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株式市場、仮想通貨市場が相互に学ぶ必要がある点とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ミレニアム世代からの投資が多い仮想通貨市場。高齢層からの投資が多い株式市場
仮想通貨市場は参入障壁が低く、少額、大幅リターンを見込める点が若年層からも投資しやすくなっています。
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株式市場が仮想通貨市場から学べること

価格変動が株式投資に比べて激しい仮想通貨市場、まだまだ将来性もあり、リスクも多い市場ですが、株式市場が仮想通貨市場から学べる点として投資年齢層の違いがあります。

ミレニアム世代が夢中になる仮想通貨市場

CoinPostのtwitterフォロワーさんへ向けた仮想通貨投資年齢層は以下のようになりました。

日本証券業協会 の株式投資家の調査によると、個人投資家の年齢層は以下のようになっています。

  • 20~30代-8%
  • 40代-16%
  • 50代-20%
  • 60歳以上-56%

これを見てもわかるように株式市場に比べ仮想通貨市場はミレニアム世代からの投資がとても多くなっていることがわかります。

考えられる原因としては、少額から始められる点や参入障壁が低い点、また、大きなリターンがもらえる点などが考えられます。実際に世界各国から少額から初めて半年ほどで億万長者になっている方々もたくさんいて、こうした背景が若者を魅了させる要因の一つなのでしょう。

そう考えた場合、株式市場は高齢層だけでなく、若年層も株式投資に参入しやすい環境整理や、少額からの投資ができる新しい対策を打つ必要があるのかもしれません。株式市場が学ぶべき点としては若年層からの投資機会の創出となるでしょう。

仮想通貨市場が株式市場から学べること

仮想通貨市場はまだまだ発展途上で株式投資市場から学べることが多数あるでしょう。

仮想通貨市場はビットコインに縛られている

株式市場では様々なプロジェクトを行う企業があり、一つの企業が他の全ての企業の価格に影響するような状況は起きません。

しかし、仮想通貨市場ではほとんどのアルトコインがビットコインに縛られているため、ビットコイン価格が大きく上昇した場合、アルトコイン全体の価格は下落傾向になります。

また、ビットコイン価格が下落した場合、ビットコインに流れていたお金が、アルトコインに流れてくるのでアルトコイン価格が全体的に上昇傾向となります。

この傾向を見る限り、仮想通貨市場はビットコインの価格変動が大きく影響していることがわかります。つまり、株式市場は仮想通貨に比べはるかに安定し、様々な分野の企業に投資できるという面で投資対象としてリスクが低いと言えます。

株式市場から仮想通貨市場が学ぶべき点は、より多くの仮想通貨プラットフォームを増やしたり、ビットコインに変わるだけの大きなアルトコイン通貨の存在でしょう。

欠如した仮想通貨市場教育

投資の神様と言われる ウォレン・バフェット氏 の投資のアドバイスとして「知らないものには投資をするな」というシンプルかつまさに正論な言葉があります。

ビットコインは9年という歴史がありますが、実際に日本で注目を集めた年は今年2017年です。2017年になりようやく世間に知れ渡った仮想通貨ですが、まだまだ仮想通貨を取引してる人でさえ、仮想通貨市場の知識を話せる人はごくわずかとなっているのが現状です。

仮想通貨が株式市場から学ぶべき点は教育でしょう。今後更にメディアやブロガーにより仮想通貨情報が取り上げられると、人々の理解、知識が広がり市場拡大に繋がるでしょう。

What Crypto and Traditional Markets Can Learn From Each Other

November, 5 2017 Dariusz

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

仮想通貨の教育の面に関して言及すると、株式市場に比べて、仮想通貨はあまりにも各通貨の情報が少ないのが現状です。バフェット氏が言及する通り、投資に関しては知識が伴った投資が必要であることは間違いありません。

また最近、仮想通貨市場を騒がせているCMEのビットコイン先物取引や、ビットコインETFは、仮想通貨としてだけでなく、新たな資本の形として魅力的であるビットコインを、歴史ある株式市場で法の元、取引することを可能にするものとして、注目されています。このように今後仮想通貨と株式市場の新たな形は、相互に良い作用を与え発展していく環境ができていくと言えるでしょう。

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