はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アラブ首長国連邦、仮想通貨のポジティブな規制へ銀行や規制当局との連携を強調

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アラブ首長国連邦、仮想通貨の前向き規制に向けた議論
アラブ首長国連邦銀行連盟(UBF)とアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM) は17日に仮想通貨・暗号資産がフィンテック業界にもたらす可能性と課題を議論するフォーラムを共同主催。同国における仮想通貨に前向きな姿勢が伺える内容となった。

アラブ首長国連邦、仮想通貨やブロックチェーンの規制策定に前向きな姿勢

アラブ首長国連邦銀行連盟(UBF)とUAE(アラブ首長国連邦)の国際金融サービスセンターであるアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM) は17日、金融業界において仮想通貨や暗号資産がもたらす可能性や課題などを議論する合同フォーラムが開催された

同イベントでは仮想通貨や暗号資産を主に、ビッグデータや機械学習など新技術がどのように金融業界で活用できるかなどに関して議論が交わされた。

また仮想通貨事業を運営する市場参加者をサポートするために金融規制当局と銀行側が連携して規制リスクの抑制に向けて動きことの重要性なども語られている。

このように急速に変化する市場ダイナミックスは銀行などの金融機関は金融規制当局と連携して、仮想通貨などの新興市場を注意深く監視してデジタルな環境でも信頼性を保つ金融サービスの継続のために尽力していく必要がある課題を明らかにした。

アラブ首長国連邦銀行連盟の総裁であるAbdulAziz Al-Ghurair氏は以下のようにコメントを残している。

UBFはUAEの金融サービス業界を大きく揺るがしているイノベーションをサポートしている。

我々は業界の発展やシームレスな変化が起こるためには連携が重要だと思う。

仮想通貨や暗号資産などの新たなフィンテック技術の正しい発展を促進する枠組みや規制はカギである。

国際ファイナンスのハブとなるビジョンの実現には業界の最新動向に敏感でなければならない。 堅牢な金融市場環境を確約するためには投資家保護と市場の一体性をいかに保つかが必要不可欠だ。

同イベントを共同主催したADGMの金融サービス規制機関のCEOであるRichard Teng氏は以下のように言及した。

このイベントは新たなフィンテック技術を市場に紹介するために必要な信頼とコミットメントを築くためには規制当局と金融機関が連携していくことが重要であることを強調した。

アラブ首長国連邦の仮想通貨関連の動向

中東における大国であるアラブ首長国連邦は仮想通貨に対して積極的な姿勢が見られている。

世界有数の金融都市として近年浮上している大都市ドバイを首都として掲げるアラブ首長国連邦政府は昨年4月に「ブロックチェーン・ストラテジー2021」を発表し、ブロックチェーンを活用したイノベーションに対して前向きな対応を公表していた。

同政策は2年後の2021年までに連邦政府のプロセス50%相当をブロックチェーン上に移行することを掲げている。

またドバイの皇太子は同都市を世界標準の10年先を行くための計画として「Dubai 10x計画」を公表しており、計画の一部にはドバイ交通管理局が車両の管理をブロックチェーンで行う、などの項目が挙げられていた。

そのほかにも国際金融センターであるADGMは2月中旬、リップル社の創業者であるクリス・ラーセン氏を招致し会談を行なっていたことをツイッター上で明らかにしており、注目を集めていた。

また昨年10月にはネム財団がUAEの地方自治開発省(MOCD)と協力協定を締結していたことが発表されており、いずれもアラブ首長国連邦の仮想通貨という新たな技術を前向きに捉えている姿勢が伺える。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」のオーナー企業が仮想通貨ICOを計画
世界一の高さを誇るブルジュ・ハリファを保有するエマール・グループはICOを行う計画を発表した。同グループのすべての施設で使うようになる計画としている。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦の中央銀行:銀行間取引のための仮想通貨を共同開発
アラブ首長国連邦とサウジアラビアは、両国間の金融取引を円滑に行うため、デジタル通貨の開発作業を開始した。成功した場合、中東6か国からなる湾岸協力理事会レベルにも協力を促すことになる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧