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仮想通貨関連のAIエージェント市場、ピークから2兆円の時価総額消失

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

外的要因や過剰評価の懸念

仮想通貨・ブロックチェーンにおけるAIエージェント市場は、ここ3週間で約140億ドル(2.1兆円)の時価総額を失い、急激な下落が続いている。

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1月15日に約203.7億ドルのピークを記録したが、現在はおおよそ62億ドルの水準まで落ち込んでいる。この急激な下落の背景には、関連市場が過剰評価されていたことなどが指摘されている。

仮想通貨のAIエージェント市場の暴落は、分散型AI技術の実用性や普及に対する過度な期待が、現実とのギャップを生んだことが一因と考えられる。代表的な銘柄であるai16zは最高値から-88%、Virtuals Protocolは-77%、TAOは-57%と大幅に下落してきている。

出典:cookie.fun

特に、中国発のDeepSeekの台頭が、AI市場全体に大きな影響を与えている。DeepSeekは最近注目を集めた中国発のAI企業で、低コストかつ高パフォーマンスのAIエージェントを提供することによって、これまで米国のAI関連銘柄への資金を引き上げることを誘発。結果、市場全体の調整が始まり、AIエージェント相場に深刻な影響を及ぼしている。

また、トランプ大統領による対中国の半導体輸出制限も市場に影響を与えている。中国向けの半導体供給が制限されることで、エヌビディアなどの米半導体企業の業績に暗雲が立ち込め、利益減への懸念を高めた。これが一因となり、エヌビディアの株価は過去1ヶ月で-7.35%となっている。

さらに、今週発表された大手半導体メーカーAMDの決算も悪影響を及ぼした。AMDは純利益が大幅に減少したことを報告。一方、AI関連企業のPalantirの株価は、米国防総省との契約拡大を受け、過去1ヶ月で+58.38%と高騰した。

その他、ビットコイン(BTC)の相場調整もAIエージェントを含むアルトコインへの売り圧を強めたようだ。

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