はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ポリゴン大型アップグレード、MATICからPOLのトークン移行は9月上旬実施へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

POLへの移行日程発表

暗号資産(仮想通貨)ポリゴンの開発企業Polygon Labs(ポリゴンラボ)は18日、コミュニティの承認を受けて、9月4日に現行のMATICトークンを、新たなPOL(Polygon Ecosystem Token)トークンへと移行する予定だと発表した。

移行後、POLはMATICに代わって、ポリゴンのメインチェーン「Polygon PoS」でガス料金(手数料)支払いとステーキングを行うためのトークンになる。

さらに、その後の段階では、POLはAggLayerなどポリゴンのより広いネットワーク内の他のブロックチェーンを保護する役割も果たす。

AggLayerは、集約技術を活用して複数のトランザクションを単一の操作にまとめることで、ネットワークのトランザクションの処理能力を向上させるソリューションだ。様々なプラットフォームに分散している流動性を1つのプールにまとめることもできる。

POLトークンへの移行は、ゼロ知識ベースのレイヤー2エコシステムを強化し、独自トークンの実用性を高めることを目指す大規模アップグレード「ポリゴン2.0」の一環として行われるものだ。

関連仮想通貨MATICをPOLにアップグレードする提案公開 Polygon 2.0を本格開始へ

POLは、現在のコミュニティのコンセンサスによると、将来的には、ブロック生成、ゼロ知識証明生成、データ可用性委員会(DAC)などで幅広い機能を持つことが提案されている。

ポリゴンとは

イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題に取り組むプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」など複数のソリューションを開発し、大手企業らに採用される事例が続いている。

▶️仮想通貨用語集

MATIC保有者がすべきことは?

ポリゴンラボによると、ユーザーは移行にあたり、Polygon PoSチェーンでMATICを保有している場合、それらのトークンは自動的にPOLにアップグレードされるため、何もする必要はない。

ただし、イーサリアムや、ポリゴンのzkEVMロールアップ上で保有している場合は、ケースバイケースでブリッジ、スマートコントラクトの更新、または移行コントラクトの使用のいずれかを行うことが確実だ。

また、中央集権型取引所で保有している場合は、その取引所からのガイダンスを確認する必要がある。

関連Polygon(MATIC)|投資情報・リアルタイム価格チャート

現実資産(RWA)トークン化が活発

ポリゴンの共同創設者であるSandeep氏によると、ポリゴンでは現実資産(RWA)トークン化プロジェクトも活発に立ち上げられているところだ。

特に、イタリア国営の金融機関「Cassa Depositi e Prestiti Spa(CDP)」が先日、欧州中央銀行(ECB)の実験の一環として2,500万ユーロ(約43億円)に相当するデジタル債権の発行を行っている。

関連イタリア国営金融機関CDP、ポリゴン上でデジタル債券の取引に成功

また、野村ホールディングスのデジタル資産部門であるLaser Digital Holdingsは1月、RWAトークン化プラットフォーム「Libre」を、ポリゴンの開発キットを活用して構築した。

関連野村のLaser Digital、新たなトークン化プラットフォーム「Libre」を発表

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債権等の有価証券などが含まれる。

▶️仮想通貨用語集

関連:仮想通貨ポリゴン(MATIC)とは|注目ポイントと今後の将来性

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/03 水曜日
13:50
ソラナ、年末までに37000円に上昇の可能性 大型アップグレード承認で=MEXCアナリスト
ソラナの大型アップグレード「アルペングロー」が98%の圧倒的支持で承認された。ファイナリティが12秒から0.15秒へ短縮され、従来のインターネット・インフラのスピードと同等水準になると期待されている。MEXCアナリストは年末までに37,000円到達を予測した。
11:30
ビットマイン、保有イーサリアムが1兆円突破 トム・リー会長は対BTC比率上昇を予想
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が186万枚に達した。同社会長はETH/BTC比率の回復を予想している。イーサリアムの将来性に期待する背景も語った。
10:55
Improbable、「Somnia」のメインネットをローンチ
ソフトバンク出資のImprobableは、イーサリアムと互換性のあるL1「Somnia」のメインネットのローンチを発表。独自仮想通貨SOMIもローンチされた。
10:50
イーサリアム財団、1万ETH売却予定 研究開発資金確保
イーサリアム財団が10,000ETHの売却を発表。研究開発や助成金資金確保のため、集中型取引所で数週間にわたり分割実行予定。
09:35
Chintai Nexusなど、個人退職金口座で保有するゴールドをトークン化 DeFiで運用可能に
米国の個人退職金口座プロバイダーSmartGoldがChintai Nexusと提携し、IRA口座のゴールドをトークン化する。利用者はDeFiプロトコルで利回りを得ることも可能になる。
08:50
仮想通貨取引所ジェミニ、IPO詳細を発表
仮想通貨プラットフォーム大手ジェミニが新規株式公開の詳細を発表。クラスA普通株1666万6667株を17-19ドルで発行し、ティッカー「GEMI」でナスダック上場を予定。
08:30
ビットコイン上昇、SEC・CFTC共同声明と米金利差拡大が後押し|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは2日から3日にかけて上昇した。背景には、米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)が共同声明を通じて、米国における仮想通貨市場の発展を促進する姿勢を明確化したことがある。
07:25
Crypto.com、スポーツの予測市場を米企業Underdogとローンチへ
仮想通貨取引所Crypto.comとスポーツゲーム企業Underdogは、スポーツの予測市場のローンチを発表。NFL、NBA、MLBなどの試合に賭けることができるようにするとした。
07:15
コインベース、株式・仮想通貨複合指数先物を9月22日より提供開始
コインベースが9月22日にMag7+クリプト・エクイティ指数先物の取引開始を発表。米国初の株式と仮想通貨ETFを組み合わせた革新的なデリバティブ商品を提供。
06:40
イーサリアムトレジャリー投資が加速、上場3社が数十億ドル規模でETH取得・運用
シャープリンクゲーミングが39,008ETH、イーサマシンが15万ETH追加取得。ETHジラも1億ドル相当のETHをリキッドリステーキングに配備。企業のイーサリアム投資および運用が加速する。
06:15
米SEC・CFTC、仮想通貨の取引所上場促進で規制明確化
米SECとCFTCが仮想通貨市場に関する共同声明を発表。現行法は仮想通貨現物の商品取引を禁止せず、登録取引所での上場を促進する方針を明確化した。
05:50
ジャック・マー関連企業ユンフェン、1万イーサリアムを65億円で取得
アリババ創設者ジャック・マー氏と関係の深い香港上場企業ユンフェン・フィナンシャルがイーサリアム1万枚を取得。アジア上場企業による今年最大級の購入規模に。
05:30
ストラテジー、666億円でビットコインを追加購入 S&P500指数編入の可能性も
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを4,048枚追加購入し、保有量は636,505 BTCに達した。
09/02 火曜日
18:41
「ガス代ゼロで金融の自由を」TRON創設者が語る、ステーブルコイン普及戦略と中国香港展開|独占インタビュー
TRON創設者Justin Sun氏独占インタビュー。ガス代無料のGasFree技術、2.5億ドル超の犯罪資産の凍結を実現したT3+イニシアチブ、中国香港を拠点とした世界戦略を語る。
18:29
コインチェックグループ、仏Aplo買収で機関投資家向け事業を強化
コインチェックグループが仏Aplo買収を発表。欧州進出の第一弾として機関投資家向け事業を強化し、流動性やB2B2C展開を拡大へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧