- リップル社がXRPLラボへ出資、ユースケースの拡大へ
- リップル社のVC部門「Xpring(スプリング)」は14日、中小企業を対象に、XRPの実用に特化した『XRPL』へ出資を行なったことを発表した。
リップル社がXRPLラボへ出資、ユースケースの拡大へ
リップル社のXRPユースケースVCインキュベーター「Xpring(スプリング)」の責任者を務めるVanessa Pestritto氏は14日、仮想通貨XRPの分散型台帳関連技術に特化した『XRPL』へ出資を行なったことを公式ブログで公表した。
XRPLの創設者兼主導開発者Wietse Wind氏は資金調達に成功したことについて、このように述べている。
Xpringから出資を受けたのは、夢が叶ったことだ。
開発資金が充実することにより、これから2年間、我々はXRPのレジャー、XRPLの開発コミュニティー、中小企業に向けたXRPのユースケースに関連するツールの開発に注力することができるようになる。
As you can imagine, this is a dream come true. We can now focus two years on building the best tools we can imagine to support the XRP ledger, the XRPL developer community and consumer / small business use cases.
— Wietse Wind (@WietseWind) 2019年2月13日
XpringのPestritto氏はXRPLの出資に際し、Xpringの事業目標などについて、このように言及した。
Xpringは、Interledgerプロトコル(金融機関向けの台帳システム)とXRPレジャーにおけるエコシステムの成長にフォーカスするため、我々が互換性のあるブロックチェーンとXRPの新たなユースケースに対するビジョンを持つ様々な開発者と連携することは非常に大切だ。
なお、XRPLへの出資の金額は現在明かされていない格好だ。
XRPL以外にも、以前はDharma とSecuritizeというXRP関連スタートアップが出資対象となり、XpringはXRPユースケースやXRPのエコシステムの普及、拡大に向けて、今後どのような企業へ出資を行うか注目されるだろう。
XRPレッジャーの最新バージョン
米時間13日、リップル社はXRPレジャーの最新版「1.2.0 」をリリースし、紹介を行なった。
今回の更新は、「マルチシグニチャー・リサーブ」の修正案を導入し、署名者リストの予備条件を削減し、さらには送金検閲を探知し、不完全な送金に警告する機能や、分散型取引所に向けたシステム提供コードの改善策を含めている。
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