はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン1500万円台維持、17-18日FOMCで追加利下げ期待|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

12/7(土)〜12/13(金)の仮想通貨相場

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が今週のビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週、12/7(土)〜12/13(金)の仮想通貨相場の仮想通貨相場週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は底堅い推移となり、13日正午時点で、1510万円周辺で推移している。

BTC円は11日の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、週明け9日から弱地合いで取引が始まり、1500万円の維持に失敗。10日米国時間には、1440万円近辺まで下落した。

一方、これによりドル建てBTC相場が節目の9.5万ドルを割ると、その後は押し目買いの様相で反発。トランプ氏がBTC価格を「もう一つの株式市場」として注目していると初弁したこともあり、翌11日の欧州時間には1500万円を回復した。また、この日発表された米CPIは前年比で若干前月から伸びが加速したものの、市場予想と合致したことから、インフレ上振れ懸念の後退で相場は1500万円台中盤まで戻した。

12日の米国時間朝方には、米神機失業保険申請件数の予想外の増加を受け、BTCは上値を試したが、同時に発表された11月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことで、米金利が上昇。これが米株の重石となり、BTCも連れて上げ幅を縮小した。

【第1図:BTC対円チャート(1時間足)】
出所:bitbank.ccより作成

来週は米連邦準備理事会(FRB)が今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する(17日〜18日)。FF金利先物市場は25bpの追加利下げが決定される確率を96.4%とほぼ確実に織り込んでおり、インフレの底打ち感が漂う中、やや楽観的に見える。ただ、失業率の上昇や足元の失業保険の増加など、労働市場の需給の緩みのサインに加え、先月はサービス業PMIも低下するなどしており、今月は予防的な追加利下げを決定する可能性は十分あると言えよう。

また、今月のFOMCでは経済見通し(Summary of Economic Projections、SEP)も公開されることから、来年にかけてFRBが何回の利下げを想定しており、今回の利下げサイクルが何%での着地となることを想定しているかも重要な注目ポイントだ。

SEPが最後に更新された9月時点では、FOMCでは来年に4回の25bp利下げが想定されていた。ただ、その時点からインフレの加速などを受けて、市場では来年の利下げ回数は2回にとどまると予想されており、FOMCの見通しがある程度タカ派的に傾斜することは織り込み済みと言えよう(第2図)。

よって、「25bpの追加利下げ+来年の政策金利着地見通しが4%以下」であれば、BTC相場は足元の警戒感が払拭され、相場の追い風となろう。

【第2図:FF金利上限、FOMCと市場の見通し】
出所:FRED、fedwatchより作成

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧