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ビットコインとイーサリアムの現物ETF、21日に計10億ドル超の資金が純流出 要因は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ETFの市況

米国の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の現物ETFは21日、約7億ドル(約1,123億円)の資金が純流出した。

市場シェアが最も大きいブラックロックの「IBIT」から、約3.6億ドル(約565億円)と最も多くの資金が純流出。以下のグラフの通り、ビットコインの現物ETF全体の1日の純流出額としては、2025年11月21日以降で最大規模となった。

出典:SoSoValue

また、この日のイーサリアム(ETH)の現物ETFは、約3億ドル(約471億円)の資金が純流出。ビットコインと同期間に当てはめると、以下のグラフの通り、イーサリアムの現物ETFも1日の純流出額として最大規模となっている。

出典:SoSoValue

なお、同日はXRPとソラナ(SOL)の現物ETFは、他の日と比較して金額は大きくはないがどちらも純流入だった。

関連:ブラックロックの顧客、15日に計735億円分のビットコインとイーサリアムを購入 現物ETF投資で

アナリストの見方

21日の現物ETFの資金流出について、「BTC Markets」の仮想通貨アナリストのRachael Lucas氏は「The Block」に対し、典型的なリスク回避の動きのように感じるとコメントした。

Lucas氏は、マクロ環境が悪化したり、金利(日本長期債利回り等)が上昇したり、地政学リスクが高まったり、相場変動が突然大きくなったりすると、機関投資家は、市場全体よりも敏感に価格が動く資産を最初に売る傾向にあると説明している。

そして、今回の資金流出は構造的な弱さを示しているわけではなく、機関投資家が不確実性を理由にリスクを抑制しているだけであり、この資産クラスへの投資をやめたわけではないとの見方を示した。

他にもLucas氏は、1日の純流出額が大きかったことは重要だが、運用資産残高や過去の流入額が多いことも重要であり、今回の資金流出は長期的な買い集めのトレンドを覆すものではないと指摘している。

そして、過去にも同様の状況はあり、投資戦略の調整が行われているだけで、機関投資家の採用が覆るわけではないと主張した。

Lucas氏の見方の背景には、グリーンランドを巡る米国と欧州の動向や日本の長期金利上昇などがあるとみられる。

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