TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン出来高が年初来最低水準に、直近2日の価格推移に注目|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況
ビットコイン価格は、10月11日の急落が一服すると価格が大きく動かずに推移しているが、高い連動性を見せた株式市場が再度動き始める本日より再度動きを見せる可能性は十分に考えられるだろう。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は、10月11日のビットコイン価格急落が一服すると、その後は日本の取引所bitFlyerにて69万8000円付近を上下するヨコヨコな価格推移を継続、この週末も価格が動くことはあってもすぐに70万円付近に戻る動きが数回見られた。

10月11日8時から9時にかけて下落したビットコインは、翌日の12日9時に反発を記録しており、その価格推移が日経平均の動きに高い連動性が見られたことで、株式市場の寄り付き時間に当たる9時が意識された。

実際にチャートで比較するとその動きに類似性があることがわかるだろう。

日経平均への影響を与えたダウ平均株価の暴落を含め株式市場は土日は休場日となるが、この週末の動きをみると、15日と16日の株式市場の動きで再度ビットコインがどちらかの方向に動く可能性は十分に考えられるだろう。

日本株市場は12日、かろうじて反発をしたものの、暴落後の週明け相場は荒れやすい傾向があるため、更に動きは追っておく必要はあるだろう。

USDTの価格下落が相場に影響

先日より懸念されていた価格が安定する仕組みを持つステーブルコインの一種「USDT」が、更に下落へと転じていることがチャートより明らかになった。

また懸念されていたビットコイン価格への影響だが、USDT建てのない取引所(Gemini、Kraken、Bitstampなど)とそれを提供している取引所(Bitfinex、Huobi、OKExなど)では、ビットコインの価格に乖離が見られており、まさにUSDT価格の下落によるものだと思われる。

昨日、 コインポスト で取り上げたように、USDTの価格が$1から$0.98へと2%下落したことで、取引所Bitfinexにおけるビットコイン価格が同程度のプレミアムを得たことに関して、著名仮想通貨トレーダーであるAlex Kruger氏の以下のように分析をしている。

  • 投資家が規制のよりしっかりしている価格安定通貨であるジェミニドル(Gemini USD)やPaxへと移っている。
  • 投資家は仮想通貨を購入するためにUSDTを売却している。
  • テザー社関連の銀行問題

*現在Bitfinexでは、法定通貨の入金が停止されているため、新規ユーザーはビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をUSDTによってしか購入することができないのも、問題を大きくしている一つの要因となるだろう。

ビットコイン価格の方向性は?

まず価格上昇を支える重要な要因である出来高は、Bitfinexのプレミアムを除くと、coinmarketcapのデータ上で30億ドルを下回る年初来安値水準となっている。つまり全体市場は下落相場の局面という厳しい状況に置かれていると考えられる。

出典:coinmarketcap

さらに、日足のRSIインジケーターはビットコインが売られすぎ状態にあるとは示してない上に、パラボリックも先日の暴落前に下落に転換しているため、短期的な大きな回復が見込める可能性が低いことを示している。

仮想通貨メディア CCN の見方によれば、主要市場における何等かの突発的動きがない限り、ビットコインはしばらく6100ドル~6300ドルの間上下するだろうと言及しているが、この相場を大きく動かすには関連した大きな動き(ファンダメンタルズ要因など)が必要となるだろう。

連動性が高くなってきた株式や為替の動きにも注目しつつ、ここ2日の相場には注意したい。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

ビットコイン価格推移で見えてきた「AM9:00」の注目度、アルトコインにプラスの動きも|仮想通貨市況
ビットコイン市場は急落から1日、下げ止まりを見せたことで株式市場との相関性、金融市場が及ぼす仮想通貨市場への影響が見えてきた。今回は、「AM9:00」前後が重要視される理由 、Coinbaseの新規上場とアルトコインの展望、パンプを告知した海外取引所の結末をお届けする。
米CFTC委員長が期待感を示す:『仮想通貨市場の成熟には機関投資家の参入が鍵』
米国先物取引委員会(CFTC)のクリストファー・ジャンカルノ委員長が大手テレビ局フォックスの取材に対し、機関投資家の参入が仮想通貨市場の成熟につながると期待を述べ、「害のないアプローチ」を継続する姿勢を見せた。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOLやXRPが上昇、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧