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米名門イェール大学が仮想通貨基金「パラダイム」に出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イェール大学が仮想通貨基金「パラダイム」に出資
ブルームバーグ誌によると、米国アイビー・リーグの名門イェール大学が仮想通貨基金「パラダイム」に出資を行った。パラダイムはCoinbaseの共同創設者フレッド・アーサム氏らによって最近立ち上げられた基金。デイビッド・スウェンセン氏がCFOを務めるイェール大学はベンチャーキャピタル、ヘッジファンド、レバレッジド・バイアウトといった比較的新しい投資手法に積極的なことでも知られ、他の大学や基金への影響が注目される。

米国東部のアイビー・リーグに属する名門大学の1つイェール大学は、これまでにもプエルトリコ債からニューハンプシャー州の木材に至るありとあらゆる商品に投資して来たが、このたび新たに仮想通貨にも投資を行ったと、ブルームバーグ誌 が報じた。

デジタル資産にフォーカスした基金「パラダイム」

イェール大学は、高等教育機関では2番目に大きい基金を運用している。

非公開の情報であることから匿名を条件に話をした情報筋によると、同大学はパラダイムと呼ばれる、デジタル資産にフォーカスした新しい基金が4億ドル(約454.9億円)を調達した際に、出資に加わったとのこと。

パラダイムはCoinbaseの共同創設者であるフレッド・アーサム氏、セコイア・キャピタルの元パートナー、マット・ファン氏、およびパンテラ・キャピタルの元社員チャールズ・ノイズ氏によって最近立ち上げられた基金である。

新しい投資に積極的なイェール大学

イェール大学は昨年来の仮想通貨市場の乱高下の中にあって投資を続けてきた数少ない基金の1つだとされる。

デイビッド・スウェンセン氏が最高財務責任者(CFO)を務め、基金全体の規模は約300億ドル(約3.4兆円)に上ると言われる。

イェール大学の年次発表によると、2019年度の運用資産の約60パーセントが、ベンチャーキャピタル、ヘッジファンド、レバレッジド・バイアウト(CoinPost編集部注:LBO。買収/合併時、買収先の企業の資産を担保にして資金を調達すること)といった比較的新しい投資手法に向けられている。

ただし今回のパラダイムへの出資に関しては、イェール大学はその規模を明らかにしておらず、コメントにも応じていない様だ。

今回の出資が新たな潮流を作り出すか

イェール大学のような基金が仮想通貨市場に次々に参入すれば、現在の停滞する市況を打ち破る可能性があると思われる。

しかしその一方で、市場操作の疑いの目が向けられたり、適切な規制がなかったりといった理由で、新参者には門戸が開かれにくい市場であるのも確かである。

基金側でも、コンサルティング企業NEPCが2018年2月に行った調査によると、回答者の実に96%が、「仮想通貨には出資しない」と答えています。

前出のノイズ氏は今年6月、ブルームバーグの取材に対し、パラダイムは仮想通貨、ブロックチェーン、取引所といったビジネスにフォーカスしたプロジェクトに対して、早期の段階から投資を行う計画があると述べたそうだ。

これまで、仮想通貨の投資といえば通貨自体を直接的な対象とする手法が主流とされていた。

昨今では、今回のイェール大学に見られるように、ある基金が別の基金に投資を行ったり、ブロックチェーン企業を買収したりする手法がかなり広がってきている様だ。

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