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四大会計事務所PwC、ステーブルコイン発行の環境整備に意欲的|仮想通貨規制の不足が課題

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

四大会計事務所PwCがステーブルコイン発行のアドバイスに興味
国際的コンサルティング企業PwCの香港支部であるPwC Hong Kongが積極的にステーブルコインの普及と促進に積極的な姿勢を見せている。テザーを筆頭とした注目のステーブルコインだが、監査法人の介入で裏付け資金の保証等、信頼回復につながるのか。

四大会計事務所PwC香港支部がステーブルコイン発行の基準整備に着目

PwC Hong Kongが非営利団体Loopring Foundationとの取り組みの一環として、ステーブルコイン発行のための最善策を模索中だ。

国際的コンサルティング企業PwC(プライスウォーターハウスクーパース)の香港支部であるPwC Hong Kongはステーブルコインについての研究を進める傍ら、分散型融資プラットフォーム「Cred」によるステーブルコインの発行準備にアドバイスを行うなど、ステーブルコインの普及、及び促進に積極的な姿勢をみせている。

Risk assurance Practice中国部門のパートナー、William Gee氏はステーブルコインの信頼強化に向けた監査の必要性を主張し、「規制された状況で、どのような標準やプロトコル、最善策がどのように適合するか」の解明に取り組んでいると語った。

またDEX(分権型取引所)作成のプロトコルを提供するLoopring Foundationは、PwCの関与により

ステーブルコインや証券トークンオファリング(STO)の作成、および管理における透明性の向上が期待できる。

とポジティブに受けとめている。

規制当局の「承認」済ステーブルコインの台頭

注目を集めるステーブルコインだが、その代表格テザー(USDT)をめぐる不信感が日に日に高まっている。

テザーは「時価総額およそ30億ドルといわれるステーブルコインの93%を独占している」と報じられている一方で、準備金保有をめぐる不透明さに対する批判が絶えない。

テザーの最新情報はこちらから

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そうした中でも、ジェミニ・ドル(GUSD)、Paxos Standard Token (PAX)、USD Coin(USDC)といった、当局の規制に準拠するステーブルコインが続々と登場している。

テザー社が裏付け資金の保証に苦しむ中で、これらのステーブルコインは信頼性の高さをアピールしようと尽力している。ジェミニ・ドル(GUSD)は仮想通貨取引所Geminiの設立者であるウィンクルボス兄弟が発案したもので、ニューヨーク金融サービス局(DFS)から発行承認を受けている。

パクソス(PAX)も同様にニューヨーク州同局からの承認を受けており、USDコイン(USDC)を発行するCircle社にはGoldman Sachsが出資している。

またGUSDとUSDCは、アジア圏で最大規模を誇る仮想通貨取引所Liquid by Quoine(旧Quoinex)での取扱い開始が今週月曜日に発表されたばかりだ。(現状は日本以外での取り扱いのみ)

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大手企業も着目するステーブルコインの可能性

四大会計事務所のひとつであるPwCの参入は、ステーブルコイン市場にとって大きなプラス材料だ。

将来的にほかの四大会計事務所が同様の動きをみせる可能性について、

四大会計事務所に留まらず、すべての大手企業がこの(ステーブルコイン)領域に注目している。

とPwC香港のGee氏は述べている。

しかし現時点ではステーブルコインに関する標準規格や最低限の規制的アプローチすら見られていないため、今後様々なことが起こり得る可能性への懸念も示している。

規制当局のステーブルコインに関する規制やスタンダードが整備されていない点は前述の前述のジェミニドル(GUSD)を発行するGemini Trust CompanyのCEOであるCameron Winklevoss氏もTwitterで言及している。

現状として、PwCは公的信託業務に従事している監査法人ゆえに、慎重を期して接する構えで、これはその他の監査法人が仮想通貨に対して取っているスタンスと同様だ。

ステーブルコインの監査については、顧客確認(KYC)やアンチマネーロンダリング(AML)規制への準拠、発行・償還サイクルの処理法、カストディー、保護預りなど、様々な角度から透明性を検証する必要があるとの見解を示している。

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