はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

トランプ氏の仮想通貨プロジェクト「WLF」、初日のトークン販売は目標の4%のみ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

低調なスタートとの見方

米国のドナルド・トランプ前大統領一族が関与する暗号資産(仮想通貨)DeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLF)」のトークンセールは、15日の初日の販売額が約1,000万ドル(約15億円)で、全体目標の4%だった。

WLFが最初のトークンセールで目標にしている調達額は3億ドル(約450億円)。また、今回は200億枚を販売しているが、本記事執筆時点で191億枚超が売れずに残っている。こういった点から、現時点では、WLFのプロジェクトは期待通りの始まりにはなっていないとの見方が上がった。

出典:WLF

DeFi

「Decentralized Finance」の略。ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。

▶️仮想通貨用語集

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

今回、販売しているトークンの名称は「WLFI」で単価は0.015ドル。用途はガバナンスで、プラットフォームの将来の開発に関する意思決定に使用される。大きな特徴としては、最初の12カ月間は譲渡をすることができないという。

関連トランプ氏の仮想通貨プロジェクト「WLF」、2200億円の評価額で445億円調達へ

トランプ氏は11月の米大統領選に向けて、仮想通貨を擁護する姿勢を早くから鮮明に示してきた。そのため、需要の予想に基づく資金調達の目標設定が高かった可能性も指摘されている。

また、12カ月の譲渡不可期間が投資妙味を低減している可能性があるとの声も上がった。

プロジェクトへの反応

WLFについては、トランプ一族が関与するDeFiプロジェクトとして、特に発表当初は大きな注目を集めたが、否定的な見方も上がっている。

例えば、DeFiプロジェクト「dYdX」の政策部門のトップは、以下のようにコメントした。

本当にユニークなプロジェクトへのアクセス、便利な機能、単なるおもしろさなど、興味を引きつけるには何かしらの価値が必要だ。

しかし、仮想通貨支持者の多くは、コミュニティを継続的に政治利用することに嫌悪感のようなものを抱き、興味がないお金もうけには価値を感じていない。

また、デジタル資産関連企業のCEOは、WLFが「ハッキングを受けたプロジェクトのコードをコピーしている」と指摘。そして、以下のように述べている。

私は、トランプ氏のブランドであるということ以外、興味を持ったり、ユニークであると感じたりする点はない。他の多くの人々も、同様だろう。

仮想通貨コミュニティは、ローンチ前からWLFに非常に懐疑的だったと思う。このプロジェクトは好機に便乗しているだけのようにしか見えず、特に新しさに欠けている。

このコメントは、WLFのコードが、フラッシュローン攻撃を受けて180万ドル(約2.7億円)相当が不正流出した「Dough Finance」のコードに類似しているとの指摘に基づいている。

関連トランプ一族のDeFiプロジェクト、Aave上に構築か=報道

なお、トークンの販売が進まない点には、ウェブサイトがダウンしたこともあるとの見方が上がった。他にも、規制を考慮して米国では適格投資家しか購入できないことも影響しているのではないかとの声もある。

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/07 土曜日
11:20
9ヶ月で約1400億円の収益、トランプ大統領 仮想通貨事業で純資産56億ドルに=フォーブス報道
Forbes誌がトランプ大統領の仮想通貨資産を分析。ミームコイン「TRUMP」とWorld Liberty Financialで約10億ドルを獲得し純資産56億ドルに。
10:20
シンガポール金融管理局、仮想通貨企業の新規制ルールを明確化 混乱受けて
シンガポール当局が仮想通貨企業向け新規制の適用範囲を明確化した。海外のみにサービス提供する事業者は7月よりライセンス必須となる。ルール対象外となるトークンも挙げた。
09:00
モバイルゲームFIFA Rivals、6月12日リリース決定 アディダスと提携でNFT導入
アディダスと契約 ブロックチェーン技術を活用したモバイルサッカーゲーム「FIFA Rivals」が6月12日にiOSとAndroid向けにリリースされると、開発元のMythic…
08:25
ミームコイン発行のPump.fun、10億ドルトークン販売で収益共有制度導入か=報道
ミームコインプラットフォームPump.funが10億ドル規模のPUMPトークン販売を計画。プロトコル収益の一部をトークン保有者に還元する買い戻し制度を検討中。累計収益は6.77億ドル。
07:40
日本政府、資金決済法改正で仮想通貨仲介業を新設へ
仮想通貨規制を盛り込んだ改正資金決済法が参議院本会議で可決して成立。仮想通貨仲介業の新設や顧客資産の保全強化策などを盛り込んでいる。
07:20
取引所GeminiがIPO申請、仮想通貨企業の株式公開ラッシュ加速
ビットコインOGのウィンクルボス兄弟が創設した仮想通貨取引所GeminiがSECにIPO草案を提出。Circle上場に続き、米仮想通貨企業の株式公開ラッシュが加速。
07:02
イーロン・マスクのX、Polymarketと提携 仮想通貨予測市場に本格参入
イーロン・マスク氏のXがPolymarketと公式パートナーシップを締結。AI「Grok」を活用した仮想通貨予測市場サービスで、リアルタイム情報分析を数百万ユーザーに提供へ。
06:45
マイケル・セイラーのストラテジー社が新優先株発行、約10億ドル調達でビットコイン購入資金確保へ
ストラテジー社が10%配当の永続優先株STRDで約9.8億ドルを調達。ビットコイン追加購入と事業運転資金に充当予定で、6月10日に取引完了。
06:05
Circle株価30%続伸、アップルやグーグルもステーブルコイン導入検討=報道
Apple、Google、X、Airbnbが仮想通貨企業とステーブルコイン統合協議を開始。国際送金コスト削減目的でIT大手各社の仮想通貨採用が本格化へ。サークルの株価はニュースを受けてさらに高騰した。
05:50
エリック・トランプ主導でTRUMPミームコイン取得加速 WLFIが統合
World Liberty FinancialがTRUMPトークンの大規模ポジション取得を発表。Fight Fight Fight社のウォレット開発中止により、トランプファミリーの仮想通貨事業統合に新たな進展。
06/06 金曜日
18:21
メタプラネット、ビットコイン保有計画で26倍超の上方修正 21万BTCの保有目指す
メタプラネットが日本の資本市場史上最大級となる7,674億円の新株予約権発行を決議した。「555ミリオンプラン」により、ビットコイン保有目標を従来の2万BTCから21万BTCへ26倍超に上方修正。アジアを代表する仮想通貨ビットコイントレジャリー企業としての地位確立を図る。
17:39
Binance Japan、トロン・ダイの円建て取引ペア追加 
Binance Japanが6月11日よりDAI/JPY・TRX/JPYの新規取引ペアを開始。記念キャンペーンでメーカー手数料1ヶ月無料。ステーブルコインDAIと高速処理のTRXが円建てで取引可能に。
14:15
RWAトークン化市場が半年で3倍以上急成長、3兆円突破=バイナンスリサーチ
バイナンスリサーチの月次市場分析によると、RWA(現実資産)トークン化市場が2025年上半期で260%成長し、時価総額は230億ドルを超えた。プライベート・クレジットが58%シェアで市場を牽引する一方で、RWAとDeFiプロトコルとの統合も進んでいる。
13:35
20万ドルへ到達可能もリスク高まるか、『ビットコインスタンダード』著者が強気相場ピークを警戒
『ビットコインスタンダード』著者アモウズ氏がビットコイン強気相場の現状を分析。20万ドル到達可能性と企業財務戦略のリスクを専門家が警告。
13:10
ウーバーCEO、送金コスト削減でステーブルコイン活用を検討
ウーバー社CEOが、ステーブルコイン活用や仮想通貨ビットコインについてコメントした。米国ではステーブルコイン規制法案が上院でまもなく可決する可能性もある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧