はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

CZ氏「AIエージェント系仮想通貨のほとんどは実用性ゼロ」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CZ氏、AIと仮想通貨について見解

バイナンス創設者で前CEOのチャンペン・ジャオ(CZ)氏は4月30日、暗号資産(仮想通貨)とAI(人工知能)の関係性について意見を披露した。さらに、政府による仮想通貨準備金についても話した。

まずCZ氏は、現在のAIエージェント系仮想通貨のほとんどが役に立たないものであり、それらに真の実用性を持たせたいと述べている。

トークンを持つAIエージェントは多種多様だが、実用性がないと指摘。ボタンをクリックするだけで、ユーザーが自分だけのAIを立ち上げることができるAIトークン・ローンチパッドが存在しているが、そのように作られたもののうち、「99.99%は役に立たない」とも話した。

AIエージェントとは

人工知能(AI)を活用して、特定の目的やタスクを自律的または半自律的に遂行するプログラムやシステムのこと。

仮想通貨関連では、情報解析、コンテンツ生成、投資ファンド、ミームコインプロモーションなどを自律的に行うAIエージェントが登場しているところだ。

ただ、AIエージェント銘柄は、1月のピークから2月には大幅下落。この背景には、分散型AI技術の実用性や普及に対する期待で市場が過剰評価されていたことが指摘されている。

関連:仮想通貨関連のAIエージェント市場、ピークから2兆円の時価総額消失

CZ氏は、AIの可能性は高く評価している。自身の立ち上げた、子どもたちのための学習プラットフォーム「Giggle」でもテキストを他言語に翻訳する機能で活用していると話した。

ストーリーブック作成の効率化、キャラクターの一貫性向上、よりインタラクティブなアプリの実現などにもAIが役立つとしている。

CZ氏は、AIエージェントにとって仮想通貨は自然な金融レイヤーだとも意見した。AIは仮想通貨を容易に導入できるとして、次のように述べている。

AIのための通貨は仮想通貨だ。

AIは、カードをスワイプしたり、SMSコードを取得するようなことはしない。そうした方法はAIでは機能しない。そこで、AIは仮想通貨を使うようになる。

また、CZ氏はAIエージェントのトレーニングに使用されてきたインターネットデータはすでに枯渇していると指摘した。

今後はブロックチェーン技術を用いて、取得元ユーザーのプライバシーを保護しながらこうしたデータを取得することが考えられ、その際ユーザーは自分の作成したデータを収益化できるようになるべきだとの見解を示している。

その他のトピックとしては、CZ氏は各国が仮想通貨準備金を持つことについても言及した。

各国政府は、準備金を早いうちに積み上げるインセンティブがあるとしている。理由については、もし準備金の蓄積が遅くなると、より高い価格で購入せざるを得なくなる可能性を挙げた。

関連:トランプ政権高官ハインズ氏、ビットコイン準備金構築にコミット

関連:仮想通貨用語まとめ|投資初心者向けのポイント解説一覧

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/04 火曜日
18:06
リミックスポイント、ビットコイン追加取得 新株予約権の残存分は消却
リミックスポイントは10月31日に約5億円分のビットコインを追加取得。累計1,411BTC・214億円規模に達し、第25回新株予約権を全て消却、希薄化型ファイナンスを終了した。
17:02
エアドロップやCZ支持で注目集めるDEX「Aster」とは
エアドロップやバイナンス創業者CZ氏からの支持などで注目集めるAsterについて、DEXの特徴や使い方を解説。注目される理由、エアドロップの参加方法やリスクまで詳しく紹介します。
17:00
OKJ、国内初の「MEME」取扱いを発表 
OKJがWeb3スタジオMemeland発の暗号資産(仮想通貨)「MEME」を国内で初めて上場。11月11日17時より取引開始し、販売所・積立など4サービスに対応。
16:46
モブキャストHD、ソラナ(SOL)を1.5億円取得
モブキャストHDがソラナ1億5,000万円超取得、累計5,177SOL保有。クオンタムソリューションズのETH保有など、国内企業アルトコイン保有の動きが活発化。
15:09
ストラテジー、ビットコイン購入で約620億円を調達へ
ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、ユーロ建て永久優先株で約620億円を調達し、ビットコインの追加購入資金に充当する。保有総量は64万BTCを突破。
13:51
トランプ大統領、バイナンスCZとの面識を否定 恩赦に対する批判をかわす
トランプ大統領がCBSのインタビュー番組で、バイナンス創設者CZ氏への恩赦について「面識がない」と主張し、その妥当性を強調した。民主党議員らはこの恩赦について強く批判しているが、トランプ氏は米国を仮想通貨No.1にする戦略の一環と擁護している。
11:59
イーサリアム財団、戦略的な新助成金プログラムを発表
イーサリアム財団が優先項目に特化した新助成金プログラムを発表した。ウィッシュリストと提案依頼の2経路で、仮想通貨イーサリアムのエコシステムを戦略的に支援していく。
11:09
チェーンリンク、英FTSE Russellと提携 伝統金融の代表指標をブロックチェーンへ
ロンドン証券取引所グループ傘下のFTSE RussellがChainlinkと提携し、Russell 1000やFTSE 100など主要株価指数のデータをブロックチェーン上で提供開始。18兆ドル超の運用資産の投資指標として利用される指数データがオンチェーン化される。
10:59
リップル社、米国で仮想通貨現物のプライム・ブローカレッジ事業を開始
リップル社は、仮想通貨現物のプライム・ブローカレッジ事業を米国で開始。機関投資家の顧客が、XRPやRLUSDなど複数の著名なデジタル資産の現物取引をOTCで行えるようになったと説明している。
10:02
ビットコイン一時10万5千ドルまで下落、流動性不安再燃|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
09:27
Web3大手アニモカ・ブランズ、ナスダック上場の計画 AIインフラのカレンクと合併で
アニモカ・ブランズがAIインフラを手がけるカレンクと合併契約を締結。2026年にナスダック上場することを計画している。上場Web3・仮想通貨コングロマリットが誕生する見通しだ。
07:56
Balancerの不正流出受けて、L1「ベラチェーン」ネットワークを停止
仮想通貨イーサリアム互換のL1ベラチェーンは、バランサーへの攻撃を受け、エコシステムへの影響を抑えるために対策を講じたと発表。場合によってはハードフォークを行うと述べている。
11/03 月曜日
13:40
欧州が仮想通貨・証券の統一監督機関設立を検討 米SECモデルに
欧州委員会が仮想通貨・証券取引所を一元監督する機関を構想している。米証券取引委員会をモデルにしており、ESMAの権限拡大案も検討していると伝えられる。
13:36
FTX債権者は仮想通貨上昇分の恩恵受けられずか 債権実質回収率の試算は9%~46%
仮想通貨取引所FTXの債権者は破綻時の現金相当額で弁済されるため、債権者はビットコインなどの上昇分を受け取れないことになる。債権者代表は、実質回収率は9~46%と推算した。
10:25
仮想通貨Zcash、プライバシー取引機能をさらに強化へ 新ロードマップ公開
匿名機能を重視する仮想通貨Zcashが2025年10~12月期のロードマップを発表した。プライバシー機能を大幅強化し、スワップ毎の使い捨てアドレスなどを導入する計画だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧