はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

XRP台帳の基本準備金、10分の1に引き下げ 価格高騰受け

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

基本準備金が1XRPに

暗号資産(仮想通貨)XRPの台帳XRP Ledgerの開発者は、XRP価格の大幅な高騰を受けて、アカウントの基本準備金を10XRPから1XRPに引き下げた。

基本準備金は、XRP Ledgerのアカウントをアクティブに保つために保持する必要があるXRPの最小量のことだ。

同時に、リザーブ増額手数料も2XRPから0.2XRPへと90%引き下げられている。これは、トラストライン(USDCなど非XRP資産の取り扱い)や、分散型取引所(DEX)での売買注文などを行う際の追加手数料である。

今回の調整は、ネットワーク上のバリデーターによる投票プロセスを通じて承認・実行された。XRP Ledgerアカウントの作成と維持のコストを削減し、XRPネットワークへのアクセスを容易にすることが目的だ。

XRPは最近、米国のドナルド・トランプ新政権への期待などを背景にして、一時的に400円を超えるなど急騰している。データ分析企業CryptoQuantのKi Young Ju CEOは、コインベースの大口投資家による取引が主な原動力だと意見した。

関連XRP400円突破、2018年1月以来の過去最高値(円建て)更新

XRP Ledgerとは

リップル社が提案しグローバルなコミュニティが主導するブロックチェーンを基盤としたデジタル資産プラットフォーム。送金だけでなく、分散型取引所(DEX)などにも使用できる。XRP Ledgerのネイティブ通貨がXRP。

▶️仮想通貨用語集

XRPが上昇している要因は

XRPが急騰している背景には、現職のゲンスラーSEC委員長が、1月20日付けでの辞任を表明したこともある。

ゲンスラー氏が率いる米証券取引委員会(SEC)は、様々な仮想通貨企業を未登録証券を提供したとして提訴。リップル社に対する訴訟も進められていた。

仮想通貨に批判的なゲンスラー氏が退任し、トランプ政権下で新たに仮想通貨に肯定的な人物が後任として就任することで、リップル社に対する訴訟が取り下げられる可能性を指摘する意見もある。

関連「米SECはリップル社への提訴を取り下げる可能性」元CFTC委員長が予想

トランプ氏陣営は、仮想通貨に前向きなポール・アトキンス氏を次のSEC委員長に選出することで最終調整しているとも伝えられたところだ。

関連トランプ次期大統領、SEC委員長にアトキンス氏選出で最終調整か=報道

XRP現物ETF実現への期待も高まっている。米資産管理会社WisdomTree(ウィズダムツリー)は2日、XRP現物ETFの上場申請で重要書類となるS-1様式をSECに提出。BitwiseやCanary Capitalも同様のETFを計画しているところだ。

関連XRP現物ETFの上場申請に大きな進展 米WisdomTreeがS1書類を提出

その他に、米ニューヨーク州の金融規制当局がリップル社の新しいステーブルコイン「RLUSD」を承認する可能性も高まっており、XRP Ledgerとの相乗効果も期待されている。

関連承認間近か、リップルのステーブルコイン「RLUSD」 ニューヨークで

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09:49
米CFTC、仮想通貨取引の引き渡し規則を撤廃 規制緩和へ
米CFTCが仮想通貨の「現物引き渡し」に関する2020年ガイダンスを撤回。ファム委員長代行は「時代遅れで過度に複雑」と指摘し、規制簡素化へ。12月には現物取引承認やパイロットプログラム開始など、トランプ政権下で仮想通貨規制の整備が加速。
09:35
コインベース、ラップドトークン向けにチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用
仮想通貨取引所コインベースはチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用。ビットコインのcbBTCやイーサリアムのcbETHなどラップドトークンの送金に活用する。
09:25
米決済機関DTCCがトークン化サービス開始へ、SECから許可
米預託信託決済機構DTCCの子会社DTCがSECから無措置書簡を取得し、DTC管理下の実世界資産をトークン化する新サービスの提供が承認された。2026年後半にサービス展開を開始する予定だ。
08:20
ビットコイン、年末サンタ・ラリーの可能性低下 FRB利下げ後=アナリスト分析
FRBが25ベーシスポイントの利下げを実施した後、ビットコインが約9万ドルまで下落した。アナリストは年末のサンタ・ラリーが起こりにくいと分析しており、強気の確信は2026年初頭に先送りされている。
07:35
ステート・ストリートとギャラクシー、トークン化キャッシュ運用ファンドをローンチへ
ステート・ストリートとギャラクシーは、トークン化したキャッシュ運用ファンドのローンチ計画を発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、将来的にはステラやイーサリアムなどにも拡大するとした。
06:55
米大手銀バンク・オブ・アメリカ、ビットコイン担保融資の準備進める=報道
資産規模1.7兆ドルのバンク・オブ・アメリカがビットコイン担保融資商品の準備を進めていると報じられた。主要米銀行による仮想通貨担保融資の提供は、仮想通貨と伝統金融の統合における重要な一歩となる。
06:15
英上場企業サツマ・テクノロジー、保有BTCの約半数を売却 社債返済目的で
英国のビットコイン関連技術企業サツマ・テクノロジーが11日、保有する1199BTCのうち579BTCを売却し、約4000万ポンドの純収入を得たと発表した。売却後も620BTCを保有し現金約9000万ポンドを確保している。
05:55
21シェアーズがXRP現物ETFを上場、「TOXR」で取引開始
スイスの資産運用会社21シェアーズが11日、XRP現物ETFを米CBOE取引所に上場した。コインベース、アンカレッジ・デジタル・バンク、ビットゴーがカストディアンを務める。
05:35
JPモルガンがソラナ上で初の債券発行を実施、77億円相当のコマーシャルペーパー
JPモルガン・チェースが11日、ギャラクシー・デジタル向けに5000万ドルのコマーシャルペーパーを初めてソラナブロックチェーン上で発行したと発表した。
12/11 木曜日
18:32
NYSE、サトシ・ナカモト像を設置 ウォール街の変化示す
ニューヨーク証券取引所がビットコイン創始者サトシ・ナカモトの像を設置。設置者のトゥエンティワン・キャピタルは約4万BTC保有で世界3位。伝統的金融が仮想通貨を受け入れる象徴的出来事に。
17:56
テザーとHoneyCoinが提携、アフリカでUSDT決済を拡大
テザーはHoneyCoinと戦略的提携を発表し、アフリカでのUSDT決済拡大を目指す。HoneyCoinはQRコードや専用端末に対応したPOSネットワークを導入し、加盟店が直接USDTを受け取れる仕組みを構築。まずケニアでサービスを開始し、他市場へ展開予定。現地通貨の変動リスクを避けたいユーザーの需要に応え、アフリカにおけるステーブルコイン普及を加速させる。
17:15
コインチェックがソラナ(SOL)の取扱いを開始
コインチェックがソラナ(SOL)の取扱いを開始。販売所・取引所・つみたてに対応し、1万円購入で抽選1万円分のSOLが当たるキャンペーンも実施中。
16:47
ブータン都市GMC、金裏付けトークン「TER」発行へ ソラナ活用
ブータンの特別都市GMCが、金を裏付け資産とする国家支援型トークン「TER」をソラナ基盤で発行。DK Bankが販売・保管を担い、同国のデジタル経済戦略を加速させる取り組みとなる。
16:33
仮想通貨取引所ジェミニ、CFTC承認で予測市場参入へ
仮想通貨取引所ジェミニがCFTCから予測市場運営の承認を取得。関連会社ジェミニ・タイタンを通じて二者択一式イベント契約を提供する。カルシとポリマーケットが急成長する予測市場で、競争が激化している。
14:58
仮想通貨業界トップ、米CFTC新設諮問会議に参加へ
米CFTCが「CEOイノベーション評議会」を設立し、クラーケンやジェミナイなど仮想通貨業界トップが参加。デリバティブ市場の構造変化やトークン化について議論。仮想通貨担保のパイロットプログラムも開始。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧