はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ハイパーリキッド、北朝鮮ハッカーの標的となっている可能性が浮上 HYPE価格一時25%安

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

北朝鮮の標的か

人気急上昇中の分散型パーペチュアル取引プラットフォーム「HyperLiquid(ハイパーリキッド)」が、北朝鮮のハッキンググループの標的となっている可能性があるとの憶測が広がっている。Metamaskなどに関連する暗号資産(仮想通貨)セキュリティ研究者のTaylor Monahan(Tay)氏によれば、北朝鮮関連アドレスがHyperLiquid上で70万ドル以上の損失を出しており、これは同プラットフォームの内部構造を把握するためのテスト取引である可能性があるという。

HYPEトークンの価格は憶測を受け22〜23日にかけて最大で25%下落していた。

ハイパーリキッドは、アービトラム基盤を利用した独自の高速ブロックチェーン上で運用される分散型金融(DeFi)プロジェクトで、ユーザーが無期限先物取引を行えることが特徴だ。Monahan氏は、北朝鮮のハッカーが通常の取引活動ではなく、プラットフォームの脆弱性を探る「テスト」を行っていると指摘している。

Hashed Officialのデータによれば、今週月曜日だけでハイパーリキッドから2億1,100万ドル相当のUSDCが引き出され、同プラットフォームで最大の資金流出が記録された。USDCはハイパーリキッドで担保として利用されており、この動きが北朝鮮関連の噂をさらに加速させている。

出典:Dune

ハイパーリキッドは公式コメントとして、「DPRK(北朝鮮)の攻撃やその他のエクスプロイトは発生していない。すべてのユーザー資金は安全に管理されている」と述べている。しかし、ブロックチェーンセキュリティ専門家のNassim Eddequiouaq氏は、「北朝鮮のハッカーがすでにハイパーリキッドのインフラに侵入している可能性が高い」と警鐘を鳴らしている。

Monahan氏も、北朝鮮関連アドレスがハイパーリキッドでの取引を通じて潜在的なセキュリティホールを探している可能性があると発言。X上で「ハイパーリキッドのバリデーターはたった4つしかなく、これらが開発者の個人デバイスで運用されている可能性がある」と指摘した。

同氏は2週間前にハイパーリキッドに連絡を取り、潜在的な脅威に対する対策を提供する準備があることを伝えたことも明らかにしたという。

北朝鮮のハッキンググループは近年、仮想通貨分野で極めて洗練された攻撃手法を発展させており、DMMビットコイン流出事件などを含め今年だけでも13億ドル以上を獲得していると報告されている。そのため、ハイパーリキッドのような急成長中のプロジェクトが格好の標的となっているとされる。

一方、一部の仮想通貨コミュニティは、これらの警告を「心理作戦(psyop)」と見なし、ハイパーリキッドの評判を傷つけるためのものだと否定的な見解を示している。しかし、多くのセキュリティ専門家はこの問題を軽視すべきでないと警告している。

ハイパーリキッドは、11月末のHYPEトークンローンチ以降、1,500億円以上のUSDC流入を記録し、大規模な成長を遂げた。

関連DeFiハイパーリキッド「HYPE」が最高値更新継続、3週間弱で1500億円相当のUSDCが流入

関連仮想通貨を種類別に解説|アルトコイン、ミームコインまでわかりやすく

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/19 火曜日
18:37
OKBとは?|OKXの取引所トークンの将来性・買い方・リスクを徹底解説
2025年8月、OKXがOKBを大規模バーンし発行量を2,100万枚に固定。価格は2.5倍に急騰した。OKBの特徴・買い方・将来性を詳しく解説します。
16:43
仮想通貨取引所OKJ、「オフィシャル トランプ」の取り扱いを8月28日から開始
オーケーコイン・ジャパン(OKJ)が8月28日からトランプ大統領関連のミーム系暗号資産「オフィシャル トランプ(TRUMP)」の取扱いを開始。Solanaネットワーク対応で取引所・販売所・積立サービスを提供。
14:05
仮想通貨モネロへ攻撃を仕掛けたQubic 、次のターゲットは?
AIブロックチェーンプロジェクトQubicがモネロ(XMR)への51%攻撃に成功したと発表した。次なる動きとして、コミュニティ投票でドージコインを次のターゲットに選定した。注目を集めたQubicの動機を背景について詳しく解説する。
13:50
著名投資家パリハピティヤ、370億円の新SPAC設立でDeFiやAI投資へ
「SPAC王」と呼ばれたチャマス・パリハピティヤ氏が、分散型金融(DeFi)やAI分野に特化した新たなSPACを設立。370億円調達を目指す。
13:00
「宇宙から届ける分散型インターネット」Spacecoin創業者が語る、衛星通信で実現するWeb3|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、Spacecoin創業者Tae Oh氏独占インタビュー。衛星通信で実現する分散型インターネットとWebX 2025出展について話を伺った。
11:45
2025年末のビットコイン価格予想18万ドル維持、ヴァンエック最新市場レポート
ヴァンエックが最新市場分析で2025年末ビットコイン価格予想18万ドルを維持している。先物需要の回復や、ビットコイントレジャリー企業の動向についても言及した。
11:25
仏上場キャピタルB、アダム・バックから約3.8億円調達でビットコイン戦略加速
欧州初のビットコイントレジャリー企業キャピタルBが、暗号学者アダム・バック氏から220万ユーロの資金調達を実施。追加17BTC取得でビットコイン保有量拡大へ。
10:25
イーサジラ、イーサリアム財務戦略を正式開始
米ナスダック上場企業イーサジラは、企業の新ブランドを正式にローンチし、仮想通貨イーサリアムの財務戦略を遂行すると発表。発表時点で620億円相当のイーサリアムを保有している。
09:45
ストラテジー社、株式発行の基準を緩和 ビットコイン買い増しは76億円相当
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを430枚追加購入し、保有量は62.9万BTCに達した。株式発行の自主基準も緩和しており、資金調達の柔軟性を向上させている。
08:30
中国大手銀招商銀行傘下のCMB、香港で仮想通貨取引サービス開始
招商銀行傘下の招銀国際証券が18日、香港で仮想通貨取引サービスを正式開始。ビットコイン、イーサリアム、テザーの24時間取引を提供。中国系銀行系証券会社として初の仮想通貨取引ライセンス取得企業となった。
07:10
国民民主党の玉木代表、ステーブルコインの支援を表明
国民民主党の玉木代表は、日本円ステーブルコインJPYCが発行のための登録を取得したことなどを受け、ステーブルコインの取り組みが促進されるように政策面でサポートしていくと表明した。
06:50
米財務省、ジーニアス法に基づく不正活動対策でパブリックコメント募集開始
米財務省が18日、ステーブルコイン規制のジーニアス法に基づき仮想通貨の不正活動検出手法についてパブリックコメントを募集。AI、ブロックチェーン技術、デジタル身元確認などの革新的手法に関する意見を10月17日まで受付。
06:10
米SEC、複数の仮想通貨ETFの承認判断を延期
米証券取引委員会が、トランプメディア運営のトゥルースソーシャルが申請したビットコイン・イーサリアムETFの承認判断を再延期。コインシェアーズのライトコインETFやXRP ETFも同時に延期決定。
05:50
ビットマイン、ストラテジーに次ぐ最大の仮想通貨保有企業に
ナスダック上場のビットマインが66億ドル相当のイーサリアム保有を発表し、マイケル・セイラー氏のストラテジーに次ぐ世界第2位のデジタル資産保有(DAT)企業となった。
05:30
米上場BTCS、世界初のイーサリアム配当を発表
ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSが18日、世界初のイーサリアム配当「ビビデンド(Bividend,)」を発表。1株当たり0.05ドルのETH配当と0.35ドルのロイヤルティ支払いで計0.4ドル相当を株主に提供。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧