新ルールを導入
ブラジル中央銀行は10日、仮想通貨を含む仮想資産サービスの提供に関する新たな規制を公表した。今回の措置はマネーロンダリング防止やテロ資金供与対策を強化し、仮想通貨市場を正式な金融監督の枠内に組み込む狙いがある。
新たに制定された3つの決議では、仮想資産サービス提供事業者(VASPs)に対して認可制を導入。取引や送金、保管などの事業は中央銀行の監督下に置かれ、顧客保護や内部統制、情報開示などの基準を遵守する義務が生じる。
また、仮想通貨を用いた購入・送金・交換などの取引は「為替取引」として扱われ、同国の外為規制の対象となる。特に、国外との資金移動や投資目的の送金には上限額が設けられ、認可を受けた事業者以外との取引は1回あたり10万ドル相当までに制限される。
さらに、仮想通貨を利用した外国投資や外部からの融資などの資本取引も新たな報告義務の対象となった。ブラジル中央銀行は、資本流入出の把握と統計精度の向上を目的に全ての関連取引を監督下に置くと明らかにした。
これらの規制は2026年2月2日に施行され、同年5月4日からは為替および国際資本取引に関する報告が義務化される。ロイターなどの報道によれば、当局は新ルールによって詐欺防止と金融システムの安定化を図り、仮想通貨をより安全な経済活動の一部として位置づける方針だ。
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