6月4日以来の純流入規模
米国のビットコイン現物ETF(上場投資信託)市場が活況を呈している。15日(月)、約8,500 ビットコイン(BTC)に相当する5億5500万ドル(830億円)の純流入を記録し、6月4日以来の最高額を更新した。
SoSoValueの分析によると、12銘柄中10銘柄が純流入を達成。中でもフィデリティの「FBTC」が2億3900万ドルと最大の流入を記録し、ビットワイズの「BITB」が1億ドルでこれに続いている。
大手資産運用会社ブラックロックの「IBIT」も7950万ドルの純流入。私募からETFへの転換以来、流出が続いていたグレイスケールの「GBTC」も、3700万ドル以上の純流入を記録した。
12銘柄全体の取引量は26億1000万ドル以上に達し、8月23日以来の高水準となった。1月の上場以来の累計純流入額は193億6000万ドルとなり、ビットコイン現物ETFへの持続的な需要の強さを示している。
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ビットコインETFの需要が増加傾向に
15日の5億5500万ドルという流入規模は、2024年第1四半期(1-3月)の勢いに匹敵するものだ。データ分析会社CryptoQuantの報告によると、第1四半期の平均的な1日当たりの買い入れ額は約9,000ビットコイン(現在の価格で約5億6800万ドル)だった。この大規模な資金流入は、ビットコイン価格を670万円から1,000万円へと急騰させた一因となった。
直近では7日に12銘柄全体で2億3500万ドルの純流入を記録し、2営業日連続の流入超過となっていた。今後もこの勢いが維持されるかが注目されている。
一方で、イーサリアム現物ETF9銘柄の15日の純流入額は1700万ドルにとどまった。
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