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米下院、決済用ステーブルコイン法案の最新版を提出 利子付きは除外など変更点

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「STABLE法案」の改訂最新版

米国下院は3月26日、ステーブルコイン透明性および説明責任法(STABLE法案)の改訂最新版を提出した。

この法案は、共和党のフレンチ・ヒル議員とブライアン・ステイル議員が起草したものだ。

決済用ステーブルコインを規制し、新たなコンプライアンス体制を導入し、ドルに裏付けられたデジタル資産の発行と使用に関するルールを明確にすることを目的としている。

共同提案者であるビル・ヒュージンガ議員(共和党)は11日、ステーブルコインにより、米ドルの優位性を保つことができるとの考えも示していた。ドル建てステーブルコインは、米ドルをデジタル化するものとして認識されている。

関連:米州政府、独自ステーブルコインを7月にも発行の可能性 イーサリアムなどでテスト実施

主な変更点

今回の改訂版では、2月時点の草案からいくつか変更点がある。まず、証券、預金、信用組合口座などの金融商品が「決済用ステーブルコイン」の定義から除外された。

また、公認会計士事務所が毎月のステーブルコイン準備金証明を検証することなどを義務付けている。故意に虚偽の証明書を提出すると、最高100万ドル(約1.5億円)の罰金または10年の懲役の刑事罰を受ける可能性があるという内容も盛り込んだ。

ステーブルコイン発行者には、米財務省証券や当座預金などの現金相当資産による完全な裏付けを義務付けている。また、発行者がトークン保有者に利回りを支払うことは禁止される。発行者の活動は、発行、償還、保管サービスなどの機能に制限する格好だ。

さらに、消費者保護のため、米国政府がステーブルコインを保証していないことを明確にし、それに反する虚偽の表明を禁止する条項も含まれている。

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

関連:米フィデリティ、独自ステーブルコイン発行を計画=報道

4月末の成立目指す

ステーブルコイン法案は、上院でも進められているところだ。上院では「GENIUS法案」をすでに銀行委員会が賛成18反対6の投票で可決した。

次は上院本会議、またその後は下院の「STABLE法案」との統合を目指す。4月末までにトランプ大統領が法案に署名できるようにすることを目標としている。

銀行委員会「GENIUS法案」承認の際にも、修正事項が組み込まれた。例えば、下院法案同様に、利子や利回りを付与するものは「決済用ステーブルコイン」から除外される。トークン化預金なども対象外だ。

また、法の下で認可されていない決済用ステーブルコインは、銀行間決済に使用できない。

発行者は銀行秘密法の下で金融機関として扱われることになる。修正案では、マネロン防止策、経済制裁プログラム、記録保持、監視、報告などについての詳細が追加された。

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