はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアムのロールバック議論やソラナインフレ削減提案など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(23日〜1土)

  • ビットコイン(BTC):84,016ドル -12%
  • イーサリアム(ETH):2,213ドル -16%
  • XRP(XRP):2.13ドル -16%
  • ソラナ(SOL):146.4ドル 13%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

この1週間は仮想通貨相場は大きく下落した。23日に96,000ドル台で推移していたビットコインの価格は、25日に90,000ドルを割り、28日には一時78,000ドル台まで下げた(CoinGecko参照)。

注目すべき材料として指摘されているのは、米州におけるビットコイン準備金法案の審議状況。これまでモンタナ州やサウスダコタ州などで否決されており、他の州での審議に影響を与える可能性がある。

関連:米国複数州でビットコイン準備金法案が否決続く BTCは9万ドル割れ

他には、米トランプ大統領の関税措置が挙げられている。27日には、欧州連合(EU)からの輸入品に25%の関税を課す方針をトランプ氏が表明し、ビットコインは急落した。

関連:ビットコイン急落、トランプ大統領がEU製品に25%関税表明

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

イーサリアムについては、過去最大規模となったBybitへのハッキングに対する関心が続いた。ハッキングが起きたのは21日の夜である。

関連:Bybit、史上最大規模のハッキング 仮想通貨相場が急落

今回のハッキングを巡っては、Bybitの救済策としてブロックチェーンの巻き戻し(ロールバック)を提案する声が上がっている。この1週間は、イーサリアムコミュニティから強い反対の声が関心を集めた。

関連:イーサリアムのロールバック提案にコア開発者が反論、Bybitハッキング事件で

時価総額4位:XRP

XRPしては、リップル社が25日に、XRPレジャー(XRPL)の現状や今後の開発計画について説明。2025年の計画表を公開し、今年は主にコンプライアンス機能、機関向けのレンディング、プログラム可能性を強化するとした。

リップル社は、資産のトークン化やDeFi(分散型金融)の領域が発展する中、XRPLは「規制に準拠したオンチェーン金融」を主導する地位を固めてきていると主張。機関向けDeFiの次のフェーズでは、流動性の高さ、コンプライアンス機能、シームレスな機関対応を備えたXRPLが活用されるだろうと期待を示している。

関連:「機関向けDeFiを主導へ」リップル社、XRPLの2025年の開発計画を発表

時価総額6位:ソラナ(SOL)

ソラナに関しては、SOL生成のインフレ率を動的に調整することで、インフレ80%削減を目指すソラナの新提案「SIMD-0228」への投票期間が近づいており、新たなトークン発行モデルに対し、コミュニティでは支持派と懐疑派で意見が分かれているところだ。

関連ソラナのインフレ削減提案「SIMD-0228」の投票迫る、トークン発行モデルの改革に賛否両論

また、預託信託決済機構(DTCC)が、米国初のソラナ先物ETF(上場投資信託)を同プラットフォームに登録したことが27日頃に明らかになった。ソラナ先物ベースの商品が確立されることで、今後、現物ETFの実現可能性が高まる。

時価総額35位:アプトス(APT)

アルトコインでは、アプトス(APT)のETFに関する動きも注目を集めた。

仮想通貨ファンド運用会社ビットワイズが25日、デラウェア州に「ビットワイズ・アプトス ETF」法定信託を登録。この動きは、2024年11月にWisdomTreeがXRPのETF関連法人をデラウェア州に登録した際と類似しており、ETF申請の準備段階と見られる。

関連:ビットワイズ、アプトスETF法定信託をデラウェア州に登録、SEC申請準備か

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/28 火曜日
07:15
「ビットコインが二度と10万ドル割らない可能性」スタンダードチャータード分析
スタンダードチャータード銀行の仮想通貨アナリストが米中貿易協議の改善を背景に、ビットコインが10万ドルを下回らない可能性があると予測。
06:45
S&Pグローバル、ストラテジーに初の格付け「B-」付与 その理由は
S&Pグローバル・レーティングスがビットコイン保有最大手のストラテジーに発行体格付け「B-」を付与したと発表した。その理由は?
06:20
BNBチェーン、四半期バーンで1800億円相当のBNBを永久焼却
BNB財団が第33回四半期トークンバーンの完了を発表し、1800億円相当の144万BNBを永久焼却したことを明らかにした。
06:00
トム・リー率いるビットマイン、過去一週間で488億円相当のイーサリアムを追加購入
ナスダック上場のビットマインが仮想通貨イーサリアム保有が331万ETHに達し、仮想通貨と現金の総保有額が2.1兆円になったと発表した。
05:45
米上場企業が61億円相当のイーサリアム売却で自社株買い実施、株価急騰
ETHジラが61億円相当の仮想通貨イーサリアムを売却しその資金で自社株買いを実施したと発表。株価が急騰した。
05:30
米政府閉鎖中も仮想通貨ETF上場へ、ソラナやライトコインなど今週取引開始
米国政府閉鎖が続く中、ソラナやライトコインなど複数の仮想通貨ETFが今週上場する予定。
10/27 月曜日
18:42
日本初のステーブルコインJPYC始動 関連銘柄が急騰
日本初の日本円建てステーブルコインJPYCが2025年10月27日に正式発行。アステリア、電算システムホールディングス、ユナイテッドなど出資企業の株価が急騰。インタートレード、Speee、Unbankedなど関連テーマ銘柄にも買いが波及し、デジタル金融市場拡大の兆しを示した。
18:37
送金大手ウエスタンユニオン、ステーブルコイン決済の試験運用を計画
国際送金大手ウエスタン・ユニオンが2025年第3四半期決算でステーブルコイン決済システムの試験運用を発表。1億5,000万人の顧客向けにオンチェーン決済レールを活用し、コスト削減と決済時間の短縮を目指す。変革期を迎える送金業界の最新動向。
18:00
トロンの将来性は?ステーブルコイン決済に選ばれる理由
TRON(トロン)は、2017年にジャスティン・サン氏によって創設されたブロックチェーンプラットフォームだ。イーサリアムやビットコインと比べて日本での知名度は高くないが、特にア…
17:15
マウントゴックス、債権者返済を再延期 未返済残高は3.4万BTC(約6000億円)
破綻した仮想通貨取引所Mt.Goxは、債権者への弁済期限を2026年10月まで再延期。19,500人に支払い完了も、依然3.4万BTC(約6,000億円)を保有している。
14:03
キルギス共和国、自国通貨建ステーブルコイン「KGST」発行へ バイナンスCZ支援で国家仮想通貨戦略を推進
キルギス共和国が自国通貨ソム建ステーブルコイン「KGST」をBNBチェーン上で発行する。バイナンス創設者CZ氏が戦略顧問として支援し、CBDC「デジタルソム」の試験運用開始や国家仮想通貨準備金の設立を推進している。
13:58
コインベースCEO、オンチェーン資金調達で起業のあり方革新を構想 エコー買収で実現へ
仮想通貨取引所コインベースのCEOが、エコー買収を背景に、起業家が企業設立から資金調達、IPOまでをオンチェーンで可能にする構想を語った。
13:22
JPYCリリース「通貨史に残る分岐点」岡部代表
JPYC岡部代表が27日会見し、日本円ステーブルコインの正式発行を発表。「日本の通貨史に残る分岐点」と述べ、半年で10兆円の発行目標を明らかに。Coinbaseとの交渉も進行中。
11:14
ホワイトハウス、舞踏場建設の寄付リストを公表 コインベース、リップル、テザーなど業界関係者含まれる 
トランプ米大統領のホワイトハウス舞踏場建設で、コインベース、リップル、テザーなど仮想通貨企業を含む37社・個人の寄付者リストが公表された。費用は約3億ドルで、業界と政権の密接な関係が浮き彫りに。
11:03
宇宙×ブロックチェーンで挑むインターネットの格差解消──衛星駆動型DePINプロジェクト「Spacecoin」が目指す新しい通信インフラ
衛星駆動型DePINプロジェクト「Spacecoin」創業者Tae Oh氏へのインタビュー。宇宙×ブロックチェーンでインターネット接続格差の解消に挑む通信インフラと、日本への期待を語った。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧