はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ゲンスラーSEC委員長「セキュリティ問題は真剣に受け止める」 X乗っ取り事件を受け

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

X乗っ取り事件を受け返答

米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長は先週、下院共和党議員に宛てて書簡を提出。

公式Xアカウントで、相場に影響を及ぼす偽の重要情報が投稿された件を受け、「サイバーセキュリティ対策の懸念について、真剣に受け止めている」などと述べた。

背景としては、日本時間10日にSECのアカウントが乗っ取られ、まだその事実はなかった段階で、ビットコイン(BTC)現物ETFが承認されたという虚偽の情報を投稿したことがある。

このことをめぐり先月、パトリック・マクヘンリー議員ら四名の共和党議員がゲンスラー氏に説明を求めていた。今回の書簡は、議員らへの返答となる。

関連米下院議員ら、SECに説明求める ビットコイン現物ETFフェイク投稿で

SECはその後、議員らに説明を行った模様だ。ゲンスラー氏は、今回の書簡で議員らに対して次のように述べている。

SECの立法・政府間問題局が1月17日、X投稿事件に関して、貴殿らのスタッフ向けの説明会を開催し質問に対処したと認識している。追加の質問がある場合も、SECの職員が対処する。

ゲンスラー氏はさらに、法執行機関が現在、犯人がどのようにして通信事業者を経由してSECアカウントのSIMを変更したのか、アカウントに関連付けられていた電話番号をどのようにして知ったのか捜査中だとも説明した。

また、現時点では、犯人がSEC自体のシステムや、データ、デバイス、X以外のソーシャルメディアアカウントに侵入したという証拠は挙がっていないとも続けている。

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

SIMスワップ攻撃による乗っ取り

SECのXアカウント乗っ取りについては、すでにSIMスワップという手法が使われていたこと、およびSECが「多要素認証」を有効にしていなかったことが明らかになっているところだ。

SECの広報担当者によれば、Xアカウントの多要素認証は、昨年夏にアカウントへのアクセスの問題が生じたために解除されており、それから偽投稿後まで無効になっていたことが発覚した。

関連: 米SEC、アカウント乗っ取りについて詳細語る ビットコイン現物ETFの偽投稿で

約1カ月で1.5兆円相当のBTC購入

「HODL15Capital」の報告によると、ブラックロックら9社のビットコイン現物ETFは、ETFローンチから約1カ月となる9日までに合計21万6,309BTC(時価1.6兆円相当)を購入している。

「CryptoQuant」のKi Young Ju CEOは、実現時価総額(Realized Cap)に基づいてビットコインの価格を予想。ETFへの資金流入によって2024年中に11.2万ドル(約1670万円)まで上昇する可能性があるとした。一方で、最悪シナリオでは5.5万ドル(約822万円)までの上昇にとどまるとも述べている。

関連: GBTC除くビットコイン現物ETF、BTC合計所有量がマイクロストラテジー以上に

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶトレード知識 CoinPostアプリで個人投資家に優位性を
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/15 月曜日
08:50
米SEC、個人投資家向けの仮想通貨保管ガイドラインを提示 姿勢転換示すか
米証券取引委員会が個人投資家向けにビットコインなど仮想通貨を保管する方法に関して推奨事項を提示した。ウォレットの選び方やカストディアン選定の注意点を解説している。
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧