史上最高値を更新
AI(人工知能)エージェントに関連する暗号資産(仮想通貨)銘柄「ai16z(AI16Z)」は1月1日、時価総額が20億ドルを突破し、史上最高値を更新した。
1日の高騰により時価総額は一時26億ドルまで拡大し、2.42ドルという高値を記録。現在は時価総額22.8億ドル、価格2.1ドルで推移している。過去30日間で約6倍の成長率を達成したが、利確の動きが見られ、前日比で-11%の下落となった。
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ai16zはソラナ基盤の代表的なAIエージェント銘柄であり、投資DAOや「Eliza」というAIエージェント作成フレームワークを提供している。今回の高騰の背景には、以下の要因が挙げられる。
- 独自のレイヤー1ブロックチェーンの立ち上げを検討
- トークン設計の再考とステーキング機能の導入を計画
- トークンローンチパッドを1Q(1〜3月期)に導入する計画
- ElizaがGitHubのAIリポジトリランキングでGoogle Geminiを抜いてトップに
特にトークン設計の再構築が注目を集めており、ローンチパッドなどの収益がトークン保有者にトークン買い戻しの形で還元されることへの期待が高まっている。
AIエージェント(代理人)は2024年10月以降に投資家の注目を集め始めた分野であり、人間ユーザーの介入なしに、データ分析、自動取引、ウォレット間送金などを自律的に行うブロックチェーン上のスマートコントラクトプログラムを指す。
現在、ai16zとBaseチェーン基盤のVirtuals Protocolは二大AIエージェントインフラ銘柄として注目されており、これらから派生したaixbt、GAME by Virtuals、Luna by Virtualsも大幅な価格上昇を記録している。