CoinPostで今最も読まれています

FOMCで年内3回の利下げ予想変わらず、ビットコイン68000ドル台回復|金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

伝統金融 *3/21(木)

  • NYダウ:39,512 +1.03%
  • ナスダック:16,369 +1.25%
  • 日経平均:40,003.6 +0.66%
  • 米ドル/円:151.1 -0.03%
  • エヌビディア:903.7ドル +1.09%
  • マイクロン・テクノロジ:96.2ドル +2.4%

本日のNYダウはFOMCのハト派的な結果を受け大幅に続伸。ナスダック指数も金利環境に敏感なハイテック株の上昇に支えられた。

米FOMCは今朝の会合後発表で政策金利(5.25-5.5%)を再度据え置くことを決定し、2024年の利下げシナリオについて0.25ポイントを3回という昨年12月での予想を維持した。利下げの回数が減らないことが好感された格好だ。

初回の利下げに関しては、パウエル議長は明言せず「年内のある時点」とだけ伝えた。

一方、来年の利下げ予測に関しては、従来予想の4回から減少し3回になる見込みだが、データ次第変わることもある。

FOMCは声明で、雇用成長は強さを維持しており失業率が低いままだが、インフレ率(1月PCEデフレーター=+2.8%、コアCPI=+3.8%)は依然として高い水準にあり、2%の目標率に到達する確信が得られるまで利下げタイミングを慎重に見極める必要があるとした。今回の声明内容は1月の内容とさほど変わらない。

仮想通貨ヘッジファンドのQCPキャピタルは今週水曜日に、ドットプロット(FOMC委員の金利予想)が今年の利下げを3回ではなく、もっと少なく示すなら、ビットコインにとって弱気になるだろうと述べた。実際3回維持との結果を受け、ビットコインは前日の下げから大幅に反発し68000ドル台に復帰した。

なお、日銀は19日の政策会合で、大規模な金融緩和策の柱である「マイナス金利政策」の解除を決めたが、円安は進行し1ドル=151円まで下がった。

個別銘柄

半導体大手のエヌビディアは19日、「エヌビディアGTC」カンファレンスで、次世代AI用GPUシステム「ブラックウェル(Blackwell)」およびブラックウェルのアーキテクチャに基づく新型GPU「B200」を発表した。

また、NVIDIA GB200 Grace Blackwell Superchipという新たに発表された巨大なスーパーチップは、現行型のHopperアーキテクチャーを採用した「H100」を72個搭載したシステムに比べて、コストとエネルギー消費を最大25倍削減しながら、大規模言語モデル(LLM)の推論ワークロードを最大30倍高速に実行できるという。

エヌビディアのイベントに際し、仮想通貨の人工知能関連銘柄であるARやワールドコイン、Nosanaも連れ高となった。

今週以降の重要経済指標・イベント

  • 3/22(金)8時30分 日本2月CPI
  • 3/25(月)8時50分 日銀・金融政策決定会合議事要旨
  • 3/28(木)21時30分 米10-12月期四半期実質GDP
  • 3/28(木)21時30分 米10-12月期四半期実質GDP
  • 3/29(金)21時30分 米2月個人消費支出(PCE)

関連:新NISAのつみたて投資に、「三井住友カード プラチナプリファード」が人気急上昇している理由

仮想通貨関連株 大幅反発

  • コインベース|256.8ドル(+11.6%)
  • マイクロストラテジー|1,546.5ドル(+9.1%)
  • マラソン・デジタル・ホールディングス|22.4ドル(+16.1%)

マイクロストラテジーは19日、9,245 BTCを約6億2,300万ドル(約940億円)で取得し今月2度目として買い増しを実施した。同社のビットコイン保有数はビットコイン総供給量(2,100万枚)の1%を超えている。

関連米マイクロストラテジー、さらなる買い増しでビットコイン総供給量の1%以上保有へ

仮想通貨相場

  • ビットコイン(BTC):67,564ドル +8.1%
  • イーサリアム(ETH):3,509.6ドル +9.1%
  • ソラナ(SOL):191.3ドル +14.8%

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

関連ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア