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アルトマン氏のワールドコイン、認証ユーザーが世界で1000万人突破

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

検証ユーザーが1000万人に

OpenAIの創設者であるサム・アルトマン氏が立ち上げた暗号資産(仮想通貨)ワールドコイン(WLD)は10日、ワールドネットワーク上で人間であることを検証しIDを得た人間が1,000万人に達したと発表した。

ワールドコインは、AI(人工知能)時代に人間であることを証明し、ベーシックインカムを実現することを目指して立ち上げられたものだ。昨年10月にはプロジェクト全体を「ワールドネットワーク」としてリブランディングした。

今後は、イーサリアム(ETH)レイヤー2ブロックチェーンであるワールドチェーン、人間とAIを区別するためのデジタルIDソリューションであるワールドID、および仮想通貨ワールドコインの3つを主要な柱として、実在する認証済みの人間のネットワークを構築することを目指している。

ユーザーは生体認証データ(オーブという球形の機器による虹彩スキャン)を提供することで、「ワールドID」を取得し、オンラインパスポートと仮想通貨WLDを受け取ることが可能だ。

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2024年の達成を報告

ワールドコインは、昨年12月に2024年の達成事項についての記事を発表。まず、独自アプリWorld Appのダウンロード数が2,000万を超えたとしている。このアプリは虹彩スキャンを提供しない場合でも仮想通貨ウォレット機能などを利用可能だ。

また、セキュリティ、匿名化、プライバシーでも向上があったとしている。

具体的には、生体認証データ保護に分散・秘匿化技術「SMPC(セキュアマルチパーティコンピュテーション)」を採用し、そのシステムをオープンソース化した。これは、量子コンピュータの脅威にも有効とされる技術である。

個人のワールドIDを認証するために使用されるすべての情報は暗号化されて複数の断片に分割され、信頼できる複数の当事者で分散管理されることになる。

こうしたプライバシー保護面での強化は、各国の規制当局からの懸念に対応するものでもある。

最近では、ドイツのバイエルン州データ保護監督局が、ワールドコインに対して、人々の眼球をスキャンして収集した生体認証データを削除するよう命じた。

これに対してワールドコインは、この命令は以前の運用方法と技術を調査したものだが、それはすでに変更しておりデータは削除済だとして、次のように述べた。

一般データ保護規則(GDPR)の要件を充分に満たすために、個人のワールドIDを認証するための虹彩コードは保存されなくなった。以前に収集した虹彩コードは、ワールドID操作のためにいかなる個人データも残らないように自主的に削除されている。

ワールドコインは、2024年にはオーストリア、ブラジル、コロンビア、マレーシア、ポーランドなどの新たな国々でもID認証を開始したとも報告した。

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