市場の構造変化 ビットコインとイーサリアムに広がる格差
Glassnode最新レポート:トランプ大統領の「解放の日」関税発表による金融市場動揺で仮想通貨全体に圧力。オンチェーンデータが示す資本流入減少とBTC/ETH間の歴史的乖離などを分析。
11:20
米トランプ大統領、DeFiの税務報告義務を廃止する法案に署名
米トランプ大統領がIRSによるDeFiブローカー規則を廃止する法案に署名。過度な規制とプライバシー侵害の懸念を払拭したことになる。業界団体は『DeFiの技術的現実を考慮した法整備』の必要性を唱えている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧