はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン採掘会社マラソン、ケニア共和国エネルギー・石油省と協定を締結

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

再生可能エネルギープロジェクトで協力

米ナスダック上場ビットコイン(BTC)マイニング企業マラソン・デジタルは25日、東アフリカに位置するケニア共和国のエネルギー・石油省と協定を締結したと発表した。

同国で、再生可能エネルギープロジェクトや技術インフラの発展、ケニア全土の経済成長の促進を目的とした枠組みを構築する。

マラソンによると、今回のパートナーシップはエネルギー部門の持続可能な成長を支援するというマラソンの取り組みを示すものだ。また、世界的に事業を多角化していくという同社の戦略の一環でもある。

マラソンは米国の他に、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビや南米パラグアイにも進出しているところだ。マラソンのEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)地域運営ディレクターを務めるマノイ・ナレンダー・マドナニ氏は、次のようにコメントした。

当社はすでにUAEとパラグアイでの事業確立に成功しているが、今回の協定はエネルギーインフラを強化するために、政府と初めて直接的に協力するものである。

これは当社のソリューションが提供する価値を証明するものであり、マラソンが今後数年間にわたって国際的に事業を拡大していく上で不可欠なステップとなる。

関連米マラソン、1Qに270億円相当のビットコインを採掘

120億円以上の海外投資見込む

ケニア共和国のエネルギー・石油省とマラソンは、再生可能エネルギープロジェクトを最適化する方法を理解するために共同委員会を設立する計画だ。

特に、再生可能エネルギーについては稼働の断続性や季節的な需給変動によって余剰電力が生み出されるが、このことについて取り組むために政策、科学技術、プロジェクト投資などの知識を共有していく。

海外からの投資は8,000万ドル(約126億円)を超えると見込んでおり、関連事業がケニア経済や地元のエネルギー部門のエコシステムに利益をもたらすことが期待されるとしている。

ケニアのブロックチェーン・仮想通貨メディアBitcoinKEのデビッド・ギトンガ創設者は以前、ケニアには地熱エネルギーに余剰があり、これをビットコイン(BTC)マイニングに利用して収益を生み出すことができる可能性があると話していた。

ケニアでは、米ブロック社が出資するマイニング企業Gridlessが、死火山の跡地で太陽光発電や地熱エネルギーを利用してマイニングを行っている事例もある。

関連米マラソンデジタル、ケニア政府とビットコインマイニングで協議

関連米ブロック社支援のマイニング企業Gridless、ケニアで再生エネルギーの利用促進

マイニングについては、米テキサス州などで、地域の電力網を支えることができるとも議論されてきた。例えば、余剰供給分の電力を安定的に消費することで、電力プロジェクトの利益を支える。

また、電力需要が高まる夏や冬には、マイニングマシンの稼働を一時オフにすることで地域への電力供給を優先させることが可能だと指摘されている。

関連「ビットコインマイニングは、州の電力網にとっても恩恵に」米テキサス州で議論

関連初心者でもわかる、ビットコインのマイニング(採掘)とは 3種類の方法を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
16:03
ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始
HashPortとナッジが日本初となる後払い型クリプトクレジットカード「HashPortカード」を発行開始。ステーブルコインJPYCで決済・還元が可能で、利用額の0.3%をJPYCで還元。年会費無料、カード発行手数料2,500円。
15:44
金融庁が語る暗号資産規制改革の全貌──銀行参入、インサイダー規制、DEX対応の狙い|独占取材
金融庁独占取材。暗号資産規制の金商法移行について、銀行グループ子会社の参入、インサイダー取引規制導入、分散型取引所(DEX)対応の狙いを詳しく聞く。投資家保護と健全なイノベーション両立への取り組みを解説。
13:55
Bitcoin Core、史上初の公開セキュリティ監査をクリア 「重大な脆弱性なし」
ビットコインの基盤ソフトウェアBitcoin Coreが16年の歴史で初となる第三者セキュリティ監査を完了した。Quarkslabによる4ヶ月間の徹底調査で致命的な脆弱性は発見されず、300兆円規模のネットワークの安全性が裏付けられた。
13:30
金融安定理事会、ステーブルコイン監視強化を表明 G20サミット前に警告
金融安定理事会(FSB)のベイリー議長がG20首脳会議を前にステーブルコイン規制強化を表明。市場規模3000億ドル突破を受け、ECBも警戒。2026年作業計画で国際協力推進。
13:05
仮想通貨団体ら、税制改正などをトランプ大統領に要望
ソラナ政策研究所など65以上の仮想通貨団体がトランプ大統領に書簡を提出。税制の改善、規制の明確化、イノベーションや開発者保護の取り組みを求めた。
13:00
Secured Finance CEOが語るJPYC固定金利レンディングの挑戦|独占インタビュー
Secured Finance菊池氏が語るJPYC固定金利レンディングの全貌。日本円を世界の金利ベンチマークにする構想、RWA担保展開、x402対応など最新戦略を独占取材。
11:25
米SEC、今年度の仮想通貨含む執行件数が3割減 アトキンス委員長就任後は記録的低水準に=報告
米SECの2025年度執行件数が30%減の56件、金銭的和解額も45%減の8億ドルと記録的低水準に。トランプ政権下でアトキンス委員長が就任し、仮想通貨規制を大幅緩和。前政権の「執行による規制」から明確なルール作りへ方針転換。
11:02
アバランチ財務企業「AVAX One」、最大63億円規模の自社株買いを承認
仮想通貨アバランチの財務企業AVAX Oneは、取締役会が最大で約63億円規模の自社株買いを承認したと発表。また、購入規模を増やしたり、購入期間を延長したりしていく可能性があるとも説明している。
10:30
バイナンスジャパン、PayPayで暗号資産購入が可能に
Binance JapanとPayPayが連携サービスを開始。PayPayマネーから1,000円で暗号資産を購入可能に。入金手数料無料、24時間365日利用可能、PayPayポイントも使える新サービス。
10:20
ビットコイン続落、トレジャリー企業の売り懸念とFOMC利下げ不透明感で市場心理最悪に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは続落基調が止まらず、一時は7か月ぶりとなる8万5000ドル台まで下落。背景には、世界最大のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社が、MSCIやナスダック100といった主要株価指数から除外される可能性がある。
10:05
コインベース、イーサリアム担保ローンを開始 最大約1.57億円まで借入可能
大手仮想通貨取引所コインベースがイーサリアム担保ローンサービスを開始。最大100万ドルのUSDC借入が可能に。Morphoプロトコル活用でBase上で運用。ニューヨーク州を除く米国ユーザーが利用可能。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧