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仮想通貨ETFへ2日連続の純流入、トランプ政権移行へ市場活況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインETFに単日920億円の純流入

仮想通貨ETF市場において、現物ETFの資金流入が2日連続で加速している。15日に7.56億ドル(約1,178億円)を記録した後、16日の総純流入額も6.26億ドル(約920億円)と高水準を維持している。

FARSIDE INVETERによると16日、ビットコイン(BTC)現物ETFでは、BlackRockのETF「IBIT」が約5.3億ドル(約775億円)の純流入を記録し、最も高い資金流入となった。同社の累計純流入額は380.36億ドル(約5.6兆円)に達している。

また、Ark InvestとSwiss21Sharesが共同運用する「ARKB」も1.5億ドル(約228億円)の純流入を記録。

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出典:FARSIDE INVETER

15日には「ARKB」と、フィデリティの「FBTC(純流入額:4.63億ドル)」がけん引した。16日の取引終了時点、ビットコインETF(11銘柄)全体の運用資産総額(AUM)は約1,148億ドル(約16.9兆円)に達している。

関連:ビットコイン現物ETFの上場承認から1周年 累計取引高は100兆円規模に

トランプ新政権による規制緩和への期待

市場では、トランプ次期大統領の就任に向けた期待感が高まっている。

ブルームバーグによると、トランプ氏は就任直後の1月20日に仮想通貨関連の大統領令に署名する見通しで、「暗号資産諮問委員会」の設立を含む業界との対話を重視する政策を検討しているという。

バイデン政権下での厳格な規制方針からの転換となる見方も広まり、Web3業界からの期待が高まっている。

ビットコイン価格は17日執筆時点に101,250ドル(約1,488万円)で推移しており、昨年12月に記録した108,400ドル(約1,593万円)の最高値更新も視野に入っている。

関連:ビットコイン10万ドル超で堅調推移、トランプ新政権めぐる思惑でアルトも買われる

イーサリアムETFも好調

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FARSIDE INVETER

イーサリアム(ETH)現物ETF市場でも2日連続で資金流入が継続し、16日には1.6億ドル(約245億円)の純流入を記録。

特にBlackRockの「ETHA」が1.1億ドル(約163億円)の資金を集め、同商品の累計純流入額は38.3億ドル(約5,624億円)に達している。フィデリティの「FETH」も7,000万ドル(約103億円)の資金を集めている。イーサリアムETF市場の累積純流入額は26.4億ドル(約3,886億円)となっている。

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