はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

公的資金のビットコイン投資、米国17州で法整備進む

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

進む州の取り組み

フロリダ州を含む米国の複数の州で、公的資金による仮想通貨ビットコイン投資を可能にする法案の提出が相次いでいる。

フロリダ州のジョー・グルーターズ上院議員は今週金曜日、州によるビットコイン(BTC)などの仮想通貨への投資を認める法案を提出した。この動きは、全米で広がりつつある仮想通貨投資への政府の関心を反映している。

フロリダ州のジミー・パトロニス最高財務責任者によると、同州はすでに約8億ドルの「仮想通貨関連」投資を行っている。グルーターズ議員の法案では、一般歳入基金や予算安定化基金などの公的資金からビットコインへの投資を認める一方、各口座の投資上限を10%に設定することを提案している。

メリーランド州、アイオワ州、ケンタッキー州でも同様の法案が提出され、ビットコイン戦略準備金の創設を目指す動きが加速している。これにより、ビットコイン準備金の設立を検討する州の数は17に達した。

特にケンタッキー州のTJロバーツ議員が提出した法案376号は、州の余剰資金の投資先として、時価総額が7,500億ドル以上のデジタル資産を認める内容となっている。2025年2月現在、この条件を満たす仮想通貨はビットコインのみとなっている。

同法案では、デジタル資産への投資額を州基金の余剰現金総額の10%以下に制限する一方、州機関によるデジタル資産での支払い受け入れを可能にする革新的な提案も含まれている。また、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の使用は明確に禁止している。

メリーランド州では、ケイリン・ヤング議員が提出した法案1389号により、メリーランド・ビットコイン準備基金の設立が提案されている。この法案は、ギャンブル違反の取り締まりによって得られた資金をビットコインに投資する権限を州財務長官に付与する独自のアプローチを採用している。

一方、テイラー・コリンズ議員によって提出されたアイオワ州の下院法案246号は、州財務官に対する、貴金属やデジタル資産への投資許可について規定。投資上限を利用可能な公的資金の5%に設定し、ステーブルコインへの投資も許可する内容となっている。

関連米国等が進めている「ビットコイン準備金」構想|世界・日本の状況は?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。
05:40
トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
トランプ大統領が19日、ステーブルコイン規制枠組みを定めるGENIUS法案に署名し米初の仮想通貨包括規制法が成立。2500億ドル規模のステーブルコイン市場に明確な規制導入。
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。
17:00
ビットコイン、上昇余地あるも利確の動きに注意=Glassnode分析
ブロックチェーン分析企業Glassnodeは、最新のビットコイン市場分析レポートで、オンチェーン指標と過去のデータから、ビットコイン価格はさらに上昇する可能性があり、13万ドルが次の重要な抵抗線となると予測した。
13:55
米サムザップ、仮想通貨投資枠370億円に拡大 XRPやDOGEなど6銘柄追加承認
米上場のサムザップメディアが17日、取締役会で仮想通貨投資枠を2.5億ドルに拡大と発表。イーサリアム、ソラナ、XRP、ドージコイン、ライトコイン、USDCを新たに投資対象に追加。
13:30
ハミルトン・レーンのSCOPEファンド、マルチチェーン化
資産運用大手ハミルトン・レーンのプライベートクレジットファンド「SCOPE」がイーサリアムとオプティミズムでマルチチェーン化した。セキュリタイズとワームホールが提携し実現している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧