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ビットコイン100万円急落、トランプ大統領令への失望売り拡大|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(3/8 AM8時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は一時、約100万円幅の下落となった。7日に発表されたビットコイン準備金に関する大統領令は、市場が期待していた追加のビットコイン購入に関する内容が乏しく、失望感が広がった。また、8日に開催された「ホワイトハウス仮想通貨サミット」においても新規の発表はほとんどなく、市場の期待を裏切る形となった。こうした背景から、失望売りが膨らみ、価格の下落につながった。

出典:Tradingview

関連米国初の仮想通貨サミット、重要進展なし FIFAコイン発表も

3月7〜8日相場状況

成行注文の売買動向を分析すると、現物市場における売りがデリバティブ市場の売りを上回っており(下画像赤枠)、今回の下落が現物市場を中心に発生したものであることがわかる。

また、オプション市場の動向をみると、プット・コール・レシオ(PCR)はこれまで低下傾向にあったが(下画像黄矢印)、直近では上昇に転じている。このことから、市場参加者の投資家心理が弱気へと変化しつつあることが伺える。

現状分析(3/8日AM8時)

現時点では、ビットコインは材料出尽くし感がある。米州やその他の国によるビットコイン備蓄に関する法案などで市場を動かすようなインパクトのある発表がない限り、4月は米国の納税期にあたることもあり、市場は低調な動きとなる可能性が高い。

今後の重要な日程

3/12日 米消費者物価指数(CPI)

3/14日 米ミシガン大学消費者信頼感指数

3/18日 米小売売上高

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寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
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