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アルトマン氏、ChatGPT最新モデル「o3」への過度な期待に警鐘 AGI実現は否定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「AGIではない」と呼びかけ

OpenAIの創設者サム・アルトマン氏は20日、生成AI「ChatGPT」の最新バージョン「o3」について、過大評価がX(旧称ツイッター)で蔓延しているとして、過度に期待しないように呼びかけた。

「o3」は、SNSでノーベル賞クラスの知性に相当するなどとも話題になっているところだ。期待の過熱を背景にして、アルトマン氏は汎用人工知能(AGI)をリリースするわけではないとして、次のように発言した形だ。

ツイッター上の過大評価がまたもや制御不能になっている。来月AGIをリリースする予定はないし、AGIを開発できたわけでもない。

とてもクールなものを準備しているが、どうか落ち着いて期待を100分の1に下げてほしい。

AGIとは、人間と同等またはそれ以上の知能を持ち、幅広いタスクや問題に対応できるAIのことだ。

なお、イーロン・マスク氏は2024年3月、OpenAIの「GPT4」がすでにAGIのレベルに到達していると主張。その上で、「人類に利益をもたらす」ような仕方で、AGIに取り組む創業当初の同意にOpenAIが違反しているとして、同社を訴えている。

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「超知能」を長期的目標に

アルトマン氏は、今回まだAGIを構築できたわけではないとしているが、今月6日に投稿したブログ記事では、将来の開発に自信も見せている。「AGIを構築する方法が分かっていると確信がある」として、次のように述べる格好だ。

2025年には、最初のAIエージェントが「労働力に加わり」、企業が達成する成果を大幅に変える可能性があると考える。私たちは、優れたツールを人々の手に渡し続けることで、優れた、広く分散された成果が生まれると信じている。

また、その先には真の意味でのスーパーインテリジェンス(超知能)に目標を向け始めているとも続けた。

超知能の定義は具体的に示していないが、超知能ツールは、科学的発見と革新を加速し豊かさと繁栄を大幅に高める可能性があるとしている。

こうしたアルトマン氏の発言には、専門家から懐疑論も上がっていた。例えば、Fetch.aiのCEOでASI(人工超知能)アライアンスの会長も務めるフマユン・シェイク氏は、「AGIはまだ真に知覚を持っているようなレベルに達しておらず、これからも長い間それは変わらないだろう」と意見している。

また、人によりAGIの定義が違うことも示唆した。

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トランプ氏がAIに関する大統領令を撤回

大統領に就任したドナルド・トランプ氏は、ジョー・バイデン前大統領により2023年に成立していたAIに関する大統領令を撤回したところだ。

この大統領令は、AIが消費者、労働者、国家安全保障にもたらす潜在的なリスクを軽減することを目指すものだった。AIの開発者に対し、製品をリリースする前に、安全性テストの結果を米国政府と共有することなどを課していた。

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