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イーサリアム財団が組織改革へ 創設者のブテリン氏が5つの目標を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

開発環境などの向上につながるか

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は19日、現在イーサリアム財団の変革を行っている最中だと明かした。

特に財団をリードする層に関して大きく変えているところで、すでに1年近く取り組んでいると述べる。一部はすでに実施済みで、一部はまだ取り組み中だと続けた。

ブテリン氏は、達成目標として以下を挙げている。

  • 財団を主導する人々(リーダーシップ層)の技術的専門知識のレベルをさらに向上させる
  • 財団のリーダーシップ層と、エコシステムのユーザー、アプリ開発者、ウォレット、L2(レイヤー2)などとの双方向コミュニケーションとつながりを改善する
  • 新しい才能を呼び込み、実行能力とスピードを向上させる
  • アプリ構築者へのサポートを厚くし、プライバシー、オープンソース、検閲耐性などの価値や権利をユーザーが得られることを確実にする
  • 分散型技術・プライバシー技術とイーサリアムチェーン本体の使用を増やし続ける

また、逆に避けたいこととしては、イーサリアム財団が「既得権益の場になること」や「中央集権化が進んだ組織になること」「エコシステム内でもっと主役のような位置を占めること」を挙げた。

イーサリアム財団は13日に、新しいXアカウントを立ち上げたところだ。エコシステムの最新情報を以前よりも頻繁に共有していくとしている。これも、ユーザーや開発者などとのコミュニケーションを深めるという目標の一環とみられる。

イーサリアム財団の方針や開発環境に関しては不満の声も上がっていたところだ。例えば2024年12月、イーサリアムの開発者だったマックス・レズニック氏がイーサリアム系の開発企業コンセンシスから、ソラナの研究開発企業Anzaに転職している。

この際レズニック氏は、イーサリアムでは何かする上でコア開発者と政治的に関係を構築しておかなければならず、意志決定プロセスが迅速ではないとも述べていた。

イーサリアム財団で進行中の改革は、こうした面にも対処するものとみられる。

関連:イーサリアム開発者レズニック氏、競合のソラナへ移籍 背景を語る

共同創設者ルービン氏の提案

イーサリアム共同創設者のジョセフ・ルービン氏は、イーサリアム開発者ダニー・ライアン氏とイーサリアム・フランス代表のジェローム・ド・ティシェイ氏が、財団を共同で主導していくことを提案している。

ライアン氏は、イーサリアムのPoS(プルーフ・オブ・ステーク)への移行でリーダーシップを発揮していた人物だ。

ルービン氏は、この二人のリーダーシップにより、イーサリアムが最も信頼され多様性あるブロックチェーンになるために必要とされる「エネルギー、才能、型破りな考え方、マーケティングにおける創造性、意欲」を注入することになると続けた。

関連:イーサリアムの大型アップグレード「Pectra」、実施目標時期は3月に

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