はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

カナダ大手金融会社、4年周期を根拠にビットコイン価格の20,000ドル到達を予想

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインが2021年までに20,000ドルに達すると予想
カナダ・トロントを拠点にする国際的な金融会社Canaccord Genuityがビットコインの価格を予想。その根拠についてレポートを発表した。

ビットコイン価格の20,000ドル到達を予想

カナダの主要都市トロントを拠点にする国際金融会社Canaccord Genuityグループが、ビットコインの価格は2021年までに20,000ドルまで上昇すると予想した。

同社のレポートによれば、ビットコインの価格は、2011〜2015年、2015〜2019年と4年周期で変動を見せているという。

以下、いくつかポイントを挙げて予想を掘り下げていく。

  • マイニング報酬のスケジュールの影響
  • 同レポートによると、ビットコインの価格はマイニング報酬のスケジュールの影響を受けるという。210,000ブロックごとに報酬が半減するビットコインはその半減期が上昇相場の引き金になっている。

    半減期がビットコインの値動きと連動しているようには見えるが、同社はこれはあくまで過去のパターンであり、信頼できる分析というわけではないと注意も促している。仮に同じトレンドを繰り返すのであれば、2021年3月に過去最高額の20,000ドルに達するとの見解だ。

    なお、ビットコインの次の半減期は、ブロック数から逆算した場合、2020年5月23日に次回半減期が予定されており、12.5BTCから6.25BTCに減額が行われる。過去のケースでは、50BTCから25BTCに減少した2012年の11月末に価格が上昇に転じ、キプロス危機でのビットコイン需要拡大などを受け、4ヶ月で10倍以上と大きく高騰したこともある。

  • 規制強化の影響
  • Canaccord Genuity社のマイケル・グラハム氏は2018年に、規制強化はデジタル資産の価格にマイナスの影響を与えると発言した。それによって仮想通貨の値段を決めるのがより難しくなるというのがその理由だ。たしかに、規制の影響は日本だけではなく、世界的に考えていく必要がある。ハッキングなどセキュリティの問題も含め、こういった課題をクリアしていくことは非常に重要である。

  • 新規マネーの流入
  • ハイパーインフレによる自国通貨不安を抱えるベネズエラや、先進国最大のインフレ率となったアルゼンチンでのビットコイン需要の高まりを例にあげて、国際的に仮想通貨の普及が広がっていることも価格上昇の根拠としてあげている。また、ずっと言われているように機関投資家の興味を引けるかにも注目している。

上記レポートには取引量など、他にも価格上昇を予想する根拠となる情報が記されている。最近明るい兆しも見えてきた仮想通貨業界だが、バイナンスのハッキングなどマイナスな影響を与えるような大きな問題も起きている。マイニングの半減期など、Canaccord Genuityグループ社の予想通り上昇を続けていくのか、何か問題が起きるなどして下落に転じるのか注意していきたい。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧