- XLMの最大規模Airdrop
- Stellar Development Foundationは6日、世界有数の仮想通貨ウォレット会社Blockchainと提携し、今後数ヶ月に渡って総額140億円相当の仮想通貨ステラをAirdropしていくことを発表した。 仮想通貨ステラの可能性
- 仮想通貨ステラは、世界的に有名なテクノロジー会社IBMのサポートも受けており、リップルやイーサリアムの競合であるとされた。今回の過去最大のAirdropで、XLMのさらなる普及やコミュニティの拡大が期待されている。
XLMの最大規模Airdrop
11月6日に、仮想通貨ステラ(XLM)の開発を行う非営利団体Stellar Development Foundationが、世界的に有名な仮想通貨ウォレット提供会社Blockchainと提携し、総額1.25億ドル(約140億円)相当のXLMをBlockchainウォレット顧客にAirdropすることを発表した。
2011年に設立されたBlockchainは、現時点で3000万近いウォレット発行数を誇っており、140カ国の国々でサービス提供を行なっている。
そして、既存対応通貨のビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュに加え、今月11月には、仮想通貨ステラへの対応も開始している。
今回のAirdropは全てのユーザーを対象に行われることが以下のように示唆され、1人あたり25ドル(約2800円)相当のXLMを受け取ることができると予想されている。
Blockchain Walletを所有する誰もが対象であり、最初のグループは仮想通貨ステラ(XLM)を今週中に”無料で”受け取ることができるだろう。
期間は数ヶ月間に渡って行われ、地域によってその受取額が変動するほか、既存Blockchain Walletユーザーから優先的に配布されていくと記述された。
さらに、今回の取り組みに対し、BlockchainのCEOを務めるPeter Smith氏は、仮想通貨自体の普及という目的を持っていることを以下のように示唆した。
過去5年間を振り返ってみても、ユーザーに最初の20ドルほどの仮想通貨を配布し、その最初の仮想通貨取引を行うことによって、彼らに新しい金融システムの偉大さを気かせることは、興味深いものだった。
このプロジェクトの核心には、”数百人もの人々に対し、最初の仮想通貨取引を促進するにはどのようにすべきか”という思想があったのだ。
仮想通貨ステラの可能性
仮想通貨ステラは、国際間での決済や取引を促進することを目的としてIBMのような世界的に有名な企業との提携も結んでいる。
さらに、ステラプロジェクトのライトイヤーも今年9月に、VisaやNasdaqから資金調達を行なった経歴を持つブロックチェーンスタートアップChainを買収し、その顧客ネットワークや既存製品を統合する予定であると明らかにされた。
今回の仮想通貨ステラのAirdropは、6月に3500万ドル(約40億円)を配布したDfinityを上回り、仮想通貨史上最大のAirdropであるとされており、その配布量は、XLM総流通量の2.6%、総発行量の0.47%に相当することが明らかになっている。
Airdropは、その仮想通貨の広い普及とコミュニティの発展に大きな影響を与える手法として知られてきた。
そして、今回の仮想通貨ステラのAirdropも例外なく、その対象となる3000万近いBlockchain Walletこそが仮想通貨XLMの普及を促し、非中央集権化を進め、コミュニティの発展に繋がっていくと期待されている。
直近の価格推移は好調
仮想通貨ステラ(XLM)は、時価総額6位に位置する注目アルトコインの一つで、直近の価格推移では、前週比+17.5%と大幅上昇を見せている。
ただし、巨額のエアドロップは、短期的には売り圧力になるとの見方もある点には注意が必要と言える。