- eToro、仮想通貨取引をアメリカで開始
- 世界最大規模のソーシャルトレード投資プラットフォームeToroは米時間7日、米国32州においてビットコインやイーサリアム、XRPなど、主要13仮想通貨銘柄の取引提供を開始することを発表した。
eToro、アメリカで仮想通貨の取引提供を開始
eToroは米7日、米国32州において仮想通貨の取引を提供することを発表した。
eToroは、世界中で株式や為替など1500以上の投資商品の取引を提供するソーシャルトレード投資プラットフォームだ。有名トレーダーのポートフォリオなどを参考にできる機能が搭載されている。
昨年5月に開催された大型仮想通貨カンファレンス「Consensus」が行われた際、eToroのCEOであるYani Assia氏は米国進出を表明していたが、ついに実現に至った。これまでは、同プラットフォームは2006年イギリスや欧州、オーストラリア、南アフリカなどを中心に事業を展開していたが、ついに既存顧客層も取り込める米国がサポート地域入りした。
通常は株式やコモディティ、そしてETFと仮想通貨など1500以上の投資対象からポートフォリオを組むことが可能だが、米国ではまず以下の仮想通貨銘柄から投資が可能となる。
(表示は時価総額ランキング順)
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- XRP(リップル)
- ライトコイン(LTC)
- イオス(EOS)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ステラ(XLM)
- カルダノ(ADA)
- IOTA
- ダッシュ(DASH)
- ネオ(NEO)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ゼットキャッシュ(ZEC)
世界中から1000万人以上の登録ユーザーを誇るeToroでは、約半数の40〜50%が仮想通貨を「アクティブにトレード」しているとCEOのAssia氏は言及した。
またeToroのアメリカ版プラットフォームでは、当初は仮想通貨のみが取引可能となるが、年内には追加の取引を提供していくとAssia氏は方針を表明しているほか、時価総額上位20の仮想通貨銘柄を全て提供していく予定であるとも海外メディアBreaker Magazineに対して語っている。
さらにユーザーは登録後、即座に投資やトレードを練習が可能な「バーチャル・ポートフォリオ」で活用できる100,000ドル分のバーチャル資金が配布されるキャンペーンを実施しており、試験的に投資運用を行いながら、有名トレーダーなどを参考に知識をつけていくことが可能となる。
また、独自の仮想通貨取引所eToroXを2019年内に発足していくことも明らかにした。
eToroが発足を試みるeToroXは仮想通貨だけではなく、仮想通貨以外の法定通貨やコモディティをトークン化して提供する予定だ。
CEOのAssia氏は上記の金融商品などを基にステーブルコインのようなトークンを発行し、それを直接仮想通貨と取引できる環境を目指していると述べている。
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