はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

香港証券取引所:『ブロックチェーン企業は有価証券規制の枠組みに従って取り締まるべき』との見解を明らかに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

香港証券取引所:ブロックチェーンは既存の金融規制で取り締まるべき
香港証券取引所が報告書にて、ブロックチェーンを利用したフィンテック企業は、既存の金融事業とあわせて統一された規制のもとで管理すべきだと提案した。
直近の規制に向けた動きとは
報告書が公開された同日、国際マネーロンダリング監視機関であるFinancial Action Task Forceから、来年の6月までに国際基準の仮想通貨規制を作成すると発表した。また、15日には香港証券取引委員会が仮想通貨に関して、規制の枠組みを設ける方向で検討すると発表していた。

HKEX:ブロックチェーン企業、既存の金融企業と統一した規制が必要

香港証券取引所がブロックチェーンや仮想通貨領域への取り組みを含むフィンテック企業は既存の金融規制の中で規制されるべきだと提案した。

10月18日に公開された報告書 では、同社はブロックチェーンやAIを金融領域における応用へのポテンシャルがある技術と認識しており、ブロックチェーンであれば取引や決済、株式市場で実用例が見出されると記述している。

また、ブロックチェーンのような革新的な技術は投資、取引、決済などの幅広い領域における利用が可能で、規制はこうした金融領域のすべての会社と同様に適用されるべきだと同社は強調した。

出典:HKEX

各業界がブロックチェーンに対してそれぞれ個別の規制を適用している中、報告書では「一貫した原則」を金融の規制において適用すべきと提案されており、同じ性質を共有する金融ビジネスは同じ規制を受けるべきとされている。

さらに以下のように報告した。

デジタル通貨やデジタルファンドの発行などは既存の有価証券規制の枠組みに従って規制されなくてはならない。

株式を発行する公開資金調達は目論見書をインターネットに公開して行われるが、引き受け会社設定やIPO登録手続き、開示請求に従ったコンプライアンス遵守もなされていない事ばかりで、これらは証券に関する法律によって正されるべきだ。

また、これら金融サービスを既存のルールの規制下に置くことは、健全な競争を維持し、規制の効果を確かめ、さらに規制の違いを利用した取引を防ぐことに繋がるとも指摘した。

そして、技術の進歩に追いつくべく継続的な更新が規制にも求められているとしている。

最近の規制に向けた動きとは

また香港証券取引所の報告書が公開された18日には、国際マネーロンダリング監視機関であるFinancial Action Task Force(通称FATF)が、来年の6月までには国際的な仮想通貨規制を作成すると発表していた。

この動きの中では、世界の金融システムの中にあり続けたいとする国はすべて、仮想通貨取引所、ウォレット提供者、ICO関連ファームに対する許認可と規制を保有すべきだと想定されている模様。

なお、香港証券取引委員会は今月15日、仮想通貨の規制に関して、禁止ではなく規制の枠組みを設ける方向で検討すると明言していた。

CoinPostの関連記事

来年6月を目処に仮想通貨規制のルールを発表|FATF総会
マネーロンダリングを監視する金融活動作業部会(FATF)が2019年6月に、仮想通貨規制のルールを発表し、世界各国にその法的執行を求める意向を明らかにした。 世界における規制基準が見込まれ、市場の健全化にも繋がるとされる。
【速報】香港金融規制機関:仮想通貨規制検討の意向も「禁止」には反対の姿勢を示す
香港の証券先物事務監察委員会が15日、仮想通貨に関する規制を考案中である事を発表した。昨年9月に全面的な禁止を発令した中国とは対照的に慎重かつ肯定的に新技術を捉えている様子だ。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/20 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、50億円超のETH売圧やXRPの現物ETF承認競争リードの可能性など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン材料不足感、目先の上値目途は?|bitbankアナリスト寄稿
bitbank長谷川アナリストによる今週のBTC市場分析。関税懸念後退と政策発言で1240万円まで回復するも上げ幅を吐き出し、現在は1200万円周辺で小動き。一目均衡表の雲下限突破がポイントだが、欧米祝日の影響もあり、引き続き方向感に欠ける展開が予想される。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|JPモルガンのビットコイン需要分析に高い関心
今週は、著名投資家レイ・ダリオ氏の世界経済に対する警告、米SECのゲーリー・ゲンスラー前委員長による仮想通貨の未来予測、JPモルガンによるビットコイン需要分析に関するニュースが最も関心を集めた。
04/19 土曜日
15:00
金価格の史上最高値から150日以内にビットコイン上昇か、歴史的パターンが示す40万ドルへの道筋 
金が3,357ドルの史上最高値を記録する中、専門家は過去のパターンからビットコインが150日以内に反発すると予測。パワーローカーブモデルは2025年後半に400,000ドル到達の可能性を示唆。JPモルガンは金ETFへの資金流入とビットコインの取り残しを指摘。
13:45
仮想通貨市場低調の中、堅調な分野は? ビットワイズ1~3月期レポート
ビットワイズが2025年1~3月期の仮想通貨市場をレポート。ステーブルコインなど、市場全体の下落にもかかわらず過去最高を記録した分野を解説している。
11:30
2025年2Q、規制改善でアルトコイン回復へ──Sygnumなどが予測
Sygnumとビットワイズが2025年暗号資産市場を分析。ビットコインの安全資産としての地位確立と規制環境改善がアルトコイン回復を後押しする一方、ステーブルコインと実物資産トークン化が過去最高を記録。第1四半期の価格下落から反発なるか。
10:45
米政府の100万ビットコイン購入で価格は100万ドル到達か、BPI幹部が大胆仮説
ビットコイン政策研究所の幹部が米国による100万BTCの購入が価格に与える影響を予測。トランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金設立や関税収入を活用した購入戦略の実行可能性に注目が集まる。
10:05
2025年米国債供給過多が仮想通貨市場に与える影響は? バイナンスリサーチが分析
バイナンスのリサーチ部門が2025年に米国債は過去最高規模の供給が予測されると指摘。金利上昇圧力と、ビットコインなど仮想通貨市場への影響を分析した。
09:05
量子コンピュータvsビットコイン 1BTCをかけた解読コンテスト開催
量子コンピュータの脅威に備えた『QDay Prize』コンテストが開始。ビットコイン暗号解読に成功したチームに1BTCを贈呈。量子耐性対策が進む中、ビットコインの未来にどんな影響があるのか。
08:00
アスター、仮想通貨ASTRの不要な発行の抑制や利回り安定化を実現へ
日本発のWeb3プロジェクトのアスターは、仮想通貨ASTRのトークノミクスをアップデートしたことを発表。今回の変更で、不要な発行の抑制や利回りの安定化を目指す。
07:44
アリゾナ州のビットコイン準備金法案などが前進 投票の最終段階へ
米アリゾナ州議会でビットコイン準備金法案が進展し最終投票を待つ状況に。州財務官に年間10%の暗号資産投資権限を付与する内容だが、知事は障害者サービス予算問題を理由に拒否権行使の可能性も。
06:55
ビットコインクジラの最新動向 1万BTC以上の超大口保有者は蓄積継続
仮想通貨ビットコインの大口保有者の行動に焦点を当て、超大型クジラの市場吸収と大口投資家の動きの違いを解説。
06:20
ギャラクシーリサーチ、ソラナのトークンインフレ改革に新提案
仮想通貨ソラナ(Solana)コミュニティの経済モデル改革に向け、Galaxy Researchが新たな投票方式「MESA」を提案した。
04/18 金曜日
18:29
業界キーパーソン3名が語る仮想通貨市場の現状と展望|香港Web3 Festival2025
香港Web3 Festivalで、TON Foundation取締役のスティーブ・ユン氏、香港立法会議員のダンカン・チウ氏、CoinMarketCap CEOのラッシュ・ルー氏にインタビュー。マクロ経済の影響、規制環境の変化、アジア市場の可能性について、業界リーダーたちの見解を独占取材した。
18:12
Neowave Academyが日本進出 Web3の潮流を切り拓けるか
Neowave Academyが主催した「Tokyo Nexus」イベントで日本Web3市場への本格参入を宣言。伊藤健次氏やArata氏などが集結し、投機から価値蓄積へと進化する暗号資産市場を分析。教育コンテンツを中心とした事業展開を推進し、Web3普及に向けた取り組みを共有。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧