CoinPostで今最も読まれています

北國銀行、国内初の預金型ステーブルコイン「トチカ」をローンチ Digital Platformerと共同開発

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

預金型ステーブルコイン「トチカ」

株式会社北國銀行は1日、Digital Platformer株式会社との協力のもと、日本で初めての預金型ステーブルコイン「トチカ」を発表した。

両社はこれまで、ブロックチェーン技術を駆使したデジタル地域通貨サービス「トチツーカ」を展開してきた経緯があり、この新たなサービスもその延長線上にある。

「トチカ」は、銀行の監督下で発行され、預金として移転が可能なデジタルマネー。トチツーカアプリを通じて、自治体が発行するポイント「トチポ」と並び、利用が可能となる。

出典:株式会社北國フィナンシャルホールディングス

利用は現時点で石川県珠洲市に在住の、北國銀行の預金口座を持つ方に限定されている。トチカ口座の開設はアプリ上での手続きを経て、銀行口座からのチャージにより、加盟店での支払いに利用できるようになる。1トチカは1円の価値を持つ。

北國銀行は、トチカの普及を目指し、他の金融機関の預金口座からのチャージ連携を拡大する計画であり、2024年内にはユーザー間での送金機能も実装される予定だ。

また、加盟店は国際的にも最低水準の決済手数料0.5%(税込)で、キャッシュレス決済を導入できるようになる。

関連安いのはどれ? イーサリアムやソラナ、XRPなど主要ブロックチェーンと国内銀行の振込手数料を比較

関連:第一商品子会社発行の金連動型ステーブルコイン「Kinka Coin」、海外取引所に上場

DXと地方創生に

今後、北國銀行とDigital Platformerは、決済手数料の負担を懸念してキャッシュレス決済の導入を控えてきた事業者や、紙ベースで発行されている地域商品券事業への対応、デジタル化を推進し、地域経済の再活性化を目指す。

出典:株式会社北國フィナンシャルホールディングス

また、金融機関が発行する預金型ステーブルコインが、地域社会や自治体との連携、サービスの普及に不可欠であるとして、全国の地域で相互に利用可能なキャッシュレス環境の実現を目指している。

北國銀行の動きは、Digital Platformerの提供するブロックチェーン技術を活用したデジタル地域振興券、分散型ID(DID)の発行プラットフォームによって支えられている。

Digital Platformerは、新たな決済インフラの構築を目指し、北國銀行とともに他の金融機関への導入を促進し、国内金融インフラのデジタルトランスフォーメーション(DX)および地方創生に貢献していく姿勢を示している。

関連:パーソル、日本円ステーブルコイン『JPYC』を取り扱うJPYC株式会社へ出資

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/09 土曜日
12:35
米ブロック社、ビットコインマイニング部門の資金強化 7~9月期決算報告
米ブロック社が7~9月期決算を発表。仮想通貨マイニング部門への投資を強化し、音楽配信TIDALなどの投資縮小を表明した。
11:05
米大統領選で人気を博した予測市場ポリマーケット、今後エアドロップの可能性
今回の米大統領選で注目を集めた分散型予測市場「ポリマーケット(Polymarket)」は今後ユーザーへトークンのエアドロップを実施する可能性が浮上した。トランプ新政権の規制緩和が期待されるか。
10:05
テザー社の新事業、70億円規模の中東原油取引に資金提供 
ステーブルコインUSDT提供のテザー社が中東での原油取引に約70億円の資金提供。貿易金融事業への参入で新たな収益源を開拓している。
08:20
バイナンス、GRASSやDRIFTの永久先物取引提供 価格高騰
大手仮想通貨取引所バイナンスは8日23時ごろ、3銘柄の新規永久先物取引を提供開始した。対象となったのは、GRASS、DRIFT、SWELL。
07:30
仮想通貨取引所ビットバンク、投資子会社を設立
仮想通貨取引所ビットバンクは、投資活動を行う完全子会社Bitbank Venturesを設立。マネーのインターネット化を促進して、日本と世界の架け橋になるとしている。
07:00
イーサリアム財団が財務開示、資産の8割をETHで保有
イーサリアム財団は8日、2024年10月31日時点の財務状況を公表した。財団の資産総額は約9億7000万ドルで、そのうち7億8870万ドルが仮想通貨、1億8150万ドルが非仮想通貨(現金など)だった。
06:30
FOMC利下げが追い風、ビットコインが初めて77000ドル超え
仮想通貨ビットコインは日本時間9日4時30分ごろに史上最高値を更新し、77,312ドル(約1,180万円)に到達した。
11/08 金曜日
15:45
ソラナのリキッドステーキング大手Jito、10月のDeFi収益ランキングでトップに
ソラナの大手リキッドステーキングJitoは、10月に手数料として過去最高となる7,892万ドルの収益を上げ、LidoやUniswapなど分散型金融大手の収益を上回った。
13:30
イタリア、仮想通貨キャピタルゲインへの42%課税案を見直しか
イタリアの経済財務大臣がビットコインなど仮想通貨への増税案見直しを示唆。党内からも、戦略的な資産クラスになり得ると反対意見が上がっていた。
13:20
トランプ新政権、SEC委員長候補を物色 ロビンフッドCLOが有力に
アメリカの次期SEC委員長候補として、ロビンフッドのダン・ギャラガー氏や元SEC委員のポール・アトキンス氏が浮上し、トランプ政権下での規制緩和が期待されている。
10:35
イーサリアム、新テストネット「Mekong」をローンチ
仮想通貨イーサリアムは、次期大型アップグレードPectraのためのテストネットMekongをローンチ。イーサリアム財団がローンチの目的を説明している。
09:50
トランプ氏大統領再選でビットコイン政策はどう変わる? CoinShares分析
トランプ氏の大統領再選がビットコイン市場に与える影響をCoinSharesが分析。BTCの国家準備資産化や規制緩和の可能性を解説している。
07:50
ポリマーケットのクジラ、トランプ氏勝利で130億円超の利益か
ブロックチェーン分析企業Chainalysisはポリマーケットを分析し、米大統領選のトランプ氏の勝利に賭けていたTheo4というユーザーが合計で130億円超の利益を得ている可能性があると公表した。
07:30
米デトロイト市、仮想通貨での税金支払いを2025年開始へ
米ミシガン州のデトロイト市は7日、2025年半ばから市民がビットコインなどの仮想通貨を使って税金やその他の市の手数料を支払えるようになると発表した。
07:15
ビットバンク、ビットコインなど3銘柄で信用取引開始へ 現物市場の流動性強化
ビットコインなど3銘柄の信用取引 国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンクは7日、2024年11月11日より信用取引サービスの提供を開始すると発表した。開始当初はビットコイン…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧