予測市場へのアクセスを提供
暗号資産(仮想通貨)ウォレットの「Trust Wallet」は2日、ユーザーが予測市場にアクセスできる機能をローンチしたことを発表した。
Trust Wallet内でセルフカストディのまま予測市場にアクセスできる機能を提供。まずは、ユーザーがTrust WalletからMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場にアクセスできるようにする。仮想通貨領域では最近、予測市場の注目度が高まっている。
セルフカストディとは
取引所などではなく、自身で秘密鍵を管理してデジタル資産を保有する形式のこと。
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ユーザーは、Trust Walletのメニューから「Swap」を選択し、次に「Prediction」のタブを開くことで予測市場にアクセスすることが可能。2日からBNBチェーン上のMyriadにアクセスできるようになっており、近くポリゴン上のポリマーケットとソラナ上のカルシにも対応すると説明している。

出典:Trust Wallet
なお、Myriadには米国からはアクセスできないなど、使用に制限は設けた。地域に応じた制限は、予測市場のプラットフォームから自動でかかるようになっているという。
Trust Walletは予測市場サービスの特徴について以下の4点を挙げた。
- 1つのアプリから人気のある複数の予測市場にアクセスできる
- ウォレット内で取引を完結できる
- ユーザーが資産の管理権を持つ
- 安全で明快である
今後について
予測市場へのアクセス機能のローンチについてTrust Walletは、仮想通貨ウォレットとしての利便性を高め、より豊富な情報を提供し、世界の出来事につながりやすくするための次のステップだと説明した。
そして、予測市場機能を提供してオンチェーン探索の新しいレイヤーを導入し、仮想通貨や文化、グローバルなトレンドを形成する瞬間についてコミュニティがどう考えているを簡単に把握できる手段をユーザーに与えると述べている。
今後については、予測市場のプロバイダーやカテゴリ、対応するブロックチェーンを増やしていくと説明した。
本記事執筆時点の「Trust Wallet Token(TWT)」の価格は1.01ドル。前日比では6%超上昇している(CoinGecko参照)。
Trust Walletとは
Trust Walletは2017年にローンチされた仮想通貨ウォレットで、今年の中頃にインストール数が2.1億に達した。公式サイトによれば、100超のブロックチェーンに対応し、1,000万を超える資産をサポートしている。
2018年には、チャンポン・ジャオ(CZ)氏が最大株主であるとされる仮想通貨取引所バイナンスがTrust Walletを買収した。
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