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日本酒×Web3の実証実験開始へ、ぷらっとホームなど6社が協議会設立  

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

あらたな日本酒流通システム構築へ

IT企業のぷらっとホーム、日本酒業界大手の秋田清酒、秋田県酒類卸、松井酒造、真空技術を持つインターホールディングス、三井住友海上の6社は、Web3技術を活用した新しい日本酒流通システムの実証実験を開始することを発表した。

協議会では、ぷらっとホームが提供するWeb3プラットフォームである「ThingsToken」を活用し、現実資産(RWA:Real World Assets)のデジタル化を実現した。

従来、日本酒流通においては、流通管理がシステム化されていない場合が多く、例えば料飲店における在庫残量の管理・在庫の補充などが効率的ではなく、また変動する消費需要に対応した弾力的で計画的な物流が実現できないなどの課題があった。

そこで、日本酒流通の「効率」「品質」「コスト」に耐えられるあたらしいパッケージおよびITシステム(新パッケージングシステム)を開発し、インターホールディングスの真空技術を用いた日本酒低温デリバリーシステムを使用して輸送部分の物流効率も向上させ、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)技術を用いて重量データを集約し、残量に応じた配送ができるシステムを構築することで課題解決を目指す。

日本酒の生産から消費までのサプライチェーン全体をブロックチェーン上で管理すれば、輸送物流の効率化を図り、流通における所要時間や経費等を削減することが出来るという。

ぷらっとホームは今年7月、INTMAX(イントマックス)開発のRyodan Systems(リョダンシステムズ)と、「RWA」のトークン化においての戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

ThingsTokenの役割

輸出における製品品質の把握のため、日本酒を各個品ごとに識別し、個品毎に品質の管理やトレースを実現できることが重要となる。

そのため、実証実験では、NFT(非代替性トークン)の一種であるThingsTokenを、コンソーシアム型のブロックチェーン上に発行し、IDを持つ温度検知QRコードラベル(日立ソリューションズ)を酒瓶に貼付し個品識別のアンカーポイントとして利用することで、製品の個品識別を実現したという。

ThingsToken ™は、ぷらっとホーム株式会社の登録商標であり、2023年度の日本の農林水産省採択の実証プロジェクト事業において、コンソーシアム型のブロックチェーンを用いたモデルシステムとして実証投入された。

人手不足やコスト削減が課題となる物流業界において、Web3技術を活用した本実証実験の成否は、今後のRWAプロジェクトの展開にも大きな影響を与えることが予想される。

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