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グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

同日上場

仮想通貨運用大手のグレイスケール・インベストメンツは24日、XRP現物ETF「グレイスケールXRPトラストETF(ティッカー:GXRP)」とドージコイン現物ETF「グレイスケール・ドージコイン・トラストETF(ティッカー:GDOG)」がニューヨーク証券取引所アルカ(NYSE Arca)で取引を開始したと発表した。

GXRPは2024年9月にプライベート・プレースメントとして開始されたファンドの転換で、XRP(XRP)への直接的なエクスポージャーを提供する。XRPは国際送金向けに設計された仮想通貨で、数秒で決済が完了し、取引手数料が極めて低いことが特徴だ。

GDOGも2025年1月にプライベート・プレースメントとして開始されたファンドの転換で、米国初の純粋なドージコイン現物ETFとなる。ドージコイン(DOGE)は当初ミームコインとして知られていたが、現在では低コストで高速な決済、チップ送付などの実用的な用途に使用されている。ブルームバーグの専門家は、GDOGの初日取引高が約1100万ドル(約17億円)に達する可能性があると予測している。

両ファンドは管理手数料は0.35%に設定されている。ただし、最初の3カ月間または運用資産が10億ドル(約1510億円)に達するまでは手数料が免除される。両ETFともニューヨーク証券取引所アルカで取引され、投資家は通常の証券口座を通じて暗号資産へのエクスポージャーを得ることができる。

関連:NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定

アルトコインETF市場の拡大

XRP ETF市場では、グレイスケールの上場に先立ち、既に複数の競合商品が取引されている。キャナリー・キャピタルは11月13日に米国初のXRP現物ETF「XRPC」を上場し、初日の取引高が5900万ドル(約89億円)、運用資産は約2億5000万ドル(約377億円)という記録的なスタートを切った。これは2025年に上場した全てのETFの中で最高の初日取引高となった。

その後、ビットワイズ、21シェアーズ、コインシェアーズもXRP ETFを相次いで上場しており、市場競争が激化している。フランクリン・テンプルトンもグレイスケールと同日にXRP ETFを上場する予定だ。

ドージコインETF市場では、REX-OspreyのDOJEが9月18日に米国初のドージコインETFとして上場している。ただし、DOJEは1940年投資会社法に基づき、先物やデリバティブを通じてエクスポージャーを提供する仕組みとなっている。

これに対し、グレイスケールのGDOGは1933年証券法に基づき、ドージコイン現物を直接保有する米国初の純粋な現物ETFとして位置づけられる。今後、フランクリン・テンプルトンもドージコインETFの申請を検討していると報じられており、ミームコイン市場への機関投資家の関心の高まりを示している。

関連:アルトコイン現物ETFへの資金循環か ビットコインとイーサリアムの商品から資金の純流出続く

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