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ポルトガルがポリマーケット遮断命令、大統領選での疑惑取引を問題視

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ポリマーケットへのアクセス遮断へ

ポルトガルの賭博規制当局は16日、分散型予測市場ポリマーケットの遮断を命令した。

地元メディアによると、大統領選の結果が明らかになる直前に選挙関連市場で大きな取引があった。規制当局は、これを問題視した格好だ。ポルトガル大統領選に関する賭け市場全体では、すでに1億1,000万ユーロ(約204億円)以上が取引されている。

ポルトガルでは18日に大統領選が行われ即日開票。過半数を取得した候補がいなかったため、2月に決選投票が行われることになる。

分散型予測市場とは

ブロックチェーン技術を基盤に、未来の出来事(選挙、スポーツ、経済など)の結果をユーザーが暗号資産(仮想通貨)などを利用して予測・取引するプラットフォーム。

大統領選の市場では、結果公表前の数時間に400万ユーロ超が投じられ、「インサイダー取引」や利用者が選挙の出口調査結果を受けて賭けを行ったのではないかという疑念が浮上した。

ポルトガルの規制当局は、ポリマーケットの存在をごく最近認識し、その活動を違法と見なしているとして、次のように述べた。

ポリマーケットはポルトガルで賭けを提供するいかなる許可も有しておらず、国内法においては、国内外の政治的な出来事や事象に対する賭けの運営は認められていない。

当局は16日、ポリマーケットに対して48時間以内にポルトガルでの活動を終了するよう通知したが、19日時点でもサイトは稼働していた。当局は、ネットワーク事業者に対してポリマーケットへのインターネットアクセスを遮断するよう通知するとしている。

なお、米国によるベネズエラへの軍事攻撃とマドゥロ大統領拘束の直前に、ポリマーケットでは数時間前にマドゥロ大統領の失脚に大金を賭ける取引が行われていた。これは情報漏洩によるインサイダー取引ではないかと問題視されている。

関連:マドゥロ拘束前、ポリマーケットで約9900万円の疑惑取引=Lookonchain報告

米国の一部州でも禁止の動き

ポリマーケットは昨年11月、米商品先物取引委員会(CFTC)の承認を得て米国市場への復帰を果たしたが、米国の一部の州は禁止に動いている。

例えば、ネバダ州ゲーミング管理委員会はポリマーケットに対して民事訴訟を起こし、無認可賭博の提供を差し止めるための仮命令などを裁判所に求めているところだ。

テネシー州の当局もポリマーケットや、その競合であるカルシなどのスポーツ予測市場に対して閉鎖と賭け金の返金を命じた。

また、マサチューセッツ州のバリー・スミス判事は昨日、州規制当局がカルシのスポーツ関連予測市場の提供を禁止できるとの判決を下している。スミス氏は、根拠を次のように説明している。

2025年3月以前、カルシは広告で『全国初の合法スポーツ賭博プラットフォーム』と自称していた。現在、カルシは『取引に特化した規制取引所』であり、『投資は特定のイベントの結果に直接結びついている』と自称しているが、その契約の提供方法は、他のデジタルギャンブル体験と同様だ。

関連:予測市場ポリマーケットがダウ・ジョーンズと提携、ウォール街紙に予測市場データ掲載へ

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