はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨市場の時価総額が20兆円復帰、5ヶ月ぶりの水準|ビットコイン市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコインやアルトコインは引き続き堅調に推移、大底圏の12兆円から大幅回復した。短期的な急落リスクはあるものの、1年以上続いた”Crypto Winter”から脱却したことで、センチメントは強気に傾いている。

金融市場と仮想通貨

本日の東京株式市場は、前営業比45円安の21,761円に。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、BTCの堅調な推移を背景に、コインチェックの親会社であるマネックス(8698)が4.7%高で400円台に復帰したほか、国内大手取引所を運営するBITPointの親会社リミックス(3825)が、8.49%の大幅上昇となった。

3月に金融庁の認可を受け、資金決済法に基づく仮想通貨交換業の登録業者となった楽天ウォレット(楽天グループ)が、15日から、新規口座開設の申し込み受け付けを始めることも、関連セクターに追い風となっている。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

なお、株式投資情報サイト「みんなの株式」における株の人気セクターランキングにおいて、「仮想通貨」が10位にランクインした。

1位は「5G」、2位は「セルフレジ」の関連銘柄となっている。

ビットコインテクニカル分析

BTCは、依然として高値圏で揉み合うなど、強気目線が大勢を占めている。

相場には、「押し目待ちに押し目なし」という格言があるが、現時点では、ほとんど押し目を作らずに底値を切上げる過熱相場の渦中にある。押し目とは、上昇局面にある相場の一時的な下落を狙った指値などの買いを指す用語だが、急騰後には、52.5付近にある200MAのサポートラインすらまともに試しておらず、買い意欲の旺盛さを物語っている。

60万円などの厚めのレジスタンスで叩き落とされても、売りが追従せず、下髭付けて急反発を繰り返すなど、ショートポジションの時間軸の短さも伺える。

60万円付近の売りが入りやすい上値抵抗線を抜け切れば、青四角ゾーン(5,500ドル:62〜64万円)、あるいは紫ゾーン(6,000ドル:66〜67万円)を目指した一段高も視野に入りそうだ。この辺りは、下からの利確売りも出やすい水準であるが、今後数ヶ月で2018年の最重要ラインである「6,000ドル」を超えて定着するようなことがあれば、完全にトレンド転換したと言って良いだろう。

短期的には、日足のRSIが88、bf乖離率が+2.5%まで進行していることで、「買われ過ぎのシグナル」も点灯しているため、外出時や就寝時など相場から離れる際は、ポジション調整した上、必ず逆指値を入れるなど、急落リスクもあるので十分注意を払いたい。ただ、週足で確認すると、RSI60%以下と中期的にはそれほどの過熱感はなさそうだ。

また、bitFlyerのプラス乖離も、中・長期的な上昇相場ではSFD水準が再び常態化する可能性もあり、下げ相場で定着していたマイナス乖離からの変化は、特に国内における市場心理とトレンド転換の節目を示唆している。

今後の展望など詳しい相場観については、コインポスト所属ライター「クリプトキツネ」の市況分析を参考にどうぞ。

中期的な「上昇トレンド」継続のビットコイン、長期トレンドの転換に挑む|仮想通貨市況(クリプトキツネ)
中期的な上昇トレンドを貫いてきたビットコインは、4月2日に9万円強幅の暴騰を記録し、約130日ぶりの50万円台を推移している。4時間足レベルのMACDダイバージェンスが観測される中、長期的な下降トレンドに終止符を打てるのか?

仮想通貨市場の時価総額が5ヶ月ぶりの高水準

また、仮想通貨市場の上昇傾向が功を奏して、仮想通貨市場全体の時価総額は、昨年11月以来となる1840億ドル(20.5兆円)台に達した。

仮想通貨市場全体の時価総額は2018年1月11日、現在の約4倍に当たる7680億ドル(85.6兆円)だったが、その後下落相場に突入、11月にはビットコインキャッシュのチェーン分岐に関するハッシュウォーの影響で大暴落。12月19日に仮想通貨市場の時価総額は、最安値の1100億ドル(12.2兆円)を付けていた。

その後、バイナンスコインを筆頭に徐々に雪解けの兆しを見せ、2月上旬から回復基調にあった。

あるベテランアナリストは過去のチャートパターンから強気予想

CCNの報道によれば、40年以上のトレード経験を持つベテランアナリストPeter Brandt氏は、ビットコイン価格が2~3年で5万ドル(550万円)水準まで上昇する可能性があると指摘する。

同氏は、その根拠として、ビットコインの価格推移における、とあるパターンを挙げた。

それは、2013年から2015年、そして2017年から2018年にかけて起きた、価格の急騰と急落を示すチャートの共通点だ。

2013年12月にビットコインは、約1100ドルと当時で史上最高価格をつける。しかしその後、同月の中国政府による金融機関のビットコイン取り扱い禁止の発表や、2014年2月のMt.Goxの閉鎖などを経て、2015年には約200ドルと80%に及ぶ下落を記録した。

200ドルで価格は底を打ち、その後はおよそ3年に渡る上昇トレンドへ。同氏によると、以下のチャートが示すように、トレンド転換までに10回の価格の上下があるとする。

出典:Twitter

同氏の見解によれば、直近の200万ドルの史上最高価格をつけた2017年12月から現在においても同様であるとして、10回目の価格の上下を終え、これからは強気相場に突入、長期的な目線では5万ドルを超える可能性もあるとしている。

▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPostの関連記事

仮想通貨流出リスク対応、顧客の返還請求権を『優先弁済対象』へ|金融庁に内閣府副大臣ら出席
弁済原資となる同種・同量以上のビットコインなど仮想通貨の保持、顧客の仮想通貨返還請求権を優先弁済対象とする提言が確認されたほか、国内レバレッジ規制による海外取引所利用についても言及された。
イーサリアムとXRP(リップル)のロング比率が90%に、仮想通貨市場で買い目線拡大
仮想通貨市場で堅調な推移が続く中で、上目線を見るポジション数が直近で大幅に増加していることがわかった。BitfinexのデータではXRPとETHのロングポジション数が90%に達した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
19:06
『日本から世界の中で注目されるものを』平デジタル大臣、Web3規制よりも成長重視の方針示す|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
平将明デジタル大臣が22日、WebX大阪で暗号資産の譲渡所得課税問題について「資金決済法から金商法への転換で分離課税20%を実現」と発表。年末の税制大綱で方針決定し、来年の通常国会で法案提出予定。円建てステーブルコインの本格普及やWeb3・AI分野での日本独自路線についても言及した。
19:00
Bakkt・堀田丸正(8105)のビットコイン戦略とは?「bitcoin.jp」への転換を解説
2025年8月、米仮想通貨企業Bakktが堀田丸正の筆頭株主に。10億ドル調達戦略の第一歩として日本進出を果たし、社名をbitcoin.jpに変更予定。株価は19日時点で10倍に急騰。ビットコイン財務戦略の詳細を解説。
15:36
リミックスポイント、マイニング事業者向け電力小売プラン開発へ
リミックスポイントがマイニング事業者向けの電力小売プラン開発に着手。暗号資産価格連動プランや再エネ活用など革新的なサービスを2026年開始予定。207億円のBTC保有企業が業界初参入。
15:07
日本のステーブルコイン市場、規制環境と事業機会を議論|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
三井住友FG磯和氏、Progmat齊藤氏、Circle榊原氏がステーブルコインの現状と展望を討論。100万円制限の課題、企業向けCMSでの活用、AIとの連携など、日本市場での実装に向けた戦略を議論。
13:55
SBIVCトレードと三井住友銀行、ステーブルコイン流通で提携 セキュリティトークン決済効率化も推進
SBIVCトレードと三井住友銀行がステーブルコインの健全な流通に向けた基本合意を締結。別の発表では大和証券やSBI証券などがセキュリティトークンのDvP決済実証プロジェクトを開始。
13:51
SBI北尾会長が語る、次世代金融とSBIエコシステムの未来|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
SBI Holdings北尾会長がWebX大阪で次世代金融の包括的ビジョンを発表。Web3.0による「第二次経済民主化」の実現に向け、RLUSD取り扱い開始、SMBCとの円ステーブルコイン開発、シンガポール新会社設立を明かした。さらに金融×メディア×AI融合によるSBIエコシステム拡大戦略を詳報。日本の規制課題と市場拡大の可能性も言及した。
13:47
SBI VCトレードとリップル「RLUSD」発行合意 年内ステーブルコイン流通目指す
SBI VCトレードとRippleが基本合意し、日本で米ドル建ステーブルコイン「RLUSD」を発行へ。2025年度内の取扱い開始を目指す。
13:20
三井住友銀行・電算システム・アバラボ、円ステーブルコイン共同検討
電算システムHD子会社が三井住友銀行・アバラボとステーブルコイン共同検討の基本合意書を締結。国民民主党玉木代表もJPYC登録を受け政策支援表明で円ステーブルコイン実用化加速。
12:50
「ビットコインは100ドルまで下落」予想のハーバード大経済学者、想定外の誤り認める
ハーバード大のロゴフ教授が2018年のビットコイン100ドル予想の誤りを認めた。一方で、仮想通貨への否定的な見解を維持し、想定外だった点を列挙した。
12:16
SBIホールディングスとStartale Groupが戦略的合弁会社設立を発表
SBIホールディングスとStartale Groupが戦略的合弁会社設立を発表した。トークン化株式とRWAを対象とした24時間365日稼働のブロックチェーン取引プラットフォームを共同開発し、グローバル金融の変革を牽引する。
11:50
金融庁、暗号資産の税制見直し要望へ 分離課税導入とETF組成促進ー報道
金融庁が2026年度税制改正で暗号資産の分離課税導入を要望することが判明。現行の最大55%から20%へ税率引き下げ、ビットコインETF組成を促進する税制整備も盛り込む。業界団体は損失繰越控除など幅広い改正を要望中。日本の暗号資産市場活性化に向けた重要な転換点となるか注目。
11:45
『大阪をアジアの金融ハブに』吉村府知事とSBI北尾会長が語る、次世代金融都市構想||WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
WebX2025で実現した独占対談。大阪府吉村洋文知事とSBIホールディングス北尾吉孝会長が、大阪国際金融都市構想の進捗と今後の展望を語る。3年間で海外金融機関27社誘致、650社のスタートアップ創出など具体的成果から、ODXでのトークン化戦略、ステーブルコイン決済導入、副首都構想による東京一極集中脱却まで、日本の金融DX戦略の全貌を解説。
10:55
シンガポール大手銀DBS、イーサリアム上で仕組債をトークン化へ
シンガポール大手銀DBSは、仮想通貨イーサリアムのパブリックブロックチェーン上で仕組債をトークン化すると発表。サードパーティのプラットフォームで自社以外の顧客に提供する。
10:35
米司法省高官「悪意なくコードを書くことは犯罪ではない」 トルネードキャッシュ有罪判決後に
米司法省が分散型ソフトウェア開発者に対する無認可送金での訴追停止を表明した。8月初め、仮想通貨ミキサー「トルネードキャッシュ」創設者に有罪判決が出たところだ。
10:30
仮想通貨テゾス(XTZ)の買い方・将来性を徹底解説
テゾス(XTZ)の特徴、将来性、国内取引所での購入方法を分かりやすく解説。年利3%のステーキング報酬、スマートコントラクトの数学的検証、RWA分野での採用事例、注目のTezos Xプロジェクトまで、投資前に知っておきたい情報を網羅的にご紹介します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧