はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Sui側、590億円超相当のトークンを内部メンバーが売却したとの主張を否定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SUI売却の主張を否定

L1ブロックチェーン「Sui」のプロジェクト(Sui公式側)は15日、4億ドル(596億円)相当の暗号資産(仮想通貨)SUIを内部のメンバーが売却したとの主張に反論した。

財団や開発企業Mysten Labsのメンバー、同社の創設者や投資家は、指摘された期間に4億ドル相当のSUIを売却していないと主張。プロジェクト内部のメンバーが先行販売に関与したり、ロックアップや供給スケジュールのルールに違反したりすることはないと強調している。

今回、上述したSUIの売却を指摘したのは、Xユーザーの「light(@lightcrypto)」だとみられる。Sui財団は「この個人」に直接回答したいとだけ述べて、引用リポストをしたり、スレッドにコメントしたりはしていない。

lightというユーザーは14日、「この数週間で不可解に感じていることは、SUIの価格が急騰していること」と主張し、SUIの価格が5倍に上昇しているチャートを添付。SUIやプロジェクトの現時点での価値に疑問を呈していた。

その上で、ICO参加者のウォレットが保有するSUIの価値の推移などのチャートを添付して「知っている人はほとんどいないと思うが、プロジェクトのメンバーが、この価格上昇局面で4億ドル相当のSUIを売却している」と主張。

そして、「エコシステムを構築する人々、おそらくSUIの価値を最も知る人々が、相場の勢いに乗ろうとする、情報の少ない購入者に多くのトークンを売却する状況には安心できない」などと述べていた。

Suiのプロジェクトは「投稿者はウォレットのアドレスを掲載していないが、我々のインフラのパートナーが保有するウォレットを指摘している可能性はある」と説明。

一方で「そのウォレットも含め、全てのロックアップは資格のあるカストディアンにより実行され、Sui財団によって継続的に監視されてもいる」と主張している。

関連「10億人にブロックチェーンの恩恵を」Sui(スイ)創設者が語る、ゲーム機開発や今後の目標|WebX2024

SUIの価格動向

SUIの価格は本記事執筆時点で2.04ドル(約300円)で前日比マイナス9%超と下落しているが、前年比ではプラス390%超と高騰。14日には最高値を更新していた。

Suiは、ネイティブトークンであるSUIが日本の交換業者にも上場している注目度の高いブロックチェーン。メタ(旧フェイスブック)が開発を主導していた仮想通貨プロジェクト「ディエム」の技術を継承していることでも関心を集めている。

SUIの価格が上昇した理由には、高い性能を備えているためゲームやDeFi(分散型金融)での利用が期待されていること、Web3ゲーム対応ポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」が開発されていること、ミームコインの市場が発展していることなどが挙げられている。

DeFiとは

「Decentralized Finance」の略。ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨スイ(SUI)2ドル超え最高値に迫る 価格上昇の材料は

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
05:00
ハイリキが注目される理由│次のエアドロップ機会は?利用方法・リスクを解説
Hyperliquid(ハイパーリキッド:ハイリキ)のエアドロップ情報と特徴を解説。HYPEトークンの価格高騰要因、次回エアドロップの参加方法、流動性提供(HLP/Vaults)の仕組み、投資リスクまで詳しく紹介します。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧