はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SEC、Web3ゲーム企業Immutableを提訴の可能性 ウェルズ通知を送付

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ウェルズ通知を発行

Web3ゲームのプラットフォームを開発するImmutableは1日、米証券取引委員会(SEC)から「ウェルズ通知(Wells Notice)」を受け取ったことを公表した。

通知には法規条項が簡潔に書かれており、それ以外の重要な内容の記載は限定的だったという。Immutableは、独自トークン「IMX」は有価証券ではなく、サービスに違法性もないと主張し、必要であればSECと争うと表明した。

SECとは

「Securities and Exchange Commission」の略。株や債券など証券の取引を監督する米政府機関のこと。SECのミッションは「投資家を保護すること」「公正で秩序のある効率的な市場を維持すること」「資本形成を促進すること」である。

▶️仮想通貨用語集

ウェルズ通知とは、企業や個人に対し、SECが法的措置を講じる予定であることを正式に伝える公文書。これからSECは、実際にImmutableを提訴する可能性がある。

関連NFTの有価証券性で提訴の可能性、米SECがOpenSeaにウェルズ通知を送付

ウェルズ通知にはSECの主張の詳細は書かれていなかったが、受領後に10分間、電話でやりとりしたとImmutableは説明。その上で、SECは2021年のIMXの上場やプライベートセールを問題視しているようであると述べた。

SECは2021年のトークンセールに関するブログに不正確な説明があったと指摘したという。実際は当事者間で価値の交換が行われてなかったというような内容をSECは主張したもようだ。

しかし、Immutableは、これはSECの間違いであると説明。実際に対価は存在し、事前に対話をしておけばSECは自身の間違いに気づけたはずだと主張した。

今回の発表でImmutableは、執行措置による規制を繰り返しているとSECの対応を批判。仮想通貨・ブロックチェーン業界と向き合い、明確で目的に合った業界のルールやガイドラインを作ってくれれば、それに従うと説明した。

そして、SECが明確なルールを作ったり、安易な判断をする前に最低でも真摯な対話を行うようになったりするまで、開発者、クリエイター、ゲーマー、デジタル所有権のために戦うとしている。

なお、今回Immutableは、米司法省が関連調査を行なっていることを認識しているが、実際に訴訟されたり、訴訟の計画を告げられたりはしていないとも述べた。

ウェルズ通知発行の経緯

Immutableは、ウェルズ通知は一般的に発行される前に数カ月間、企業の法律顧問とSECがやりとりしてSECが状況を十分に把握することが多いと説明。その上で、今回はSECとの最初のやりとりで「数週間以内にウェルズ通知を発行する」と予告されたと明かした。

さらに、その数時間後にウェルズ通知を受け取ったと説明。上述した通り内容は限定的で、重要な説明箇所は20単語以下しかないと主張している。

そして、現地時間11月5日の米大統領選の直前に突然ウェルズ通知が届いたとし、この2つのタイミングが関係していることは容易に想像できると主張。何か政治的動機があるのではないかとの見方を示唆した。

関連Web3ゲーム企業Immutableが日本進出、DMMグループDM2C・QAQAと提携

関連トランプ氏勝利でビットコインはどのくらい上がる? 米大統領選2024でETCグループ予測

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧