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「機関投資家と仮想通貨」感心は確実に増加も、情報は全く浸透していない|ナスダック提供番組

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

機関投資家が仮想通貨に投資する理由
ナスダックの企業番組内で、機関投資家を対象としたイベントを通して機関投資家の仮想通貨の感心が確実に上がっているとの発言がみられた。一方で大半に情報が伝わっておらず、今後の拡大余地が大きくある点が示された。

機関投資家から高まる需要、金融市場のリスクヘッジに有用か

世界的な証券取引所であるナスダックが放映する企業紹介番組「Trade Talks」にて、機関投資家から仮想通貨に対する関心が確実に増加しているとの発言があった。機関投資家向けに仮想通貨の資産運用などのサービスを提供する米仮想通貨企業Arca社CEOとの対話での一幕だ。

これは、先日にArca社が行なった機関投資家を対象としてイベントでわかった事実だという。総額1兆ドルを管理する120社以上のファミリーオフィスなど機関投資家がイベントに参加、仮想通貨に対して高い興味を示した。またイベントに参加した大半の機関が初めて仮想通貨について説明を受けたと語ったという。感心こそ高かったものの、仮想通貨に関する知識や情報は未だ浸透していない状況にあることがわかる。

仮想通貨に興味を持つ理由

Arca社のCEOであるRayne Steinberg氏は、機関投資家からの仮想通貨に対する関心が高まってる要因としてカストディなどの機関投資家向けサービスの整備や進歩があると話す。

投資ファンドの大前提として「顧客資産を蒸発させないこと(投資で溶かすこと)」があるが、仮想通貨を保有する上で一般的な金融商品である株式とは違うリスクが存在する。そのようなリスクを回避、または削減して機関投資家に安心を与える上でカストディサービスが鍵を握ると考えており、フィデリティなど大手企業が業界で実際に動き出していることが関心を高めている具体的な要因であるとSteignberg氏は説明した。

また仮想通貨への投資は「株や債券と違い、一般的な金融市場そのものに対するリスクヘッジ」として機能する部分も魅力の一つであると述べた。

初の仮想通貨であるビットコインはそもそも2008年の金融危機やリーマンショック後に誕生した経緯もあり、銀行や中央銀行が管理する金融市場に対するアンチテーゼとしての側面も有している。

そのため、機関投資家の中には「金融市場から全く別のものである可能性が高い」仮想通貨は万が一の金融危機などが起きた際に良いヘッジとなるとの見方も散見されている。

Arcaは、機関投資家を対象にヘッジファンドや資産管理、また米国の国債をトークン化したステーブルコインなどを提供している企業だ。

また本日、世界を代表するハーバード大学の大学基金が仮想通貨を購入していたことがわかった。これまでには仮想通貨に関わるファンドや企業への投資が機関投資家と仮想通貨の主軸にあったが、規制準拠の動きに伴い、通貨への投資にも動いてくるなど温度感にも変化が見られている。

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