WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ビットコイン現物ETF、先週は900億円超の資金が流出 FOMCが影響か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインETFの資金フロー

米国の暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETFは先週、5.8億ドル(約915億円)超の資金が純流出した。

以下の画像の通り、先週の5営業日の中で12日以外が純流出。商品ごとではブラックロックの「IBIT」だけが全営業日で純流入を記録した。先週のETFへの資金フローは、米FOMC(連邦公開市場委員会)の会合の影響を受けたとの見方が上がっている。

出典:coinglass

FOMCとは

「Federal Open Market Committee」の略。FOMCの会合は、世界の投資家が最も注視しているイベントの1つ。

▶️仮想通貨用語集

関連:世界の投資家が注目する米金融政策決定会合「FOMC」とは|分かりやすく解説

ビットコインの現物ETFは、先週の前の週までは19日連続で純流入が継続していた。一方、7日発表の米雇用統計によって、米連邦準備理事会(FRB)への利下げ期待が後退したなどの影響で、10日には純流入の連続記録が止まった。

関連:米ビットコイン現物ETFから100億円相当の流出、19日連続の純流入に終止符

先週はその後、日本時間12日に米消費者物価指数(CPI)の結果発表、同13日朝方にFOMCの会合が終了と重要イベントが連続。CPIの数値が総合・コアともに市場予想を下回り、ビットコインなどの価格は一時上昇したが、その後にFOMCの会合が市場に影響を与えたとの見方が上がっている。

関連:ビットコイン相場はCPI・FOMC通過で乱高下、売り買いのシグナル交錯へ

CoinSharesのレポート

仮想通貨投資企業CoinSharesは17日、先週のレポートを公開し、デジタル資産の金融商品から合計で6億ドル(約946億円)の資金が流出したと報告。先週は、24年3月以来もっとも流出額が大きかったと説明した。上述した金額から、この大部分がビットコイン現物ETFだとみられる。

出典:CoinShares

CoinSharesは資金流出について、最も大きな影響を与えたのはFOMCの会合だと主張。今月のFOMCは、予想よりもタカ派(金融引き締め傾向)だったと市場がとらえていると指摘した。

具体的に挙げている内容は「ドットチャート(英:Dot Plot)」。ドットチャートとは、FOMC参加メンバーが適切と考える各年の政策金利を示した分布図で、通常3月・6月・9月・12月に公表される。

今回のドットチャートによれば、24年に予想される利下げ回数は、中央値では1回。3月のドットチャートでは、中央値は3回だった。この結果から利下げ期待が後退し、ETFなどの市場に影響を与えたとCoinSharesは分析した。

一方で、中央値だけで判断することには疑問の声もある。6月のドットチャートでは、最頻値から判断すると24年の利下げ回数は2回。来年以降の予想も合わせ、今回のFOMCはそれほどタカ派ではなかったとの見方もある。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

アルトコインについて

CoinSharesはアルトコインについては、資金が流入したことを示すデータを公開。アルトコインの資金流入はイーサリアム、XRP、LIDOが主導したと説明している。

以下の画像は、CoinSharesが掲載した表。ビットコインからは多くの資金が流出したことが示されている。

出典:CoinShares

一方で、上述した通り、特にイーサリアムに資金が流入。背景には、イーサリアム現物ETFの取引開始への期待感などがあるとみられる。

関連:ブルームバーグETFアナリスト「イーサリアム現物ETFは最短で7月2日に承認される可能性」

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/24 土曜日
06:40
ビットコインコア、AIで容易に発見する脆弱性は修正版を最短で公開する方針
仮想通貨ビットコインのソフトウェア、ビットコインコアが22日、人工知能で容易に見つかる脆弱性の修正版を最短で公開する方針を新たにセキュリティポリシーに加えた。開発者は、AIで再発見しやすい脆弱性の報告が増え、長い公表猶予は効果が乏しいと指摘。
06:05
米OCC、ジーニアス法の最終規則を発表 ステーブルコイン利息の原則違反規定を削除
米通貨監督庁(OCC)は21日、ジーニアス法の最終規則を発表した。ステーブルコインの利息について、関連企業経由の提供を違反と推定するルールを規則案から削除した。
05:55
イーサリアム、『グラムスターダム』のフーディ稼働延期 コントラクトへの影響調査
イーサリアム財団は、次期アップグレード「グラムスターダム」のフーディ・テストネットでの稼働を延期すると発表した。メインネット上のスマートコントラクトとの相互作用を追加で調べるため、新たな稼働予定日は決まっていない。
05:45
米SEC、トークン化とスーパーインテリジェンスのリスクを2027年の検査優先分野に
米SECの検査部門は23日、2027会計年度の検査優先事項を公表した。資産トークン化を追加し、量子コンピュータも重点に挙げた一方、仮想通貨は独立項目に含まれなかった。
05:00
モルガン・スタンレー系3社、メタプラネット株を大量保有 証券業務関連目的で
モルガン・スタンレー系3社が22日、メタプラネット株を5.25%共同保有したとする大量保有報告書を提出した。BofA系4社も5.31%を報告しており、外資系金融大手の保有状況が明らかになった。
10/23 金曜日
21:55
バンク・オブ・アメリカ傘下4社、メタプラネット株5.31%保有
バンク・オブ・アメリカ傘下の4社は22日、ビットコインを財務資産として保有するメタプラネット株の大量保有報告書を提出した。保有割合は合計5.31%で、新規報告にあたるものだ。
21:45
JPモルガン、クラリティー法案が前進しなかった悪影響を規制当局が一部相殺と分析 今後の課題は?
JPモルガンのアナリストは22日のリポートで、クラリティー法案が上院で頓挫した悪影響を、規制当局の最近の措置が一部相殺しているとの見方を示した。ただ、仮想通貨の市場構造法がなければ政治・法的リスクは残るという。
19:20
「国債の性質は変えず」トークン化へ Progmat齊藤氏が詳説
Progmatの齊藤達哉代表がnoteで、DCCがまとめたトークン化国債の中間整理を詳説した。主案は国債の性質を変えずにオンチェーン管理口座で扱い、権利移転の正本を24時間稼働の新システムに置く設計だ。
18:05
ビットコイン8万1000ドル台に下落、米メタ決算でAI株安
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは一時8万1000ドルを割り込んだ。米半導体指数が6.7%下落し、日経平均は一時1445円安。米10年債利回りが5%を割るなかでBTCが売られた背景と、今後の注目点をまとめる。
12:00
国債トークン化、実機で「経済合理性」検証へ Progmat齊藤氏
Progmat主催のDCCが、トークン化国債とオンチェーンレポの中間整理を公表。国債の法的性質を変えずに管理をオンチェーン化する方式を主案とし、11月の開始を目標にカントン・ネットワーク上で実機検証に移る。
10:30
自民党、「サイバー有事前夜」と提言 暗号資産の追跡や耐量子暗号を明記
自民党の国家サイバーセキュリティ戦略本部による提言が22日、党政調審議会で了承された。官邸主導の対処本部設置を柱に、不正取得された仮想通貨の追跡や、ビットコインにも関わる耐量子計算機暗号(PQC)への移行加速を盛り込んだ。
10/21 水曜日
18:15
米ブロックチェーン協会、米財務省のジーニアス法施行案に修正要請 DeFiや二次流通への過剰規制を懸念
米ブロックチェーン協会(BA)は1、ジーニアス法第3条の施行規則案について米財務省に意見書を提出した。DASPの定義、違法発行への「認識ある関与」、海外発行ステーブルコインの扱いなどの修正を求めている。
17:14
ビットコイン短期クジラの含み益53%減、取引所に1万605BTC流入=アナリスト
オンチェーンアナリストのアクセル・アドラーJr.氏によると、ビットコインの大口短期保有者が抱える含み益は9月22日の98億ドルから46億ドルへ53%減少した。20日には1万605BTCが取引所に流入し、30日平均の2.8倍に達した。
17:00
メタプラネット、ビットコイン保有企業の優先証券へ投資|利鞘獲得の新戦略導入
メタプラネットは10月の声明で、ビットコイン保有企業が発行する優先証券など海外のビットコイン関連証券に投資する「ネット・インタレスト・インカム戦略」の導入を発表した。調達コストとの利鞘を得る狙いで、戦略投資枠の範囲内で行う。
16:30
仮想通貨のハイパーリキッド政策センター、米CFTCにAI計算能力の無期限先物を提言
ハイパーリキッド政策センターは20日、米CFTCに意見書を提出し、AIの計算能力を対象とする満期のある先物と無期限先物の導入を求めた。『H100』GPUの借り賃が1年で下がった点も指摘している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧