はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ次期大統領、SEC委員長にアトキンス氏選出で最終調整か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アトキンス氏で最終調整か

報道によると、米国のドナルド・トランプ次期大統領が、新たな米証券取引委員会(SEC)委員長として、暗号資産(仮想通貨)に前向きなポール・アトキンス氏を選出する意向を固めた。海外のWeb3メディア「UNCHAINED」が3日に報じた。

情報筋によると、トランプ氏はアトキンス氏がこの提案を受諾するのを待っている状況だとされる。

アトキンス氏は2002年から2008年までSEC委員を務め、歴代のSEC委員長であるリチャード・C・ブリーデン氏などの下で、首席補佐官や顧問として働いていたこともある。

さらに、2017年以降は、米国のブロックチェーン業界団体「デジタル商工会議所」が立ち上げたトークン・アライアンスの共同議長として、デジタル資産の発行・取引プラットフォームのベストプラクティスを開発する取り組みを主導してきた。アトキンス氏は当時、仮想通貨について「新しくエキサイティングな資産クラス」だとして肯定的に評価した。

次期SEC委員長へのアトキンス氏就任により、仮想通貨規制の明確化や業界と協調的な方針が期待されるところだ。

関連トランプ新政権で仮想通貨企業のIPOが加速か 規制緩和への期待高まる

SEC(証券取引委員会)とは

株や債券などの証券の取引を監督する米国の政府機関のこと。1934年設立。公正な取引の確保と投資家保護を目的としており、インサイダー取引や企業の不正会計、相場操縦などを防止する。仮想通貨が有価証券に該当するかという判断も行う。

SEC委員も再編成へ

現職のゲンスラーSEC委員長は、トランプ大統領就任式となる1月20日付けで辞任する予定だ。ゲンスラー氏率いるSECは、明確なガイドラインを提供せずに仮想通貨関連企業を恣意的に提訴しているなどとして国内外から批判されてきた。

SEC委員のヘスター・ピアース氏とマーク・ウエダ氏も、内部よりこうした方針を批判し明確な規制の必要性を訴えてきた。この二人の共和党の委員は続投となる。

民主党の委員としては、ジェイミー・リザラガ氏も1月に退任すると発表している。一方で、仮想通貨に批判的なキャロライン・クレンショー氏も任期満了となるが、2025年末まで任期が延長される可能性もある。

トランプ次期大統領には、SEC委員の構成について一定の裁量が可能だが、非党派を維持するため、共和党も民主党も、4名以上をSEC委員のポジションに入れることはできない。SEC委員は、委員長含めて通常5人で構成される。

すでに共和党はピアース氏とウエダ氏という二人の委員を擁しているため、あと一人のみ共和党からの選出ができる形だ。

関連「米SECはリップル社への提訴を取り下げる可能性」元CFTC委員長が予想

仮想通貨を支持するトランプ新政権では、様々な仮想通貨政策の実現に期待が高まる。ビットコイン準備金構想の他、規制を明確化するFIT21法案、仮想通貨政策の専任ポスト設立、マイニング産業の育成などの行方に注目したい。

関連タグ米政権交代

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
22:21
ステーブルコイン「$U」がBNBチェーンとイーサリアムで始動
ユナイテッド・ステーブルズが新ステーブルコイン「U」をBNBチェーンとイーサリアムでローンチ。USDC、USDT、USD1で1対1裏付け。PancakeSwap等の主要DeFiプロトコルと初日から統合、AI経済向けにEIP-3009とx402をサポート予定。
18:27
ユニスワップ、1億UNI焼却提案の最終投票開始へ 流通量の16%
分散型取引所ユニスワップが1億UNI焼却を含む「ユニフィケーション提案」の最終投票を12月19日に開始。可決されれば手数料スイッチが起動し、UNIトークンは収益を生む資産へと転換する。
17:22
YO Labs、トークン化ゴールド「yoGOLD」の事前預入を受付開始
YO Labsがトークン化ゴールド(XAUt)で利回りを獲得できるイールドボールト「yoGOLD」を発表。金を預けて利回りを得られる。現在、事前預入を受付中。
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧