はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

警察庁が匿名性仮想通貨「モネロ」取引を追跡 メルカリなど悪用の架空取引で容疑者逮捕

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

モネロ取引を分析し容疑者特定

日本警察庁・サイバー特別捜査部と9府県警の合同捜査本部は、暗号資産(仮想通貨)モネロ(XMR)の取引を分析し、他人名義のクレジットカードを悪用して不正に資金を得ていた犯罪グループの首謀者を逮捕した。日経新聞などが21日に報じた。

詐欺師グループ18人が摘発されたが、首謀者はSNSで実行役を募集しており、実行役は闇バイトの可能性もあるという。

犯罪グループは、メルカリやヤフオク!で犯行を繰り返し、総額1億円を不正入手。匿名性の高いモネロ取引を悪用してマネーロンダリング(資金洗浄)を図った疑いがある。

捜査本部は、容疑者らが実行メンバーをSNSで集めていたことから、社会的に問題視されている闇バイトの「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」に該当する事件とみなしている。

関連米財務省、資金洗浄リスクレポート発表 仮想通貨についても分析

匿名通貨モネロ

「Monero(モネロ)」「Zcash(ジーキャッシュ)」「Dash(ダッシュ)」「Auger(オーガー)」といったプライバシーコイン(匿名性通貨)は、かつて日本の暗号資産(仮想通貨)取引所のコインチェックなどで取り扱いがあったが、送金の経路を辿ることが難しいことから犯罪利用される懸念が取り沙汰され、2018年6月に上場廃止となった。

このため、世界的なKYC/AML(顧客身元確認・マネロン防止)強化を受けて、取引できるプラットフォームが限られている。

2021年には、ERC-20(規格)トークンとしてイーサリアムのエコシステムで流通するラップド版モネロも登場。イーサリアム上で追跡可能なため、匿名性は失っているバージョンとなる。

関連匿名通貨モネロ(XMR)にラップドトークンが登場 イーサリアム上で流通可能に

各国の当局は、仮想通貨についてもマネロン防止策を強化しているところだ。ドイツ警察当局は9月、マネロンなどに関連しているとされる47の仮想通貨取引所を閉鎖したことを発表している。

関連ドイツ政府、47の仮想通貨取引所を閉鎖 マネロン違反で

米FBIも4月、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスを使わないよう国民に呼びかけた。

関連米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/08 水曜日
06:55
予測大手ポリマーケット、Bakktの親会社ICEから3000億円の戦略的出資を獲得
大手予測市場ポリマーケットはニューヨーク証券取引所の親会社ICEから20億ドルの戦略的投資を獲得したと発表した。同日ビットコイン入金機能も開始した。
06:30
ビットコイン、休眠クジラの6000億円BTC移動などで急落も大口の歴史的買い圧力は継続
3年以上休眠していた仮想通貨ウォレットから32,322BTCが移動しビットコインへ売圧をかけている。一方で他のクジラウォレットが過去1週間で6万BTC以上を取得し強い買い圧力も確認された。
06:00
バイナンスのBNB、過去最高値更新し時価総額3位に浮上 高騰の背景は
バイナンスのBNBトークンが7日に過去最高値1330ドルを更新し、時価総額でテザーを抜いて仮想通貨3位となった。上場企業CEAインダストリーズが48万BNB保有を発表した。
05:46
米S&P、仮想通貨と関連株を組み合わせた新指数を立ち上げ
S&Pグローバルが7日、仮想通貨35銘柄と関連企業15社を組み合わせたS&Pデジタル・マーケッツ50指数の立ち上げを発表した。トークン化企業ディナリが指数設計で協力する。
10/07 火曜日
19:08
トレカ市場を変革?!TCGのNFT化(トークン化)とは?図解でわかりやすく
ポケモンカードをはじめとするトレーディングカードのNFT化(トークン化)とは何か。仕組み・メリット・注意点を図解でわかりやすく解説。CourtyardやCollector Cryptの事例も紹介。
17:18
「韓国個人投資家の9000億円がイーサリアム・トレジャリー企業に集中」 サムソン・モウが警鐘鳴らす
サムソン・モウ氏は、韓国の個人投資家による約9000億円がイーサリアムの価格を押し上げていると指摘し、イーサリアムおよびイーサリアム・トレジャリー企業に対する投資リスクを警告した。
15:29
なぜアフリカは仮想通貨普及で世界をリードし得るのか?金融イノベーションの最前線をレポート
アフリカの仮想通貨採用が急拡大している。ビットコインやステーブルコイン(USDT/USDC)がケニア、ナイジェリア、ガーナで浸透。M-Pesa連携、送金コスト削減、インフレ対策の実例と、EUのMiCA規制から学ぶアフリカの金融イノベーションの未来を探る。
13:50
ソラナ・カンパニー、775億円相当SOL超を蓄積
ナスダック上場のソラナ・カンパニーが6日、デジタル資産トレジャリー戦略の一環としてソラナの継続的な取得を発表した。220万SOL超と1500万ドル以上の現金を保有。
13:20
FIFAのトークン化チケット購入権RTB、スイス当局が賭博の疑いを調査
スイスの賭博規制当局が、国際サッカー連盟公式の2026年W杯チケット購入権トークンを調査している。賭博に該当する可能性を検討中だ。
11:35
シタデルのケン・グリフィンCEO、金とビットコインへの資金流入に懸念を表明
ブルームバーグが10月7日に報じたところによると、シタデルのケン・グリフィン氏が投資家がドルより金を安全資産と見なし始めている状況に懸念を示した。デベースメント・トレードと呼ばれる金、銀、ビットコインへの投資拡大に言及。
11:05
「年末にかけて金・仮想通貨・テック株を保有」チューダー・ジョーンズ氏
著名投資家ポール・チューダー・ジョーンズ氏は、現在の株式市場における強気相場にはまだ大幅な上値余地があるとの見方を示した。年末にかけて金、仮想通貨、テック株を組み合わせて保有すると説明している。
10:30
Plume Network、SECにトランスファー・エージェント登録 価格20%以上高騰
RWA特化のPlume Networkが米証券取引委員会からトランスファー・エージェント資格を取得した。米国証券市場のオンチェーン化を進めるとしている。
09:40
イーサリアムのM2相関性ラグ解消で価格1万ドル到達の可能性=アナリスト分析
Cryptoquantのアナリストは米M2マネーサプライの拡大とイーサリアムの流動性ラグについて分析し取引所在庫の減少と機関投資家の買い需要増加を背景にETH価格がこのサイクルで1万ドルに到達する可能性があると大胆予測。
08:02
メタプラネット、ビットコイン含み益が810億円に到達
10月7日の報道によると、世界第4位のビットコイン保有企業メタプラネットの含み益が5億4000万ドル(約810億円)に達し過去最高を記録。PHASE II戦略による今後の展開が注目される。
07:35
仮想通貨投資商品、先週は過去最大の約9000億円が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、先週のデジタル資産の投資商品への資金流純入額は約8,940億円だったと発表。ビットコインの投資商品への流入が最も多かったとし、要因の分析もしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧